国士無双
(こくしむそう)
麻雀をされる方は御存じだと思いますが
麻雀の役で、役満なのです
本当の名称は十三么九(しーさんやおちゅー)です
国士無双は雅名であると言います
注;雅名 ⇒優雅な呼び名、風雅な名
国士無双
本来の意味するところは、
国士 ⇒国の中で最も優れている人物を言います
無双 ⇒天下に並ぶ者が無い
国士無双
天下に並ぶものが居ない程、大変優れた者
次の様ない話が有ります
韓信(かんしん)と言う人がいました
楚(そ)の項梁(こうりょう)に使えたり、
楚の項羽(こうう)に使えたりしました
項羽に意見をしましたが取り上げられず、
後の前漢の高祖劉邦(りゅうほう)が、
蜀(しょく)に入るや、漢軍に加わったのです
しかし、思うようにいきません
そこで、将来は無いと
韓信(かんしん)は、数人の将校と逃亡したのです
それを聞いた、
漢軍の丞相である蕭何(しょうか)
韓信(かんしん)の後を追いかけます
周りから報告を受けた、後の前漢の高祖劉邦
悔しがります、手足と思っていた蕭何が
逃亡したと思ったのです
この蕭何は、
後の前漢の高祖劉邦の片腕なのです
高祖劉邦が秦の都咸陽を占領した時
他の者が宝物殿などに殺到する中、
ただ一人、秦の歴史書や法律、
人口記録が保管されている文書殿に走り、
項羽(こうう)による破壊の前に
全て持ち帰ることに成功したのです
この出来事が、漢王朝の基礎作りに役立ったとされます
実は、韓信を劉邦に推挙したのは蕭何なのです
二、三日して、蕭何は戻りました
高祖劉邦は声を荒げて怒りました
「何故、逃げるのか?」
蕭何は毅然とした態度で言いました
「私は逃げたりしません、
韓信を連れ戻しに言ったのです」
「韓信は国士無双であり、他の雑多な将軍とは違います
この漢中にずっと留まるおつもりならば
韓信は必要有りませんが、
漢中を出て天下を争おうとお考えなら、
韓信は不可欠です」
蕭何の言う通り韓信を引き立てると
連戦連勝、漢帝国の樹立の原動力となったのです
正に、役満ですかな?
麻雀から、・・・
持つべきものは友のお話となってしまいました
のお話を致しましたが、
やはり、持つべきものは友ですね
とらんくすや。親父 会社勤めの頃は友人でしたが
今は、お客様が友となって下さる方が増え、
お店では、楽しい会話となり、ご教授を受けます
有り難や 有り難や