From:ななころ
プライベートオフィスより
◆読者さんからの質問
今日はブログの読者さんから質問に回答したいと思います。
質問「差し支えなければ、毎月のキャッシュフローを知りたいです。」
(2019-04-30 通りすがりさん)
=== ななころの回答 ===
家賃収入からのキャッシュフローは、ここ5年ほどさほど変わっていません。
物件は2012年に購入したのが最後で、7年ほど物件は購入していないからです。
「なぜ物件を買わなかったのか?」は、昨今明らかにされた事情の通りです。
私の投資戦略に沿った物件が出てこなかったのもありますし、買い付けは何本か入れていましたが、残念ながら玉砕しています。
もともと私が不動産投資で目指したのは、メガ大家でもギガ大家でもなく、”ライフデザインを実現すること”でしたから、無理して物件を買うことは避けてきたというのもあります。
また、常に「継承(けいしょう)」を意識しているため、出口を考えつつ規模の拡大をコントロールしています。
子供には継がせるつもりもありませんし、自分が70代になっても物件まで2時間半かけて車を運転して行くのは辛いですからね。
何より日本の将来を考えると、無闇な規模拡大は危険だと考えているからです。
そのため、なるべく「規模は小さく、得られる収入は大きく」を意識しながら、筋肉質な不動産投資を心がけてきました。
ですから、セミナーに参加された方や、以前からブログやメルマガを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、ざっくり以下のような感じです。
=== ななころ現在の収支状況 ===
【1棟目】
賃料収入:337万円/年、約28万円/月
返済:14万円/月、残り2ヶ月で完済
【2棟目】
賃料収入:720万円/年、約60万円/月
返済:18万円/月、残り12年で完済
【3棟目】※賃貸併用住宅
賃貸収入:250万円/年、約20万円/月
返済:8万円/月、残り28年で完済
【合計】
賃貸収入:1300万円/年、約108万円/月
借入残債合計:約5100万円
返済:40万円/月、返済比率37% → 24%程度へ
※2019年5月時点
※多少の金額のズレはあります
=== === === === === ===
税金や経費などを抜いて、純粋に手元に残る毎月のキャッシュフローは、おおよそ「50万円」といったところでしょうか。
詳しくは、以前のブログにも書いていますので参考にしてみてください。
2018年08月08日「ななころの最近の不動産投資の収支状況は?(その1)」
2018年10月16日「ななころの最近の不動産投資の収支状況は?(その2)」
あと2ヶ月もすれば、1棟目の借り入れが終わりますので、かなり楽になります。
悩ましいのは節税ですが、浮いたお金は修繕費に回しつつ、物件のバリューアップを図っていきたいと考えています。
参考になれば幸いです。
◆編集後記
毎月50万円という金額が大きいかどうかは人によると思いますが、私としてはライフデザインを実現するための土台としては十分です。
お金に縛られずに、本当にやりたいことをやることができるからです。
不動産投資で成功して、何百万円、何千万円というキャッシュフローを得て、何もしないで悠々自適に過ごしたいという人もいますが、実はごくわずかだったりします。
実際はほとんどの人が、サラリーマンをやめても、バリバリ働いていたりします。
多くの成功者がたくさんのお金を得ても、バリバリ働いているのと同じなのかもしれません。
お金はあくまでも手段で、ゴールではないのですね。
ということで、不動産投資でどこを目指すかは重要だと感じている次第です。