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ヒル次官補「1、2週間で協議再開」

 北朝鮮が核放棄に向けた実質的な議論を拒否したまま、22日に休会した6か国協議ですが、アメリカのヒル国務次官補は、「1、2週間で協議を再開する」との見方を示しました。

 北京で開かれていた6か国協議は、北朝鮮が金融制裁によって凍結されていた資金の全額返還にこだわったため、成果のないまま、22日に休会しました。

 ヒル国務次官補は23日朝、北京を出発する前、記者団に対し、資金の送金手続きが完了し次第、1、2週間のうちに協議を再開して、4月中旬に期限が迫った核施設の停止などについて、具体的な議論を進められるとの見方を示しました。

 「やらなければならないことは、まだいくつかあります。例えば、北朝鮮にすべての核計画を申告させるための議論を始めなくてはいけない」(アメリカ ヒル国務次官補)

 ヒル次官補はこのように述べ、6か国協議の本会合か非核化作業部会の場で、「初期段階の措置」だけでなく、その先まで議論を進める必要があると強調しました。(23日11:00)

TBS News-i

2500万ドルに縛られた北朝鮮、中国に反発

6カ国協議首席代表である金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は22日午後、中国の引き止めを振り放って平壌(ピョンヤン)行きの高麗(コリョ)航空旅客機に搭乗した。同じ時刻、中国首席代表である武大偉外交部副部長は会談場である釣魚台で金副相を待っていた。

武副部長は前日、韓日米代表に順に会って会談期間をなんとか延ばした。マカオのバンコデルタアジア(BDA)問題解決を前提に2.13合意と寧辺(ニョンビョン)核施設の凍結・閉鎖案を論議するためだ。

しかし、金副相の上司である金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は「NO」と拒否したのだ。中国が「BDA問題は技術的で金融技法上の問題であるだけ」だとし、会談進行を要求したのに対し、金副相は「突発帰国」カードで対抗したのだ。会談に参加中の外交部当局者は「今日は議長国である中国の体面がくしゃくしゃになるだけくしゃくしゃに崩された日」と表現した。

中国に対する「外交上の欠礼」はこの日午前にもあった。金副相は6カ国協議の枠組みで行われた朝中2カ国会談に「本部局長級」であるキム・ソンギ駐中公使を代わりに出した。相手は武副部長だった。キム公使は非核化実務グループ代表や2人の格と地位は大きく差がある。

このごろ北京外交家の間では朝中間に異常気流が流れていると分析している。一部では「昨年10月の核実験以後、堪忍袋の緒が切れた」と分析した。北朝鮮は中国が米国のBDA北朝鮮の口座凍結に協調したのに続いて、国際社会の対北制裁に賛同したことに対してわびしさを隠さなかった。そのためか北朝鮮外交官らは私的な集まりで「中国がいったい何をしてくれたというのか」「中国は信じられない」という発言をためらわなかったという。

3月初め、金正日委員長が平壌の中国大使館を訪問したのも北京外交家はまた違う解釈をしている。朝中密月関係ではなく、乱れた両国関係を回復させるために政治的なジェスチャーを取ったというものだ。ある外交消息筋は「北朝鮮は6カ国協議で中国が韓日米とまったく同じように核廃棄を圧迫してくることに大きな不満を感じている」と話している。

北京=イ・ヤンス記者


2007.03.23 09:33:17


Japanese JoongAngIlbo

【萬物相】北朝鮮による外国人拉致被害者

 1978年に北朝鮮に拉致された韓国人女優の崔銀姫(チェ・ウンヒ)があるフランス人女性からこんな話を聞いた。「パリでハンサムな北朝鮮の男性と恋に落ちた。その男性は“僕の両親に結婚の許しをもらおう”と、平壌に一緒に行くよう誘った。平壌空港に降りるとすぐに彼は姿を消してしまった。わたしは誰かに強制的に連れて行かれた。後で分かったことだが、その男は北朝鮮の工作員だった」

◆78年、ある東洋系の男性がレバノン・ベイルートの秘書学校を訪れた。彼は「月1000ドル(約12万円)払うから日本の会社で働く女性を推薦してほしい」と言った。シーハム・スリダホさんをはじめ4人の女子学生が希望に胸を膨らませ同行したが、到着したのは東京でなく平壌だった。北朝鮮は4人をスパイ養成所に送り、柔道やテコンドー、盗聴技術を教えた。シーハムさんは元米兵で北朝鮮に脱走したパリッシュ氏と無理やりに結婚させられた。

◆パリッシュ氏とシーハムさん夫婦は別の元米兵、ジェンキンス氏、ドレスノク氏夫妻と親しかった。ジェンキンス氏は日本人の妻の後を追って北朝鮮を脱出した後、2005年に手記を書いた。「ドレスノク氏はルーマニア人の“ドナ”と結婚した。ドナは北朝鮮が雇ったイタリア人の男にだまされ平壌に来た」。この「ドナ」が78年にローマで失踪(しっそう)したドイナ・ブンベアさんと確認されたことをルーマニアの新聞「エベニメントゥル・ジレイ」が報じた。同紙が報じたドイナさんの家族関係、結婚・離婚歴、拉致経緯はジェンキンス氏が聞いた「ドナ」の話とまったく同じだった。

◆ドイナさんは次男を「ガブリエル」と名付けた。故国にいる弟の名前だ。97年に肺がんでこの世を去る間際に「北朝鮮には埋葬されたくない。化粧を施してほしい」と遺言したという。家族への思いや、北朝鮮への憎悪がどれだけ強かったかを察するに余りある。北朝鮮による外国人拉致は76年に本格化した。金正日(キム・ジョンイル)総書記が、朝鮮労働党「35号室」をはじめとする海外工作部署に対し「外国人を組織的に活用せよ」という「スパイ教育現地化」指令を下したためだ。これまでに韓国はもちろん、日本・フランス・イタリア・オランダ・中国・タイなど12カ国の約520人が拉致された。

◆北朝鮮は「マカオの銀行、バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されていた2500万ドル(約29億円)が北朝鮮口座に返還されていない」とし、北京で行われていた6カ国協議の最中に帰国した。金融取引では送金・受取口座の名義人の身元を確認するのが基本だ。北朝鮮はこれさえもきちんと明らかにしないまま、断固として資金を返すよう要求した。韓国の 6カ国協議代表が「荒唐無稽(むけい)だ」と言うほどだ。世界各国の人々を何とも思わずに拉致する北朝鮮に、金融取引の原則をただすこと自体が無理なのかもしれない。

シン・ヒョソプ論説委員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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