韓国政府にDNA鑑定用の資料を提供 | trycomp2のブログ

韓国政府にDNA鑑定用の資料を提供

 政府は横田めぐみさんの夫が韓国の拉致被害者、キム・ヨンナムさんである可能性が高まったことを受け、独自の鑑定を希望する韓国政府に対し、DNA鑑定に必要な資料を提供しました。

 政府が11日夜に大使館を通じて韓国政府に提供したのはDNA鑑定を行う際に必要となる横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんの血液です。また、DNA鑑定を行った日本の2つの大学が作成した「鑑定書」も12日に韓国側に提供しました。

 これは韓国側がかねてから日本政府に求めていたもので、韓国政府は横田さんの夫である可能性が高まった韓国人拉致被害者、キム・ヨンナムさんの家族から血液や毛髪など生体資料の提供を受け、独自の鑑定を行うとしています。

 外務省の鹿取報道官は、日本の鑑定は科学的に極めて精緻に実施されたもので、韓国政府の鑑定結果が日本側と本質的に異なることは想定していないとした上で、韓国側のDNA鑑定結果が出次第、拉致問題をめぐる日韓両政府の具体的な協力体制を構築する方針を示しました。

 韓国では日本と同様、北朝鮮に拉致された疑いのある人が数多くいますが、北朝鮮との対話を重視するノ・ムヒョン政権はこれまで南北の関係改善が問題解決の近道として、拉致問題への取り組みは消極的で、日韓両政府の姿勢には大きな温度差がありました。

 しかし、めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者である可能性が強まったことから、韓国国内でもこれまで以上に被害者救出を求める声が強まることが予想され、政府関係者は韓国政府の対応によっては拉致問題が新たな局面に入るものと期待しています。(12日18:46)
TBS News-i