家族会 横田代表が秋まで続投
拉致被害者の家族会は、22日総会を開き、家族会の代表を退任する意向を示している横田めぐみさんの父親の滋さんについて、ことしの秋までは、続投してもらうことが決まりました。
東京のホテルで開かれた総会には、拉致被害者の家族およそ20人が参加しました。この中で横田めぐみさんの父親で、家族会の発足以来10年間にわたって代表を務めてきた横田滋さんが、体力的に負担が大きくなってきたとして、ことし11月の75歳の誕生日を節目に、代表を退きたいという意向を正式に表明しました。これに対してほかの家族からは「救出運動のシンボルであるめぐみさんの父親の滋さんが退任すると、活動に影響がある」といった意見が出され、話し合った結果、11月までは続投してもらい、その時点で拉致問題が解決していなければ、あらためて代表退任や後任の人選について考えることになりました。総会のあと、横田滋さんは、「きょうをもって退任することも考えたが、『もう少し続けてほしい』という声があったので誕生日を節目に辞めさせてもらう方向で了承いただいた。これからは地方での集会など負担の大きいものは控えるが家族としての活動は続けていく」と話しました。また、家族会の事務局長の増元照明さんは「滋さんの誕生日までに、すべての拉致被害者を救出できるよう全力を尽くすことになった。滋さんの健康が第一なので、秋の時点で代表退任について前向きに考えたい」と話しました。
NHKニュース
南北経済協力協議 詰めの調整
北朝鮮のピョンヤンで開かれている南北の経済協力に関する協議は、核の放棄に向けた北朝鮮側の意思を合意文に盛り込むかどうかや、中断されたままになっている南北を結ぶ鉄道の試運転の時期などをめぐって意見の違いがあり、最終日の日程を延長して、ぎりぎりの駆け引きが続いています。
ピョンヤンで開かれている南北の経済協力に関する協議は、最終日の21日午後2時ごろに全体会議を開いて、合意文を発表して終わる予定でした。しかし、韓国側の説明によりますと、北朝鮮の核の放棄に向けた措置の速やかな履行を促す文言を合意文に盛り込むよう求めているのに対して、北朝鮮が依然として消極的な姿勢を示しているということです。また、去年5月から延期されたままになっている南北を結ぶ鉄道の試運転についても、来月中旬に行うことでは双方一致したものの、鉄道が軍事境界線を通過する際の北朝鮮側の軍事的な保障措置について、調整が続いているということです。このため、韓国側は、こうした問題で北朝鮮側が前向きな姿勢を示さなければ、いつ、どの程度の量のコメを支援するか決められないとして、北朝 鮮側に歩み寄りを求めており、南北は最終日の日程を延長して、ぎりぎりの駆け引きを続けています。
NHKニュース
北朝鮮次官 ミャンマー訪問へ
ミャンマーとの国交回復に向けた詰めの協議を行うため、北朝鮮のキム・ヨンイル外務次官が、21日、滞在していた北京をたち、インドネシア訪問のあと、来週ミャンマー入りするものとみられます。
19日から北京入りしている北朝鮮のキム・ヨンイル外務次官は、21日午後、北京の空港に姿を現し、記者団の質問には答えず、そのまま空港の建物の中に入りました。キム次官は、22日にインドネシアを訪問することになっており、複数の外交筋によりますと、25日にはミャンマー入りして、両国の国交回復について詰めの協議を行うものとみられます。両国は国交回復の交渉を進めていることについて明らかにしていませんが、20日に北京にあるミャンマー大使館に北朝鮮外交官が出入りするのが確認され、事前の話し合いが進んでいることをうかがわせています。北朝鮮は1983年にミャンマーで起きたラングーン爆弾テロ事件への関与を認め ておらず、これがアメリカによる「テロ支援国家」の指定を受ける根拠の1つとなっています。このため、北朝鮮としては、ミャンマーとの国交回復を通じてラングーン事件の解決を印象づけることで、アメリカに対してテロ支援国家の指定解除を求めるねらいがあるものとみられます。
NHKニュース