未来に向かって ~旅立ちの朝~

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応援している大切な人たちのことを中心に、日常をつづっていきます

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劇団6番シード
結成30周年記念公演第二弾
「屋根裏のバーニャカウダー」


先週、千秋楽の公演が無事に幕を閉じ、
公演を無事に終えるのが当たり前ではまだまだない状況下で、
この30周年という記念の年の公演をすべて無事に終えられた。
そのことが本当に何よりであり、本当におめでとうございます!


そして、、すでにね、忌憚のない感想ってのを、
これの前のブログに書きましたけども(^^;
今度は純粋に、楽しめたところをつらつら書いて行こうかなと。

このブログにこうして感想を書くのもホントに久々でね~
それだけやっぱり、この作品には何かこう、

思うものがあったのかな。
好きの反対は無関心、じゃないけど、無ではいられないものが。
なんだかんだでやっぱり好きだったんだろうと思います。
千秋楽から週が明けた月曜日はもうヌケガラでしたからね。

前のブログにもちょろりと書きましたが、
感じるもの、好きなところ、たくさんあったわけですからね。


ではまいります。
今回台本買ったから見落としがないかの振り返りも楽だなあww




今回のブログでは、好きなシーン関連のお話を。

好きなシーンなのか人なのか、

切り分けはイマイチ難しいですけどねw



静かな雰囲気で始まった最初のシーン。
ひとりバーニャカウダーを前にひっそり振り返る惣之助と、
突如現れ、重厚感・威厳?たっぷりの雰囲気で、
惣之助の言葉に答える大禅…

初日はね、あ、やっぱり幽霊っぽく見える系の話なのかな~
しかし腹違いの兄弟とかとんでもないことを…
なんてことを思いながら、どういう気持ちで観れば良いか
手探りでいるその瞬間!!!

ニカッ!

と笑う大禅!!!

笑ってんじゃねーよ!!!
惣之助の言葉が観客の気持ちの代弁であるように感じつつも、
なんかもうあの笑顔がチャーミングすぎて!!
あのときから大禅に

ハートをがっちりつかまれていたのかもしれない!

そんなオープニングのこのシーン、
この雰囲気の一気の切り替えがとても印象的でした
っていうか小沢さんにやられた!?^^

そして、紅勿さん、糸都ちゃんも交えてのバーニャカウダー話…
口にくわえる大禅www
食べようとする紅勿さんを制するがごとく奪って食べる惣之助
「気分的にやだ」
わかる!wwwしかも言い回しが良い!!www
この序盤の一連のやりとりで、ある意味での、

この作品の見方が固まったか?^^

でもこういった「ちょっとしたやり取りの妙」が、
この作品にはたくさんちりばめられてたかなって思います!!



で、、以降もまずは順を追って書いてみますが…


次は、、、3号機4号機天丼ですよ!!www
3号機が来てガンガンにもめてどうなるのか

ドキドキワクワクのところに、
油を注ぐのか水をぶっかけるのかどっちかわかんないけど、
4号機登場しかも言い回しがホント天丼www

そして次々出てくる相続人候補生ってところで

いちいちおもしろいのですが、
その出方出し方もまた絶妙!
自分で言いだすパターン

大禅の反応から感じさせられるパターン
畳みかけつつも違う見せ方で出してくるあたりもニクいw

そして、惣之助による「取り調べ」シーンwww
ここの一連の流れは本当に大好きでした!
曲も、見せる場転も、展開も!

あ、バーニャカウダーと大禅の入れ替わり、
発生条件に何らかの法則性はあったのかな~とは

考えてたのですが、結局分かりませんでした。

誰か気付いてたら教えてくださいw
ママのところで発動しますけどね、
「勝手にいなくなってんじゃねーよ」に対して

ママが泣いちゃうやつw
惣之助の意図は単なる目の前の事実だったのにwww

それとこのシーンは、大禅のことが少しずつ見えてきて、
作品としても少し大きな要素を持っていたでしょうかね。
惣之助のことをどんな風に思っていたか、
そもそもどんな人だったのか、、
こういうのが惣之助の気持ちを少しずつ

融かす要素だったのかなって。



2週間前に戻っての、惣之助と紅勿さんのシーン。
この二人だけのやり取りは、本っっっ当に大好きでした。
夫婦感が素晴らしく良かったのはXにも書いた通りですが、
ここでの空気感がまた、ものすごく良かったんです。
理由は分かりませんけどね。。
お話の内容もとっても良いことですしね。

「なんで2回言ったの?」

紅勿さんの言葉に対して、これを言うまでの、、、間。
それがまたとても大好きでした。
ツッコミで良く耳にする言葉ですけど、惣之助のこれは、
ツッコミのようでツッコミじゃなかったんじゃないのかなって。
もちろん脚本家やキャストの中にある想いは分かりませんが、
とても感じ入ってしまいましたし、

いろいろ考えてしまいました。
それは、自分にとってもそれだけ共感を持って

聞くことができる、シーン全体でそういう雰囲気が

いっぱいだったからなんじゃないかな。
夫婦間の雰囲気の良さと、会話の中身への共感。
これは今年観た舞台の中でも有数の好きなシーンでしたよ^^



そして、問題の人、昆ちゃんww

ここはもうシーンというか、細かくあちこち散りばめられて、
どことは言いづらいのですが、、、
彼を絡めてのものは非常に楽しく、

それはもう楽しく頂きましたw
ひーくんの表情がまた非常に良かったのではと思いますが、
関わり深い人たち…当然大禅(一緒にはほとんどいないけど)、
そしてママと、桜井さんと、、、
こういった数々の組み合わせの中で、昆ちゃんの使い方含め、
絶妙な楽しみを提供していてくれたように感じます!!!




で、、、今日は書ききれなさそうなので、
シーン以外の…人物に関しての感想は、、、

切り分け難しいけどホントw

それはまた次回かな?(^^;)







 

劇団6番シード

結成30周年記念公演第二弾

「屋根裏のバーニャカウダー」

 

まずは、30周年の節目の年の公演、その千秋楽、

おめでとうございます!

 

で、ちょっと早めですが、ちょこっと感想をと…

 

ですが、、、

「忌憚のない意見」がダメな方は、

どうかスルーでお願いします!

自分もここまで書くのは正直怖いです。

一番大好きな劇団で一番大切な場所、

そこに対して書くこととしては踏み込んでるかなと。

 

ではまいります。

 

 

大前提として、

好きな作品です!

めっちゃ楽しんでます!

普段眠気強めで、何見てても眠気感じやすい自分が、

昨日の北斗の拳原画展だって、歩いて見るのにふわふわしてたしw

そんな自分がここまで3回観て一度も眠気来ません!

とても笑えてすごく優しい気持ちにもなれる、

とっても良作だと思います。

 

 

が!

 

どこかパワー不足なのかなあと。

作品の持つパンチ力がライトに感じます。

理由は不明。

 

「悪くないけど昔から観てる人には満腹感は薄いんじゃ?」

これは友人談ですが、

自分の気持ちをこれ以上なく的確に表現してくれてます。

 

 

ひとつはっきりしてる点としては、

「感動作」では正直なところあまりないことと、

その理由が、Xにも書いたのですが、

父と息子の関係性についての掘り下げが足りないかなと。

特に、息子からの父への気持ちの部分。これが弱い。

ほんのり見せてくれてるのですけどね。

 

父が息子をどう思っていたか

父が周りの人にとってどんな人なのか

やってきた人の言葉から少しずつ知って、

息子の父に対する想いが変わる…固まっていく。

 

そこはわかる、それがラストに繋がるのは分かる。

ただ、それがホントにちょっとした言葉からしか描かれない。

もともとは父に対してどんな感情を持っていたか。

若い頃、それこそ突然妹ができた頃など、

父に対して反発もあったのではと思う。

大学入って家も出て、社会人になって、、

それぞれの時期に、彼は父に対して、

どんな感情をもって生活してたんだろう?

 

 

そういうの描かなくてもいいとは思ってます。

バックボーンすべてを説明する必要は当然ない。

ただ、、この作品が感動作であるためには、

その部分が、個人的には必要だったかなって思います。

 

だから、申し訳ないですが、

このクッソ涙もろい自分でありながら、

感動の涙はまったく出ていませんでした。。。

もっともっと、主演をがっちがちに活かす作品で、

観てみたかったなあ。

 

 

同じ藤堂さん主演で優しい雰囲気の、

『Life is Numbers』

ラストシーンで主演が「はろぐばー!」って

笑いながら手を振ってるんですよ?

なにその言葉!ってワードだし。

(観てない方いるだろうから深くは掘りませんが)

でもそれが、腰が抜けるほど泣けるんですよ?

泣かせるシーンとは思えないでしょう?

でもカテコになっても余韻が抜けず、

顔を上げられないくらいに泣けるんです。

そこに至るまでの過程っていうのがどれだけ大きいか、

そういう違いなのでしょうね。

 

 

大きな要因としてはここまでですが、

あと2点ほど、、、

 

キャストがめっちゃ豪華なのですが、、、

ちょっともったいない使い方の気はしちゃいます。

言葉を選ばず言えばまさに「役不足」。

豪華すぎて、みんなに役割をあれこれ割り振って、

その結果全体として薄くなった、、、です。

劇団員さんももっともっと観たかったし、

客演陣も好きな方揃いですが、悪い意味で豪華すぎました。

 

あともう一つと、、、

不満ではないけどズレ?ハマらなさを感じるところ。

(とはいえ作品全体評価にはあまり関わってないか?)

桜井さんだけが昆ちゃん見えてる、

その言葉が完全に説明ぜりふになっちゃってるかなと。

自分だけ見えてて周りの人は見えてない、

というのは桜井さん自身気付いてないですよね?

でも、気付いてて、何とか周りの人に伝えたくて説明する、

そういう言い回しになっちゃってるのですよね。

そこがちょっとマイナス面。

まあでも、そもそもおもしろいのですけどねww

 

 

 

ま、とはいえね、

全てのキャストさんがみんな良かったのは間違いないです。

それぞれのポジションでの役割の果たし方が尋常じゃないです!

 

また中でも舞川さん、高宗さん、

このお二方は今までそこそこ観てたと思いますが、、、

過去イチです!!今まで見てきた中で一番好きです!!!

 

それにXでも書きましたが、

さらりと描いているゆえの良さっていうのもある気はして。

2)
強いインパクトでは決してなかったと思うけど、その分?ほんのりながらも多くの人が共感できるところがありそう
客層的に親を見送ったことがある人は割といそうで
そういう人には我が事のような感覚で観られるところがあるのかなって
強くはないけどじんわり刺さる感じでね
 

そしてとても大事なことも。

3)
だからこそ、いろんな方に観てみて欲しいかなというのはとても思いました
家族ゆえ気付きにくい
近さゆえ伝えにくい
その結果後悔する人は多いはずですよね
自分には笑い強めでしたが感動強めになる人も当然いるだろうし
違った観え方をしてる人の感想もすごく聞いてみたいです

 

自分が家族を見送る、、、そのときに同じ後悔を持つ人が多い。

これは作中でも言われています。

これから見送る可能性があるひとに、

ほんのりと、気を付けてねって、言ってくれてるかのよう。

 

自分も割と最近父を見送りましたし、

ちゃんとお別れできたとは言えない。

いずれもう一人見送る可能性が高いし、

そちらはもう伝えてもきっと伝わらないだろう状況ですが、

それでもきちんと、伝えるためのことはしたいと思う、

そういう気持ちにはすごくさせてくれる作品です。

それは間違いないです。

 

だから、パンチ力はちょっと弱いけど、

今まで見た6C作品で順位付けしたら上位には来ないけど、
でもやっぱり良い作品だなってことは思います。

そもそも6C作品だけをライバルにしたらライバル強すぎるしw

 

 

そんなこんなで

6C作品でこんなに赤裸々に描いたのは初めてと思いますが、

千秋楽を前にして、思いの丈を書き連ねてみました。

もうすぐ千秋楽に向けて出かけますが、

やっぱりとっても楽しみなのです!^^

 

ひっさびさにブログを開いてしまった!!

 

今日の昼間、テレワーク中に、

相方からLINEが届いていたことに気づく。

 

「ペパカン行くの?

 いくよね、あすぴーだし」

 

・・・・は?

・・・・・へ???

 

最近すっかりツイッターチェックをサボってましてね~

突然のことに何が何やらでツイッターを開いて判明。

そして…

テンションおかしくなって発狂しすぎて相方に叱られる。。。

(自分がLINEに気づいたときには相方は午睡の夢の中

 大騒ぎしてたたき起こしてしまったw)

 

いやはやまさか、またこの作品を観られるとは!

しかも藤堂さん主演であすぴーがヒロインでとは!!!!

そりゃ取り乱すってもんですよ(^^;

 

でね、知ってる役者さんもとっても多くて、

どなたがどの役かっていのもそりゃあもう気になるわけで。

 

 

そんなこんなで

BE WOOD LIVE 主催公演

「ペーパーカンパニー ゴーストカンパニー」

勝手にキャスティング大予想~~!


 

とりあえずまず書いちゃいます。

それぞれ敬称略でm(_ _)m

 

陵:藤堂 ← まあここは確定w
春子:あすぴー
楓:栞菜

黒部局長:かわの
日比野:クシダ
菱沼:オオダイラ
柳田:図師
妙子:稲葉
君江:水野
亜音:結城
君島:髙木
島田(人権団体):阿部
遊佐(人権団体):中舘
市原(救急隊員):宇敷
仁川(救急隊員):三浦

 

車谷次郎:佐藤

 

で、考察。

 

今回も正直難しい。

オオダイラさん図師さんの辺りとか、

聡一朗さんなんか高校生?え?どうなの???とかですね!

あとはやはりお初になる方々とかはなかなか読めず、

アチラを立てればコチラが立たずのところなんかもあって、

読みというよりはやむなく埋めた部分なんかもありますけども(^^;

 

完全確定はもちろん藤堂さん。

まずはもうここが大きな楽しみですよ!!

すっかりえろえろになった藤堂さんが、

(言い方wお色気満点ってことですなw)

陵という役をどう魅せてくれるのかですよね~!!!

 

編集局長、デスク、次郎さん、ここもカタいかな。

男性お二方はお初なのですが、

キャストさんの雰囲気とかお名前の位置からは、

きっとこうだろうなあと。

 

あと編集部の女性三人もかな。

役柄とキャストさん的にちょうど当てはまりそうな。

でもここのトリオもやっぱり難しくはあるか(後述

 

そして難しくなるところ。

 

まず春子と楓、あすぴーと栞菜さんどっちがどっちをやるか。

あすぴーがヒロインてことだからこうだと思うんですけど、、、

ヒロイン、楓じゃないよね?(^^;

案外おふたりは逆の方もまた楽しみであるようにも思うのですよね。

でもやっぱり暴走春子のあすぴーを見てみたいw

 

オオダイラさんと図師さんはどっちがどっちかとも思いましたが、

とりあえずまずはコンビではないかと。

菱沼の冷静マジメな雰囲気とか、柳田のキャラ的なところから考えて、

こういう配置ではないかなと。

 

そして悩み切った聡一朗さんはやはり思い切って高校生にw


でもって最後。

お初の男性御二方は判断に困って救急隊員に当ててしまいましたが、

阿部さんと中舘さんでの人権団体コンビではないかなと。

聡一朗さんがどこに入るかでこの辺全然変わったりもしそうで、

悩むところでしたけどもね。

阿部さんの救急隊員とかも可能性高めか?

 

あと遊佐さんに別の方が来て中舘さんが編集部にとかもある??

その場合は実年齢と役年齢が大幅に違う前回のような形にも??

やっぱりこの辺はとても難しい(^^;

 

 

といったわけで大予想終了。

 

当たったら嬉しいけども、それよりも、

ああでもないこうでもないと想像してるのが楽しい^^

そして何よりも、この作品をまた観られることが何より嬉しい!!!

 

こんなご時世ではあるので、

ご出演の皆さま、スタッフの皆さまが、何よりも健康で元気で、

稽古から本番へと進むことができるように祈っております。

 

そして自分も元気に観に行けるようにしなければ!!

ご時世に関わらず、先立つものとか仕事とかww

 

 

ついでに、、、

自分が観たときの感想へのリンク上げとこうw

 

とにかく、忘れられない年になった2020年。
自分自身にとってとても大きなことの数々があった年でした。
これはコロナとは全く関係なくです。

でもってコロナのことには触れませんよw
もうあちこちでさんざん見てる文字ですし、
ここでまでわざわざ書いたり読んだりしなくてもねえw
ま、どうしたって関わってくるところはあるのでそこは触れますが。


そしてすっかりブログを書くことも減ってしまいましたが、
この振り返りだけは何となく続けたいかなと。
毎年恒例ですし、後から記録として振り返る材料になりますしw



てことで2020年の振り返りです。

まずは激減した観劇記録から。
これはコロナに当然関係ありますが、
それがなくても減ったんだろうなあと思っています。


●観劇振り返り


■2月(2作2回)
まんま、見ぃや!(1)
(カラスカ)

1224包囲網(1)
(希望の星)


■3月(2作4回)
愛する母、マリの肖像(1)
(T-works)

Liar3+1(3)
(演劇企画 heart more need)


■6月(1作2回)
ミキシングレディオ2020(2)
(劇団6番シード)


■7月(1作2回)
フスマノオトン(2)
(ツツシニウム)


■9月(1作1回)
マルガリータピザ2nd CUT(1)
(マルガリータ企画)


■10月(1作3回)
新宿アタッカーズ3~孤島の洋館殺人事件~(3)
(UDA☆MAP)


■11月(2作7回)
無音(1)
(ProjectK)

ザ・ボイスアクター
 アニメーション(3)
 オンライン(3)
(劇団6番シード)


■12月(2作5回)
ボブジャックの少し早い年忘れの宴
 目を閉じておいでよ(2)
 ボブオムニバス(1)
(劇団 Bobjack theater)

ほんとうにかくの?(2)
(ENG)


合計:12作品26回



配信公演とイベント公演は外しちゃいました。
だから余計になのかもしれませんが、
減ったなあ~~!とんでもなく観劇数減りました!
もちろん誰もがそうだろうとは思いますが(^^;

ただ、観た作品はどれもとてもいい作品ばかりでした。
優秀作品選びをしたら、ほぼすべての公演がノミネートです。
実はたったひとつだけノミネートされないのですが、
それがどれかなんてもちろん書きませんwwww

しかし、コロナ前後で記憶の残り方が全然違うなあ…
今年の早い頃の自分の状況とか、
コロナ自粛のあの期間の何か印象の大きさでも関係あるのかな。


で、正直言うと最優秀作品は
「該当作品なし」
とすべきかどうか悩みました。

なぜならとても珍しいことにまったく迷わず、
(いつもは選んでも選びきれずにどんどん増えるのにw)
・ボイスアクター
が一番良かったからです。
でも自分ルールでは再演ものはそもそも対象としないので、
そういうことなら該当なしとすべきなのかと迷いました。

ただね、それはそれとしてとても素晴らしい作品もあったので…
・新宿アタッカーズ3~孤島の洋館殺人事件~
こちらを最優秀作品とさせていただきます!!

心が踊るというかもうザワザワするというか、
気持ちがスキップしちゃうというか…
こんなに楽しいって気持ちを全開にさせられる作品、
そうは会えませんよ~!!
キャストが豪華すぎるうえに、
お話のつくりもボリュームもそれにふさわしいもので、
本当に「オールスターお祭り騒ぎ」みたいな作品でした!!



そしてそれだけでなく、観劇したすべての公演で、
劇場で、生で、観られることの楽しさ・重み、
それを感じないではいられない年になりました。

おっかなびっくりしながら会場に行く。
おっかなびっくりしながら客席に座る、観る。
やっぱり、怖いのですよね、多かれ少なかれ。
でもそこでさまざまな対策を目にする。
とても丁寧に出演者や客を思って対策をしているところもあります。

どれだけやっても十分とは言えない。
どれだけやっても不安は尽きない。
それでもたくさんの心遣いを目にすると、
どこか心がホッとするところもあります。
でも、それを用意するために、
お互いに不安があるまま公演を作り上げることに、
一体どれだけの努力を払わなければならないのだろうか…
そう思わないではいられません。

だからこそ、直接観られることが本当に貴重な機会だと思えて、
用意するために心を砕いている皆さまに感謝するばかりです。
そしてそれは、直接ではない配信でもです。
配信だって演者さんの側にはリスクがあります。
でもこちらは安心して観ることができる。
いかに観やすい配信の環境を整えるか、
その点にたくさんの配慮と努力をしてくださっている団体もあります。
そういう皆さまのお力があるから、自分たちは楽しむことができる。
そのことを本当に感じさせられました。

だから、すべての皆様に、感謝なのです。



●個人振り返り
そして、個人的な振り返り。
最初に書いた通りですが、忘れられない年になりました。

自分自身の身の回りに、ちょっと手に余るくらい?
とても大きすぎる変化が来ました。
そのひとつは僕のツイッターを知ってる方はご存じの方も多いですが。

ざっというと
結婚と相続と介護がまとめて発生しました。

まあ~一度にこんなことがあるもんですねえ。。。

おかげでこの先の人生で何があっても、

これ以上忘れられない年ってのはないんじゃないかと思いますw


今年は自分が撮影にかかわった映画、
「ディープロジック」から始まりました。
これもまたとても大きくてうれしい出来事でした。
ですが、上映のまさに真っただ中で、父が亡くなりました。
そして同時に介護問題をまとめてしょい込むことになりました。

とはいえどちらのことも、
「いつ何時そういうことになるか?」
という状況なのは見えていたことで、
心構えも2年近く前からできてはいたのですけどね。

ただまあ実際にあれこれ当たるとなると、
思っていたよりもずっと、ちとヤバいなってくらい大変でしたが(汗
でも自分は周りの方々に本当に恵まれて、
日々目を回しながらもwなんとかまっすぐ進んでいます。

あ、おかげで初めて弁護士さんのご厄介になり、
初めて裁判所に出入りもしちゃいました。
もちろん法廷に行ったわけではないw

介護のことは書いたもんかどうか最後まで迷ったのですが、

「ひとりで溜め込むのは良くない」

「誰に聞いてもらうでもなく外に出すことが大切」

そんなアドバイスを頂いたりもしていたので、

思い切って書いてしまいました。

だからボブジャックの公演での椎名さんの詩絵さん、

ああいうお店・お方のありがたみはとても実感できたのです^^

こういうお話を普通にしれっとできるようになれる、

そんな世の中になるといいなあ~



そして、、、それらと大きさ比べはちとしづらいですが、
もうひとつ大きな出来事、結婚。
親の死ってのは人生でほぼ間違いなく出会うことですが、
結婚ってのはそうはいきませんからねw

まさかこんな自分にお相手が、

しかもとっても「優秀」な人が!
いてくれるなんて数年前の自分に言っても信じますまいw
これもまた周りの人に恵まれたがゆえのこと。
本当に素敵な人たちが周りにいてくれているなあと心底思います!

実家ゴトで迷惑を掛けないようにはしつつ、
その分しっかり支えてもらいながら、
自分も支えになれるようにと思っているところです!!



2021年はこういう事情で年初のご挨拶はできませんが、
ふたりともども、劇場で、劇場外で、酒場で←
くれぐれもどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!!
 

カラスカ

「まんま、見ぃや!」




相変わらず怒られそうなタイトルw



そしてこのブログのタイトルに書いた通りなのですが、

ようやく今年の初観劇をしてきました。

そして、こんなにも遅くなってしまったのは、

まるでこの舞台に初観劇で出会うためだった?

そんな風に思えるくらいの作品でした。


カラスカ江戸川さんの作品は、たいていが、

くだらなくて(ホメ言葉

ひどくて(ホメ言葉

怒られそうな(ホメ言葉

それはそれはもうひどすぎることが多いですが(だからホメ

そんな中でも本当に名作だと思える作品も多いです。


そして今作もまたそれらに並ぶ、

素敵な素敵な、

会心の一撃のような、

ひどすぎる作品だったと思います!!!(何度も言うけどホメ




カラスカさん欠かさず観に行けてるわけではないのですが、

自分がこれまで観た中でも一番ってくらいかなあ、

とにかく笑いの散りばめ方がすごかった!!

「冬の富士山頂で見る星空か!!」

みたいな様々な大きさの笑いが、

人々がやり取りをするたびに何か入ってきます。


セリフ自体であったり、受けてのツッコミだったり、

キャラが変ゆえのおかしなものから、

おかしな人のおかしな行いに対する自然な反応とか、

それはもう自然不自然あらゆる形の多彩な笑い!!


でもその実、物語の奥底に流れる本筋部分、

これを実に巧みにほんのりと感じさせてくるのです。

それは、まっすぐで熱い想い、キャラたちが持つ想い。


その気持ちがとても素敵なものでありつつ、

でもすごくさりげなく感じさせてくるようなのですね。

だから、間断なく攻め立ててくるくだらない笑い、

そのジャマをしないw

でもしっかり筋を抑えさせてくれる。


すごく笑ってるのに、笑って笑って大変なのに、

なんかちょっと良いシーンがきて、グッときて、

「あれ?この目から流れるものは笑いによるもの?それとも?」

という僕が良くやられるパターンのやつを、

これでもかこれでもかと、再三にわたってやられました。


ホント、超笑わせながら感動させるっての、

やめてもらっていいですかね辛いからw



また、登場人物の数は多い方だと思うのですが、

そういう人々それぞれの背景もしっかり描かれているのです。

(もちろん一部ない人もいますけども)


これだけのキャラがいてもしっかり描かれてキャラが立っていて、

それでいてこんなにふざけてて、

怒られそうなくらいひどくて、

でも人の想いがとても素敵なもので・・・

いやもう江戸川さん頭どうかしてると思いますよホントに!

(だから何度も言うけどホメ言葉)



そしてそして、

いろいろツッコミどころ、ひどいところが、

多々多々ありつつもですが、

素晴らしいエンタメ作品になっていたんじゃないかなって、

思います。


カラスカといえばいつものダンスシーン、

あれがいつものじゃなかった!

今回のキャストさんの特質を見事に活かした!!

素敵!


またそこに限らず、エンタメ要素、

いろいろ魅せてくれたと思います。

いろいろすぎてホントひどいですけどもwww



あとはやはり、全力の真面目?

すっごくくだらないことでも、それを行う、言う、人物は、

マジメにそれをやってるのですよね。

もちろんそういう演技を役者さんがしているってことですが、

全力マジメにそれをやっているからこそいっそう笑える。

そういう役者さんの力もまた多々多々感じられました。


そんな人たちの中での個人的MVPは霜月さん。

おそらくお初の役者さんですが、

あまりにもまっすぐなカッコ良さに惚れました!


そしてカラスカ団員さんたちは、

今回どの役も個人的に嬉しい役ばっかりでした^^






さてさて少し、ネタバレじゃないんですけども、

中身的な部分に突っ込んでも書いてみます。




今の自分にあまりにもハマってしまった要因。

それは、主人公の父、先代座長が言っていた言葉でした。

娘たちや当時の団員にしっかり植え付けられている言葉。


辛いときこそ笑え!


今の自分に、そしてこの超絶笑える舞台のなかで、

こんなにも当てはまるものがあるだろうかと。



すっごいくだらない行動の数々も、

この言葉がベースにあると思うとまるで違う見え方になる。

そのくだらない行動こそがとても素敵な行動であると。

そして物語が進むと、苦しいことに直面した彼らが、

この言葉を大切にしながら全力で挑んでいく。

こんな素敵なことはない。

そして、それを観て、

感動しながらも、爆笑が止まらない自分がいる。

そしてそのうちにあるものを考えると、

涙でハレツしそうになる自分もいました。

でも爆笑によって助けられてもいました。


だから、終演後の余韻のときが、一番危険でした。

帰りの電車でも思い返すと泣いてしまいそうで。。。

電車で一人泣く中年男…怪しいにも程があるw

あぶないあぶないww


感動と笑いが同時に起こる、

自分にとってなかなかないこの事象。

それがあったということが、

自分にとってのこの作品がどれだけ良かったかを、

しっかりと表している気がします。




今年はホントに観劇できなくて、予定立てられなくて、

ギリギリまで諦めずにチャンスを窺って、

それでもダメで・・・

ってことがずっとでした。


この舞台も、今日の夕方まで、

本当に観られるかわかりませんでした。


でも、、、細い一本の糸の上を歩くように、

わずかな可能性の中に通った道を抜けて観に行けた!!

それがこんなにも自分にハマり突き刺さる作品だった!!


今年の初観劇がこんなに遅くなったのは、

この作品をこそ今年の最初に観るためだった・・・

ホントにそんなめぐりあわせだったのかなあなんて、

思えたりしているわけです。



これを一度しか見られないっていうのが本当に悔しい。

そういうとき、これまでは、結局また追加してたー!

ってことがすごく多かったのですけども、

残念ながら本当にダメなのです。

この一回だけ。


一度だけだと記憶力がイマイチくんの自分には、

何か月かすればだいぶ忘れてしまう部分があるでしょう。

でも少しでも残していられるように、

大まかな内容ですけども、ブログに書き残したく思いました。



年の最初にこんなにどハマりする舞台に会える幸せ。

でも、今年この後にはハードル上がるぞ~^^