日朝 作業部会 官房長官「成果ないが意味あった」
塩崎恭久官房長官は8日午後の記者会見で、日朝国交正常化に関する作業部会が平行線のまま終了したことについて「本格的な協議を行い、最低限互いの立場を直接確認し合ったことは一定の意味があった」と述べ、協議の開催を評価した。
ただ「日朝関係進展に向けて具体的成果は得られなかった。北朝鮮は拉致問題解決のために何をなすべきか、あらためて検討することを望みたい」と述べ、次回協議に期待感を示した。
次回日程が決まらなかったことについては「あうんの呼吸の中で、協議の継続というふうになっていくと受け止めている」と述べるにとどめた。
塩崎氏は1日の記者会見で「北朝鮮が(拉致被害者の)調査継続や情報提供を約束しただけでは、進展があったと考えない。北朝鮮側の対応を見て、わが国が個別具体的に判断する」と強調していた。
(2007/03/08 19:17)
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「安保理のイス、日本に売るな」 北朝鮮が国 連に書簡
北朝鮮の朴吉淵(パク・キルヨン)国連大使が潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に対し、日本の安全保障理事会常任理事国入り反対を呼びかける書簡を出していたことを国連事務局が7日公表した。
書簡は2月26日付で、日本における在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する捜索を「適法団体に対する野蛮な圧制だ」と非難。「国連は最高額で常任理事国の席を売る組織ではない」として、「血塗られた過去との決別を拒む日本のような無責任な国が、常任理事国入りを目指していることは国際社会の屈辱だ」と主張している。
また、北朝鮮外務省が安倍首相を「戦犯の子孫」と名指しで非難した同月19日付の報道官声明を添付した。朴大使はこの書簡を国連総会資料として配布するよう求めている。
asahi.com:「安保理のイス、日本に売るな」 北朝鮮が国連に書簡?-?北朝鮮核問題特集
日朝、次回日程決まらず 拉致問題で平行線
日朝国交正常化に向けた6者協議の作業部会は8日、2日間の日程を終えたが、次回の日程を決められず、北京の大使館ルートを通じて調整することになった。北朝鮮の反発による中断を挟んだ2日間を通じて日本は「拉致問題の解決が国交正常化の前提」と訴えたが、北朝鮮は「絶対に受け入れられない」と拒否し、「拉致は解決済み」との従来の姿勢を変えなかった。
日本代表の原口幸市・日朝国交正常化交渉担当大使は協議終了後に記者会見し、「最低限、互いの立場を直接確認しあったこと自体には一定の意味があった」と述べたが、具体的な成果が得られなかったことは「遺憾だ」と語った。
日本が拉致被害者・家族の早期帰還などを強く求めたのに対し、北朝鮮は、日本が発動した経済制裁の解除や、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)への弾圧中止、日本が横田めぐみさんのものとは別人と鑑定した遺骨の返還、脱北者支援のNGO団体関係者の引き渡しなどを求めた。
北朝鮮代表の宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使は記者会見で「拉致問題は我々はすべてやった。今度は日本が動く時だ」と指摘。一方で、制裁が解除されれば「過程を見て(拉致問題の再調査を)考慮する」と含みをもたせた。
国交正常化をめぐっては、日本が02年の日朝平壌宣言に基づき、請求権を相互に放棄した経済協力方式による一括解決を確認しようとしたが、北朝鮮は別途「過去の清算」を要求。会見でも宋代表は「強制連行など特大型の反人倫犯罪については、経済協力と別個に計算されなければならない」と主張した。
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