コラムなタイム -18ページ目

友からの年賀状

 年賀来て 生きているかと 聞こえてく

めっきり年賀状が減った。
交流が薄くなり、思い出す機会も少なくなった。
もとより忙しいわけでもないのにどうしたことかと思いながら、
年月は無聊に過ぎてきた。
今年もそんな一年が始まるのか。
葛藤の一年が始まる。
友よ、生ききろう。 

体重計の神様

 体重計の 神様いるかと 揺れる針

今年もとうとう減量はできなかった。
たまに載る体重計の針は依然と右へ右へと震えながら傾いてゆく。
足の裏に神様でもいてくれたらと願いつつ足を載せる。目を閉じる。
目を開けてみれば、そこには震える針が現実を告げている。
ため息とともに体重計から離れる。そして諦める。
次に妻が載る。
その様子を見て一句。
「体重計の 妻の立ち姿 女神のよう」
もう二人で笑った。

一心同体?

 夫よりも 一心同体 妻炬燵

赤い糸が黒になり、その黒いのが白くなり、
やがて透明なのか、か細いのかも分からない絆色となり、
結婚40年近くにもなればそれも当たり前だが、
せめて還暦過ぎの毎日二人だけの冬の生活は身も心も温まっていたいものだ。
でもそれだからって、彼女は炬燵のカバーにくるまってテレビのサスペンス劇場に釘付けで、
こちらはいえば、ストーブの背で先にお金になる相も変わらず安い原稿書きに格闘中なのだ。
まぁ、それもいいだろう。
幸せを牡丹餅に描いたような我らが同志であるからして、今更お互い格好付けたところで、どうなるものでもあるまい。
よく頑張ってきたものだ。そう思うことにしている。
さぁ、今年も今少しで暮れようとしているではないか。
あとで庭の雪掻きでもするか。