座敷童の帰宅(5)【ヨシノとミコト】 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

ヨシノ編タイトル

座敷童の帰宅(5)

(No.ym-028)
次へ← ・ →前へ  最初から  人物紹介 

4コマ単位のマンガ(4コママンガとは言いがたいストーリーマンガ)の「ヨシノとミコト編」は、今回は第5幕の5回めをアップしました。

 「ヨシノとミコト編」のここまでのお話をご覧になるには以下のまとめページが便利です。

 第一幕「あの人との出会い」
 第二幕「運命へのプロセス」
 第三幕「動員学徒の日常」

 第四幕「動員学徒の放課後」


<広島県産業奨励館>

広島県産業奨励館


 今回の4コマの労力の半分くらいは。4コマ目に費やしてます。
 セリフもないただの車窓からの風景ですけど、この作品は本になった時には重要なコマになるはずです。

 ブログ記事と違って、本になったら「解説の駄文」はありませんので、このコマは舞台がどこなのかをお知らせする重要なポイントです。

 4コマ目の特に目立つ建物は、説明の必要はないかもしれませんが広島県産業奨励館です。
 またまた説明は不要ですが、現在は原爆ドームとして保存されています。
 本日のニュースで「G7外相会合」に合わせて、補修工事で設けられている足場を一時的に撤去させると報じていました。
 海外の要人がこの史跡を目にすることは大きな意義があると思います。


 さて、そもそもの広島県産業奨励館は大正5年(1915年)の築ですから、今年で101年。
 往時の状態のまま残っていたら、古い建築好きーの僕としては垂涎の建築物になっていたでしょう。

 もっとも、被爆しなければ老朽化を理由に取り壊されてしまった可能性も大いにあるのですが・・・。
(東京の大正~昭和初期の建築物は数える程度には残っているのですが、次々と閉鎖あるいは解体の憂き目にあっています)

 ともあれ、今は原爆ドームとして保管されているのが現実です。
 原子爆弾の威力を語る物質的な証拠としては最大の史跡であり、当時を知る人々がどんどん減っている中で、記憶を風化させないために、これからも重要な役割を果たすと思います。


 倒壊を防ぐために内部は補強の鉄骨が縦横に張られ、外壁には補強材が充填され、すでに必ずしも当時のままの状態とは言いがたいかもしれません。
 でも、それでも良いと考えています。
 補強工事をし倒壊を防ぐこと、その活動も記憶を次代に伝えることですから。


 
にほんブログ村 
ランキングに参加しています、ぜひクリックをお願いします!!