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横田めぐみさん=拉致当時(13)=の夫であることがほぼ確実となった韓国人拉致被害者、金英男さん=同(16)。北朝鮮側は当初から夫の氏名を「キム・チョルジュン」と説明し、一昨年11月の日朝実務者協議では、日本政府調査団の前に「キム・チョルジュン」を名乗る人物が姿を見せた。めぐみさんの偽遺骨を手渡してきた人物だ。調査団と面会した人物は本物だったのか。依然、謎が残る。
調査団は「夫」と面会した際、本人確認のため血液や毛髪の提出、写真撮影などを要請したが、「特殊(工作)機関に所属している」ことを理由に拒否した。
北朝鮮側の説明では、精神的に不安定だっためぐみさんは1993年春ごろから入退院を繰り返し、94年4月に入院先の病院で「自殺」。「夫」はそれから2年半後、めぐみさんの遺骨を掘り返し、火葬した上で、骨つぼに保管していたという。こうした「奇行」への説明は「身近なところに置いておきたかったから」。
めぐみさん夫妻と一時期同じ集落で生活し、その後帰国した拉致被害者らの証言では、93年春ごろからめぐみさんと夫は不仲になり別居。その約1年後に別れたという。夫はその後、別の女性と再婚し、めぐみさんの娘であるキム・ヘギョンさん(18)の異母弟にあたるチョルボンという男の子をもうけた。
調査団と面会した「夫」が本物かどうかは定かではないが、不仲で別れた元妻の遺骨を大切に保管していたという行為は、北朝鮮側の作ったストーリーを演じた感はぬぐえない。
また、帰国した蓮池薫さん(48)らは、夫はめぐみさんが日本語を教えていた工作員で、「キム・チョルジュン」ではなく、「キム・ヨンス」と名乗っていたと証言しており、北朝鮮側の説明と食い違う。
「特殊機関に所属」という以外に詳細は分からない謎の人物。日本のメディアのインタビューに応じたヘギョンさんによれば、夫は「ルンラ」という会社の社員。だが、どんな仕事をしているかは「知らない」という。
韓国情報当局筋によれば、故金日成主席と金正日総書記の身の回りの物品や食料品などを調達する主席宮経理部が外国貿易する際に使うダミー会社が「ルンラ888貿易会社」。宮崎県日向市の港で平成9年4月、北朝鮮の貨物船「チ・ソン2号」から覚醒(かくせい)剤計約70キロが押収される事件があり、この覚醒剤の密輸を請け負ったのも「ルンラ」だった。金英男さんも拉致された後、工作員として何らかの活動させられていた可能性が強い。
夫は「朝鮮中央放送の日本語放送室にいた」との情報もある。外国語放送は工作機関が担当。夫は流ちょうに日本語を話すという。
(04/11 18:06)
Sankei Web 社会 謎多い「夫」 調査団面会の人物は?(04/11 18:06) 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさん(失跡当時13歳)に、娘のキム・ヘギョンさん(18)のほかに息子がいる可能性が12日、浮上した。13日発売の「週刊文春」4月20日号が「横田めぐみさん『もう一人の息子』」と題し、報じた。拉致被害者の支援団体「救う会」の平田隆太郎事務局長はこの日、スポーツ報知の取材に「そのような話は聞いていない。その情報がどこから出てきたのかにもよって、信ぴょう性が変わってくる」と慎重な姿勢を崩さなかった。
めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者だったことに続き、北朝鮮側のうそを暴き、めぐみさん生存の可能性をさらに高める新情報が出てきた。
「週刊文春」によると、日本政府のDNA鑑定の結果、めぐみさんの夫である可能性が高いとされた韓国人拉致被害者・金英男さん(失跡当時16歳)の姉・金英子さんが「1992年に国家安全企画部(現・国家情報院)の対共担当刑事がソウルから訪ねてきて、『あなたの弟は北朝鮮で工作員を教育する教官だ。北朝鮮で結婚して息子1人、娘1人と一緒に暮らしている』と言った」と証言したという。
これが事実なら、北朝鮮側は、めぐみさんにヘギョンさん以外にも息子がいるという重大な事実を、現在まで隠ぺいしていたことになる。さらに、偽物の遺骨が提出されるなど、ただでさえ信ぴょう性が低い「めぐみさんは94年4月に自殺した」との主張も大きく揺らぎ、めぐみさん生存説を高めることになる。
「救う会」の平田事務局長はこの日、「そのような話は聞いていない。めぐみさんの夫が、再婚相手との間にもうけた弟の存在と、情報が混合しているのではないか」と情報の信ぴょう性に疑問を示した。
一方で「今回のDNA鑑定の結果、『韓国で5人が拉致された』とする脱北者の証言が当たっていたことも分かった。この情報が、その脱北者から出てきたものだとすれば、話は変わってくる」とし、“めぐみさん2児の母”情報の出どころに大きな興味を見せた。
(2006年04月13日06時00分 スポーツ報知)
めぐみさんに息子?:社会:スポーツ報知 政府は横田めぐみさんの夫が韓国の拉致被害者、キム・ヨンナムさんである可能性が高まったことを受け、独自の鑑定を希望する韓国政府に対し、DNA鑑定に必要な資料を提供しました。
政府が11日夜に大使館を通じて韓国政府に提供したのはDNA鑑定を行う際に必要となる横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんの血液です。また、DNA鑑定を行った日本の2つの大学が作成した「鑑定書」も12日に韓国側に提供しました。
これは韓国側がかねてから日本政府に求めていたもので、韓国政府は横田さんの夫である可能性が高まった韓国人拉致被害者、キム・ヨンナムさんの家族から血液や毛髪など生体資料の提供を受け、独自の鑑定を行うとしています。
外務省の鹿取報道官は、日本の鑑定は科学的に極めて精緻に実施されたもので、韓国政府の鑑定結果が日本側と本質的に異なることは想定していないとした上で、韓国側のDNA鑑定結果が出次第、拉致問題をめぐる日韓両政府の具体的な協力体制を構築する方針を示しました。
韓国では日本と同様、北朝鮮に拉致された疑いのある人が数多くいますが、北朝鮮との対話を重視するノ・ムヒョン政権はこれまで南北の関係改善が問題解決の近道として、拉致問題への取り組みは消極的で、日韓両政府の姿勢には大きな温度差がありました。
しかし、めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者である可能性が強まったことから、韓国国内でもこれまで以上に被害者救出を求める声が強まることが予想され、政府関係者は韓国政府の対応によっては拉致問題が新たな局面に入るものと期待しています。(12日18:46)
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