米有識者 東アジア外交で提言
アメリカのアーミテージ元国務副長官ら日米関係に携わる有識者のグループは、東アジア地域の安定のためには日本とアメリカに中国を加えた3か国の関係を強化することが不可欠だとする報告書をまとめ、今後のアメリカの外交政策に影響を与えるものとして注目されそうです。
この報告書は、アメリカのアーミテージ元国務副長官やナイ元国防次官補ら日米関係にかかわってきた超党派の有識者がまとめたもので、日本時間の17日に公表されることになっています。NHKが入手した報告書では、この7年間で日米同盟が強化されたことを高く評価する一方で、中国が急速な経済発展を遂げて影響力を増していると指摘しています。そのうえで、今後の東アジア地域の安定のためには、日本、アメリカの2国間の関係の強化だけでは不十分であり、中国も加えた3か国の関係を強化すべきだと提言する内容となっています。このグループは7年前にも日米同盟の強化を柱とした提言をまとめており、その報告書は、その後、ブッシュ政権のアジア外交政策の重要な指針となってきました。また、アーミテージ元国務副長官は、ブッシュ政権を離れてからも、そのアジア政策に大きな影響力を持っており、続編にあたる今回の報告書も、今後のアメリカのアジア外交に影響を与えるものとして注目されそうです。
NHKニュース
中国外相 拉致解決向け協力へ
日本を訪れている中国の李肇星外相は、16日夜、麻生外務大臣と会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の中に設置された日朝の作業部会で拉致問題の解決が図られるよう、側面から協力していく考えを示しました。
李肇星外相は、ことし4月に予定されている温家宝首相の来日の準備のため日本を訪れているもので、16日、安倍総理大臣との会談に続いて、麻生外務大臣と会談しました。この中で、懸案となっている東シナ海のガス田問題について、麻生外務大臣は「日本国内では関心が高く、共同開発に向けた協議を加速させたい」と述べました。これに対して、李外相は「中国としても共同開発を目指して冷静に協議をしたい」と述べ、来月にも担当局長による協議を行い、共同開発に向けて意見交換を進めていくことで一致しました。そして、麻生外務大臣が北朝鮮による拉致問題の解決に向けて中国の協力を求めたのに対し、李外相は「日本の立場は理解しており、中国が支援していくことは当然のことだ」と述べ、6か国協議の中に設置された日朝の作業部会で拉致問題の解決が図られるよう側面から協力していく考えを示しました。また、麻生外務大臣が国連の安全保障理事会の常任理事国入りを目指して日本政府として新たな提案を検討していることを伝えたのに対し、李外相は「日本が国際社会でより大きな役割を果たすことを望んでいる」と述べ、一定の理解を示しました。
NHKニュース
安達さん拉致濃厚 「真相解明近づいた」母道子さん会見 /石川
「特定失踪者問題調査会」が81年に石川県白山市で行方不明になった安達俊之さんを拉致濃厚と発表したことを受け、「特定失踪者安達俊之さんを思う会」は15日、白山市内で記者会見し、安達さんの母道子さん(73)=同市=は「真相解明に一歩近づいた。県警や政府も、これでより力を入れてくれると思う」と語った。
安達さんは18歳だった81年6月20日、交際中の女性を乗せた車で同市内を運転していたのを最後に行方がわからなくなった。これまで同調査会は安達さんを「拉致の可能性が排除できない」ゼロ番台リストに登録。しかし、行方不明時「アベック拉致」が集中していることなどから、同調査会は拉致可能性が高まったと1000番台リストに登録変更した。【泉谷由梨子】
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 北朝鮮・拉致問題:安達さん拉致濃厚 「真相解明近づいた」母道子さん会見 /石川