中国外相 拉致解決向け協力へ
日本を訪れている中国の李肇星外相は、16日夜、麻生外務大臣と会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の中に設置された日朝の作業部会で拉致問題の解決が図られるよう、側面から協力していく考えを示しました。
李肇星外相は、ことし4月に予定されている温家宝首相の来日の準備のため日本を訪れているもので、16日、安倍総理大臣との会談に続いて、麻生外務大臣と会談しました。この中で、懸案となっている東シナ海のガス田問題について、麻生外務大臣は「日本国内では関心が高く、共同開発に向けた協議を加速させたい」と述べました。これに対して、李外相は「中国としても共同開発を目指して冷静に協議をしたい」と述べ、来月にも担当局長による協議を行い、共同開発に向けて意見交換を進めていくことで一致しました。そして、麻生外務大臣が北朝鮮による拉致問題の解決に向けて中国の協力を求めたのに対し、李外相は「日本の立場は理解しており、中国が支援していくことは当然のことだ」と述べ、6か国協議の中に設置された日朝の作業部会で拉致問題の解決が図られるよう側面から協力していく考えを示しました。また、麻生外務大臣が国連の安全保障理事会の常任理事国入りを目指して日本政府として新たな提案を検討していることを伝えたのに対し、李外相は「日本が国際社会でより大きな役割を果たすことを望んでいる」と述べ、一定の理解を示しました。
NHKニュース