北朝 鮮の送金問題、もめるのは想定外-外交部次官
6カ国協議で議長をつとめる中国外交部の武大偉副部長(次官)は22日、記者会見を開き、「北朝鮮への送金問題でもめるとは誰も予想していなかった。現在、各国が問題の解決方法を探している」と述べた。22日付で中国新聞社が伝えた。
また同副部長は澳門匯業銀行(バンコ・デルタ・アジア、BDA)で凍結されている北朝鮮関連の資金の引き受けを中国銀行が拒んだと報じられたことに関して「現在、我々は誰が北朝鮮に送金するかという問題に直面している。政府が強制できることではない」「中国銀行が受け入れなかったことが6カ国協議が休会した原因ではない」と語った。
その上で「6カ国協議の前途に暗雲が立ち込めたとは考えないでほしい。我々は前途を楽観している」と話した。(編集担当:菅原大輔)
北朝鮮の送金問題、もめるのは想定外-外交部次官 2007/03/23(金) 11:41:13 [中国情報局]
北のBDA資金「第3国送金」を推進
第6次6カ国協議を成果なく終えたのはバンコデルタアジア(BDA)問題による。米国と中国が会談開幕日である19日、BDAに凍結された北朝鮮の資金2500万ドルが返還されれば順風に乗れるものと予想された。しかし、マカオと中国で再び予想できない問題が起こり、狂ってしまったのだ。
北朝鮮は解除された金を中国銀行(BOCK)に開設された朝鮮貿易銀行口座に振り込んでほしいと要請した。しかしBOCK側は「不法資金を受け取るわけにはいかない」とした。金桂寛(キム・ゲグァン)北朝鮮外務次官は「BDA問題が先」だとし、会談には姿を見せなかった。
22日出された最終案にもやっぱりBOCKの資金預置はなかった。BOCK側は「資金を第3国の銀行に仲介するほかはできないとした。北朝鮮の金を引き受ける銀行を米中朝が見つけろという話だった。政府高位当局者は「第3国の銀行を訪れて協助を求めるのは北朝鮮の仕事」とし「本当にだめならば北側がBDAから直接現金を引き出すか、平壌所在の銀行に送ればいい」と言った。
第3国銀行についてロシュコフロシア首席代表は「北朝鮮資金を受け付ける別の銀行を現在探している」とし「ベトナムやモンゴル、ロシアにある銀行になるかもしれない」と述べた。また武大偉副部長は北朝鮮に進出した韓国の外為取扱銀行の協助を受ける案を打診したと明らかにしたが、韓国側会談関係者は「中国がそんな提案はしていない」と否認した。
クリストファー・ヒル米国首席代表は「我々は年内に核施設の無力化ができる思う」とし「年内無力化に向けた(初期措置の)次の段階の日程を作ることができる」と明らかにした。彼はBDA解決時期について「我々は何週間ではなく数日だと思っている」と付け加えた。米国はダニエル・グレーザー財務部副次官補をすぐにも中国に派遣することにした。
◆金融市場原則のこだわり=BOCKが中国政府の指示を拒否したのは米財務部によって「マネーロンダリング銀行」と指定されたBDAから資金を振込まれた場合、イメージが悪くなることがあり得るという判断によるとみられる。中国政府もBOCKのこうした方針を無視することができない。金融不良の精算と金融改革推進を進める現実で、国際金融界で問題になることがあり得る北朝鮮の不法資金を受け取れと強要することができないからだ。
その理由は中国銀行の持分構造にある。2年前なら中国政府は4大国有銀行の持分を100%持っていた。しかし、その年、中国銀行の一部の持分は金融改革でメリルリンチ、UBSなど世界的な金融機関に売却された。昨年、香港と上海証市に株式を上場している。ニューヨーク証市上場も推進中だ。中国銀行取締役会には現在メリルリンチ、UBS、テマセック、RBSとアジア開発銀行(ADB)など有数な金融会社が出席している。北京のある関係者は「今回の事態は中国金融界に長く膾炙するだろう」と話している。
北京=チャン・セジョン特派員 <チョン・ヨンファン記者>
Japanese JoongAngIlbo
ロシアと接触『受け皿』要請 凍結資金返還で北朝鮮
【北京=城内康伸】中国マカオの銀行に凍結されていた北朝鮮関連資金の返還問題で、北朝鮮側が二十二日に開かれた六カ国協議でロシア代表団と接触し、同国の金融機関が「受け皿」となるよう要請していたことが二十三日、協議筋の話で分かった。
しかし、ロシア側は拒否したという。
タス通信が二十二日に伝えたところでは、同協議のロシア首席代表、ロシュコフ外務次官は「ロシアの金融機関には、この問題にかかわらないよう勧めたい」と語っており、北朝鮮の要請を念頭に置いたとみられる。
米国は十九日、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結された北朝鮮資金二千五百万ドルを中国銀行に開設された朝鮮貿易銀行口座に移管する形で、全額返還する方針を明らかにした。資金移管は手間取っており、北朝鮮は返還が確認されていないことを理由に協議参加を拒否。第六回六カ国協議は二十二日、休会した。
ロシュコフ次官は資金移管を受け入れれば、マネーロンダリング(資金洗浄)を禁止する米国の金融制裁に触れる恐れがあるため、中国銀行が拒否している、と説明している。