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6カ国協議:再開を前に、ヒル次官補と佐々江局長が会談

 北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議で米国の首席代表を務めるヒル国務次官補が6日、麻生太郎外相や同協議日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長ら政府・与党幹部と相次いで会談し、8日に再開する同協議への対応を協議した。日本側は、北朝鮮へのエネルギー支援などの「見返り」について、拉致問題の進展がなければ支援には「限界」があるとの立場を説明。ヒル次官補は拉致問題解決への協力姿勢を示した。

 一連の会談では、再開後の6カ国協議で北朝鮮が核廃棄に向けた具体的な措置を示すことが重要との認識で一致。拉致問題解決に向け、日米両国が緊密に連携することでも一致した。

 麻生外相は「見返り」について「拉致問題などの解決に向け北朝鮮が誠意ある対応を示していない現状では、日本が行える措置には限界がある」と説明した。

 またヒル次官補は、自民党の中川昭一政調会長との会談で「北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れ、核計画をやめても、そのことで米国が単独で制裁を解除することはない」との考えを示した。中川氏が記者団に語った。

 ヒル次官補は記者団に対し、8日に北京で再開する6カ国協議で、北朝鮮に対する経済・エネルギー支援問題が議論されるとの見通しを示した。同協議で北朝鮮首席代表を務める金桂寛外務次官は、訪朝した元米政府当局者に対し年間50万トン以上の重油供給を求める意向を伝えているが、ヒル次官補は「北朝鮮側と細部を話し合ったことはない」と述べた。【大前仁】

6カ国協議:再開を前に、ヒル次官補と佐々江局長が会談-その他:MSN毎日インタラクティブ

ヒル次官補「対北朝鮮支援も議題に」

 「エネルギー支援と経済支援については、今まで北朝鮮側とは話し合っていません。ただ、今度の6か国協議では十分議題になりうると思います」(米国務省・ヒル国務次官補)

 ヒル次官補はこのように述べ、今回の協議では北朝鮮に対するエネルギー支援や、経済支援などが話し合われるという見通しを示しました。

 日本側は、核問題が進展して拉致問題を抱える日本だけが取り残されないよう改めてアメリカの協力を求めましたが、ヒル次官補は「拉致問題に対し、アメリカは何ができるか」との記者団の問いには答えず、両国の姿勢に微妙な違いがあることを垣間見せました。(06日17:49)

「6カ国」へ対処方針指示=北は具体的行動を-安倍首相

 安倍晋三首相は6日夜、麻生太郎外相と6カ国協議首席代表を務める佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長を首相官邸に呼び、8日に北京で再開される同協議に向けた対処方針を指示した。この後、首相は記者団に対し「北朝鮮が核の廃棄に向けて具体的な行動を取るよう促していかなければならない」と指摘するとともに、「拉致問題の解決も目指さなければならない」と強調した。
 政府は同協議で米国などと連携し、寧辺の核施設の稼働停止や国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れ、北朝鮮国内の全核施設・核計画の自己申告など非核化に向けた初期段階の実行を迫る。一方、拉致問題で進展の見通しがなければエネルギー支援などの「見返り」には応じない厳しい姿勢で臨む。 

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 「6カ国」へ対処方針指示=北は具体的行動を-安倍首相