From:ななころ
プライベートオフィスより
銀行って難しい仕事ですよね。
お金を貸すのが本業なのに、銀行から「お金貸してあげる」とも言えないですし。
それに、ほとんどの人がお金が無いから借りたいのに、お金がある人に貸さないといけない。
同情します。
◆今日の質問への回答
毎週木曜日は読者さんからの質問に回答しています。
ななころ自身のレベルアップにもつながるため、質問は割とウェルカムだったりします。
【過去の回答】
【質問コーナー1】債務超過が心配で、最初の1棟目の物件購入ができません。。。
【質問コーナー2】高値掴みしてしまった物件が売れません。。。
今週は読者からの質問はなかったので、「楽待相談室」に寄せられている質問に回答したいと思います。
=== 質問 ===
複数銀行への融資相談について
物件購入にあたり、銀行から融資前提で考えています
<質問事項>
・複数銀行に融資相談(仮審査)を,実施しても問題ないのでしょうか(地銀、信金、公庫を考えています)
・一番条件が良かった銀行以外は断ることになりますが、条件が合わなかったため みたいな断り文句は問題ないのでしょうか
(楽待相談室2021.04.23質問より)
◆ななころの回答
楽待相談室には以下のように回答しました。
=== 回答 ===
こんにちは。初めまして。
ご質問の件ですが、複数行に融資の打診することを、気になさる必要はないですよ。
私たちがやっていることは事業ですから、より良い条件を引き出すためにできる限りのことをするのは当然だと思います。
そのぐらい事業を真剣に考えていて、最後まで返済できる人に銀行も貸したいですよね。
それでも、銀行員も人間ですから、競わされて不愉快に感じることもあると思います。
そこで、まずは当たり前ですが礼節が重要になってきます。
ただ、礼節については、断り文句まで気を配っていらっしゃるご質問者さんであれば大丈夫だと思います。
最初に一言「しっかりと返済していくために事業として真剣に考えておりますので、他の銀行さんにも当たるかもしれません」と伝えておけば問題ありません。
一方で、ご質問者さんが銀行にとって「お付き合いしたいお客様」と思われることが重要かと思います。
属性、資産、知識、情報、経験、実績など、あらゆる面を評価されます。
そして、ご質問者さんが自信を持って間違い無いという物件を持ち込んで、複数の銀行が融資したいと思われるようになることが重要だと考えている次第です。
ぜひ次につながるような関係を築くように複数行に打診していってください。
良い物件を購入できることを願っております。
=== ここまで ===
◆あなたからの質問をお受けします。
毎週木曜日のブログの記事は、読者からいただいた質問に対して、久しぶりにななころ自身が直接回答していこうと思います。
「○○について、ななころさんはどう思いますか?」
「○○について、どう解決したらいいか悩んでいます。。。」
「○○な時、ななころさんだったらどうしていますか?」
など...
不動産投資に関するありとあらゆる質問に対して、10年以上の不動産投資経験と、これまで1000人以上の相談に乗ってきた経験から丁寧に回答していきます。
あたながライフデザイン実現するために、役立ててもらえると幸いです。
▼ななころへの質問はコチラ
【過去の質問 アクセスランキング】
1位「融資受けている銀行に金利交渉をしたいのですが、 どのように話を進めていいのでしょうか?」
2位「不動産価格が上がっていると言われる市況の中、買い増しするのは無謀だと思いますか?」
3位「金利4.5%で融資を受けた場合、破産しないための基準はありますか?」
4位「地方都市もしくは関東圏での1億円以上の鉄骨かRC1棟で表面利回り9-10%、オーバーローンの提案を複数受けているのですが、ご意見をお聞かせいただけないでしょうか?」
5位「積算価格以上のローンを組んで2棟購入した場合、債務超過となり3棟目の購入は難しいでしょうか?」
◆編集後記
銀行への融資打診で、ななころが注意していることがあります。
それは「お願い」にならないことです。
恥ずかしい話し、最初は銀行が怖くて仕方ありませんでした。
濃い色のスーツを来た金融マンが、鋭い眼光でチェックしてくると。
そして、「どうかお金を貸してください」と頭を下げるもんだと思ってたんです。
ただ、いつからか、「お願い」は違うなと思うようになったのです。
銀行もビジネスとして貸すのですから、立場は対等のはずだからです。
もちろん横柄にするのとは違いますが、不必要にへり下る必要もないですよね。
すると、不思議なことに、銀行の方から「融資したい」「検討したい」と言ってくれるようになったんです。
今では逆に銀行の担当者に不動産投資について教えたりすることもありますが(笑)、偉そうにならないように、対等にお付き合いをしている次第です。
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