From:ななころ
お気に入りのカフェより
「これで仕事もはかどる!」と高いデスクを買ったのに、今日もカフェで仕事している、ななころです。
◆今日の質問への回答
毎週木曜日は読者さんからの質問に回答しています。
今週は読者からの質問がなかったので、「楽待相談室」に寄せられている質問に回答したいと思います。
【過去の回答】
【質問コーナー1】債務超過が心配で、最初の1棟目の物件購入ができません。。。
【質問コーナー2】高値掴みしてしまった物件が売れません。。。
【質問コーナー3】複数の銀行に融資相談しても大丈夫でしょうか?
【質問コーナー4】初めての退去、原状回復を行う上でアドバイスありますか?
【質問コーナー5】「他のお客様からもっと高値で購入したいと言われている」と煽られたら?
【質問コーナー6】株式投資と不動産投資、どっちがリスクが高い?
=== 質問 ===
サラリーマンを退職してリタイアをする予定です
初めまして。よろしくお願いいたします。
<生活背景>
現在43歳サラリーマンで、専業主婦の妻と2人生活です。
全国転勤族で仕事をして来ましたが、両親との時間や知人との時間を大事にしたく
数年以内での退職を検討しています。
<不動産投資状況>
現在個人で都内を中心に区分マンション5室、築古戸建物件1戸を所有しています。
ローン残高は4,000万円弱で物件価格の総額は9,000万円前後です。
キャッシュフローとしては毎月20万円前後の収入となっています。
その他の副業関連と合わせると退職後の収入は月30万円前後(額面)となる予定です。
その他の金融資産としては、5,000万円(退職金込)前後の資金が準備可能です。
<相談の概要>
退職後は両親と一緒に暮らし、生活スタイルはミニマイズして最低限の生活を行いたいと考えていますが、周囲の人から個人事業主になれば良いと言われるのですが、可能なのでしょうか。
イメージは、物件をサラリーマン時代に(サラリーマン属性を利用)もう4室購入し、事業化規模とし、退職後しばらくは失業保険を受け取り、その後、私が個人事業主となり、不動産収入や副業を行い、妻に青色事業専従者給与として支払うということは可能なのでしょうか。
<よく分からないな点>
・私は不動産物件を個人で取得していますが、個人事業主になるメリットはあるのかどうかと言う点
・個人で取得していた物件の収入を個人事業主としての収入にできるのかと言う点
<全体感>
・退職して個人として不動産収入を得続けるよりも、個人事業主として不動産オーナーに移行できるのであれば経費の幅や控除面で優位になる(妻は複式簿記や不動産確定申告などの対応が可能)と考えているのですが、メリットデメリットなど教えていただけると幸いです。
・それ程お金持ちになりたいと言うよりは、子供もいませんのでゆっくり過ごして最後は資産を処分して終わりたいと言うイメージです
よろしくお願いいたします。
(楽待相談室2021.05.23質問より)
◆ななころの回答
楽待相談室には以下のように回答しました。
=== 回答 ===
こんにちは。初めまして。
30歳で不動産投資をスタートして、35歳で脱サラした人間として回答させて頂きます。
お金に追われて人生の大事な時期を失ってしまう人がいる中で、お金よりもご家族やご友人との時間を大切にしたいという思い、大切ですね。
共感いたします。
脱サラして10年、私も子供や家族や友人と、かけがえのない最良の時間を過ごすことができました。
一方で、ご質問から少々不安に感じました。
質問内容だけで計算すると、1戸あたりの平均の毎月CFは3.3万円。
間取りが分からないのですが、原状回復費だけでも下手したら半年~1年分のCFが吹っ飛ぶ計算になります。
最低限の生活ができれば良いとはいえ、早期退職後この先何十年も続く、ご夫婦二人の人生の収入の柱となり得るでしょうか?
築年数が経つにつれて、家賃は下がり、空室期間は伸び、積立修繕費や管理費や税金や金利が上がり、収支をさらに圧迫する可能性もありますが、そのあたりはどのように対策をお考えでしょうか?
ご質問なさっている件については税理士に確認すればすぐに回答を得られます。
しかし、質問には無い裏の情報を読み解くと、副業収入や金融資産として5,000万円(退職金込)前後あるとはいえ、少し不安に思いました。
現段階では収入も知識も不足しているのではないかと感じたのです。
私も質問者さんと同じような考えで、そんなに贅沢な生活をしたいと思っていたわけではありません。
現在は不動産投資でそれなりの収入を得ていますが、この10年、日々の勉強と人生計画だけは怠らずに続けてきました。
そのお陰で、今の充実した日々があると思っています。
ご質問者様は、分かりやすい質問の仕方から判断するに、とても有能な方だと感じました。
どうか今一度税務も含めて不動産投資を勉強し、戦略を練り直すことをオススメします。
(余計なお世話でしたら申し訳ありません。。。)
以上、参考になるかどうかは分かりませんが、参考になれば幸いです。
ご質問者さんの早期退職後の人生を応援しております!
回答が参考になったよと思って頂けたら、質問のリンク先から楽待相談室に飛んで、「いいね!ボタン」を教えて頂けると励みになります!
=== ここまで ===
◆あなたからの質問をお受けします。
毎週木曜日のブログの記事は、読者からいただいた質問に対して、ななころ自身が直接回答していこうと思います。
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あたながライフデザイン実現するために、役立ててもらえると幸いです。
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◆編集後記
このご質問者さんのように、40代で早期退職を考えられるような有能な方が、今から「ミニマイズして最低限の生活」を考えるには、あまりにももったいないなと感じました。
決して「ミニマイズして最低限の生活」が悪いというわけではありません。
この物余りの時代、それはそれで大切なことだと思います。
一方で、思考が制限されてしまっている可能性もあると感じたのです。
思考の呪縛から解き放たれて、もっと自由に人生を描いても良いんじゃないかなと。
「最高限の生活」も目指しても良いんじゃないかと感じた次第です。
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