未来に向かって ~旅立ちの朝~ -2ページ目

未来に向かって ~旅立ちの朝~

応援している大切な人たちのことを中心に、日常をつづっていきます

皆さま明けましておめでとうございます。

2020年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



TTTのカウントダウンが昨年で終わりを告げ、

今季は久~~~々にゆっくりできる年末年始のはずでした。

が、風邪っぴきになったりあれこれドタバタだったりで、

結局振り返りを年内に終わらせられずじまい。

なので年始ご挨拶兼ねての振り返りですw


いつものように観劇のことと個人的なことの振り返り。

まずは…




●個人的な振り返り

2019年はとにかく忙しい一年でした。

観劇振り返りをまとめていて、「これ見たの去年!?」

と思うのがいくつもありましてね~。

少ししか経ってないものがすごく前に思えるような感覚。

すごく大変でしたが、ある意味充実と言えるのだろうかw


大変な要因のひとつは仕事がいい感じの火加減になったことw

年末年始の休出なんて何年振りだったことかww

それが秋口まで良い火加減のまま続いたりしましてね。

もうひとつはプライベートというか何というか…

仕事でよ~く燃えてるときを巧みに外れたので助かりましたが、

同時に燃え上がってたらと思うと、、、、、><


ただ怪我の功名とでも言えば良いのかw

減らさなきゃ減らさなきゃと言い続けて来た観劇数、

ホントに減りましたw減らせましたww

反面、観劇での発散ができないので、酒量が増えたか?

・・・観劇後いつも飲んでるじゃないかというツッコミはスルーw


とにかく、あれやこれやと身の回りゴトがくるので、たぶんw、

だから覚悟を決めるというか腹を括るというかなのです。

いろんな意味で元気に暮らせる2020年にできると良いなあ^^



そんなこんなで減ったという観劇の記録行きますよ~。



●観劇振り返り


■1月(4作5回)

アラサー魔法少女の社畜生活(1)

(森山智仁プロデュース公演)


週刊少年てんぎょ(1)

(男〆天魚)


陽だまりの中で(2)

(林家畳)←でいいのかな?


ごんべい2(1)

(ゲキバカ)



■2月(3作3回)

劇団未成年交流会公演~IRIYA~(1)

(劇団未成年)


隣のきのこちゃん4 ~すもうでむぼうなかれらは大統領とスモウ?!~(1)

(tokinoko presents)


ネーチャンズ☆8(1)

(Am-bitioN)



■3月(5作7回)

くるおしき綾、絢爛なれ(1)

(小川細川企画)


舞台「極秘」(3)

(Please Mr.Maverick企画公演)


そもそも石段の先に大霊界があるのが(1)

(Rebel Group)


三日天下(1)

(猫ノ手シアター)


THE GOEMON~episode 0~(1)

(東出有貴プロデュース舞台)



■4月(5作7回)

FAX! FAX! FAX!(3)

(チームまん○)


恋の遠心力(1)

(朝劇 西新宿)


音木話#3(1)

(个LABO)


世界の底にて君を待つ。(1)

(ぱすてるからっと)


私の娘でいて欲しい(1)

(劇団皇帝ケチャップ)



■5月(4作9回)

未来切符

(劇団6番シード)

 ミライ編(3)

 カコ編(3)


獣の柱(1)

(イキウメ)


DOLL(2)

(アスプロ)



■6月(6作10回)

理想のオムニバス

(希望の星)

 スペード(2)

 ハート(2)


高度ブルー(2)

(カラスカ)


End of the WORLD(1)

(POWER PROJECTクーデター)


トルツメの蜃気楼(2)

(オフィス上の空プロデュース)


TIME TRAIN(1)

(東京印)



■7月(3作4回)

Lone Wolves(1)

(スリーH)


愛媛のスキャンティー(1)

(ガチゲキPRESENTS)


一寸先の影法師(2)

(劇団ZTON)



■8月(1作2回)

紙風☆スクレイパー(2)

(UDA☆MAP)



■9月(6作8回)

商人チャンドラ(2)

(劇団Please Mr.Maverick)


明日見た笑顔(1)

(しみくれ)


誰そ彼(1)

(浮世企画)


マルガリータピザ1stCUT(2)

(マルガリータ企画)


紺屋の明後日(1)

(オフィス上の空プロデュース)


ほしい(1)

(劇団時間制作)



■10月(8作10回)

GUNMAN JILL(1)

GUNMAN JILLⅡ(2)

(チームまん○)


オトナインデッドリースクール(1)

(松扇アリス)


アイラブユー(1)

日本演劇総理大臣賞(1)

(ロデオ★座★ヘヴン)


治天ノ君(1)

(劇団チョコレートケーキ)


あの日、共に見た青空の下で(1)

(東出有貴プロデュース舞台)


32 PRINCESS(2)

(アスプロ)



■11月(4作9回)

終わりのない(1)

(世田谷パブリックシアター+エッチビイ)


なまくら刀と瓦版屋の娘(3)

(劇団6番シード)


ノッキン オン ヘブンズ ドア(4)

(Bobjack Theater)


アンオーダブル(1)

(演劇企画 heart more need)



■12月(1作2回)

アリスインアリスinデッドリースクール(2)

(アリスインプロジェクト)




合計:50作品76回



ほぉら減った!!!

例年100回超を続けてきて、

100を下回った一昨年だって理由はただの体調によるもの。

しかもそれでも92回観ていた。

それがここまで一気に減ったのは、努力の成果?w

でもね、行くつもりだったけど都合がつかず諦めた…

という公演も結構あったりするのでね、

努力以外の、環境要因での回避がなかったら、

ホントはもう少し増えてたかもしれないのですけどもね。


あとメジャーどころに触れる機会が。。

DVDでしか観てなくて、行ってみたかったところとかね。

それと、重厚濃厚な会話劇の面白味?に触れる機会も増えましたかね。

そのメジャー系のところがそういうものだったのもありますが、

それだけじゃなく、これまでも接点ある方・場所・観劇仲間起因など、

いつにもまして重厚に楽しめた!という印象があったりとかね。




●優秀作品

ここに挙げたいと思う作品はとても多かったです。

何も考えずにピックアップしたら25作品くらいになりました。

50のうちの25って…(^^;


平均点的には高かったと思いますが、

すご~く良かった、というのは案外絞られてくるのかなと。

ということで、いつも10ちょい挙げた中から絞るのですが、

分母が多すぎるのもあって最初から一番いいところだけに絞ります。


あ、自分的再演はいつも通り除外です。

ガンマンジル、ノッキンヘブンですね。



では、ピックアップはこちら!

(上演順)


・理想のオムニバス

・日本演劇総理大臣賞

・アンオーダブル


すくな!!!

ホントにこれオレのチョイスか!?と我ながらw

でもこの背後に涙を飲みつつ削ったものが、

20・・・どんなに頑張っても10以上、あるのですけどもねw

だから最初から最優秀候補にしたいものだけにしましたw

 

これらの感想を挙げてないんだよな~

特に下ふたつはツイートさえもしてなかったはず。

この下ふたつはさっき書いた重厚な会話劇の代表格。

お話も作りもキャストさんも、見応えがありすぎました。

理想のオムニバスはあらゆる意味の総合力で。

2つのコースの観る順番なども個人的にハマり、

芝居でガッツリ魅せ、コントでおバカに笑わせ、

チーム対抗戦のガチバトルも楽しかったしと多彩!

そして生演奏の魅力も大!

でもお芝居に魅力なかったらもちろんここに来ません^^



●優秀作品とも違うけど

いろんな意味で傷跡爪痕を残してくれたものw


・なまくら刀と瓦版屋の娘

気がついたら笑ってた、みたいな感覚を何度も。

「あ、今俺笑ってたか」とふとした瞬間に気づくのね。

無意識に笑ってて後から気づくみたいな感じ。これはびっくり。

そして見終わった後には「笑ったわ~」以外に残らない。

そういうとにかくただひたすらコメディってのをガツンとね、

やってくれちゃいました^^


・アリスインアリスinデッドリースクール

これについてはもう書くと際限なくなるからね(^^;

とにかく思い入れがありすぎて客観的に良し悪しを判断できず、

なんでもいいからとにかく観たかった作品!

いつか観られるかという期待…でももう観られないだろうという諦め、

それを心のどこかにずっと持ち続けていて、

それがついに叶ってしまったという作品です。

自分にとって本当に大きすぎる存在のアリスインアリス。

あすぴー高橋明日香さんが率いた、

自分が応援している人たちが集まりすぎたあのユニット。

そこで観た大好きな世界観の歌をそのままお芝居にする。

しかもこれまた大きな存在のデッドリースクールに載せて、

麻草ワールド全開のものを細川演出という中で観られる。

こんな幸せなものが他にあるだろうか・・・という作品。

これを創ってくれたアリスイン関係者の皆さま、

出演してくれたアリアリの出席率高めのトリオ、

(中でもあすぴーは卒業してもなおですしね)

そしてすべてのキャストさんに、

とにかく感謝の言葉もないくらいの作品です。


ホラ長くなった…でもまだホントは書いていたいw

いつか改めて書くことがあるかな?

年末に書いたあすぴーのアスプロのブログのように。



●好きなキャラ

とにかくまずこの3人!!


前島流瀬(未来切符ミライ編「35キロメートル地点の奇跡」)

 :宮島小百合さん

 さゆりん恐るべし!この歳でこんなステキ女性の雰囲気を!

 後ろからそっと、ときに正面からガツン

 支えて叱咤してケツ蹴っ飛ばして

 視野が広くて優しくて包容力あって…の趣?

 お芝居の中でこういう姿を演じられるの本当にステキっす!!


トーマス(End of the WORLD)

 :藤代海くん

 ただただもうひとこと

 藤代無双再び!!

 すっごい大変な作品ですけど

 全員がすごかったと思いますけど

 中でもやっぱりすごかった!汗びっしょりの中でひたすら光った!


ヒダリー・シュインマン(GUNMAN JILLⅡ)

 :森侑平さん

 悪役としての色気!!強さとカッコ良さ!!!

 ヒールが存在感を発揮して光ると場が本当に輝く!!!

 森さんはスリーHでもメチャクチャ良かった

 あまりに違いすぎて同じ人って最初気づいてなかったけど(平謝り)



きっとパッと出て来ないだけで他にもいると思うけど、

今とにかく思い出せるのがこのお三方!

本当に印象に残る役でした^^





いつものようにまだなにか書き忘れてる感が残りますが、

すでに存分に長いのでここまでにしておきます。


今年もあれこれ大変な年になりそうですが、

観に行ける舞台、お会いできる皆さま、

そういうひとつひとつの機会を大事にできたらと思います。


本年もどうぞよろしくお願いいたします!!



「Asuka Produce」、略してアスプロ。


昨冬に10年所属した事務所を巣立ち、

フリーで活動を始めたおなじみのあすぴーこと高橋明日香さん

そんな彼女が初めて挑んだ「セルフプロデュース」のイベント。


ホントにすっかり時間は過ぎてしまったのですが、

やはりこのイベントのことはどうしても書いておきたい!

ということで、久々にブログ、書いてみました!


最近すっかり文章書き集中力が失われてしまい、

ブログなぞ疎遠になってしまいましたけどもね。

おっとツイッターも疎遠だったわ(汗



ちなみにアスプロは第一弾が遠く半年も前の5月26日、

そして既に第二弾も10月19日に終わっている状況。

最初はどちらのブログも書こうとしていたのですが、

いろいろ諦めて一番書きたいことだけに絞ることにしました。


Asuka Produce Vol.1

「DOLL」


ホントの最初。

初めての挑戦となった第一弾のレポ、

その中でも芝居部分のものを書いてみたいと思います!




そもそもこんなにもブログに書くのが遅れたのは、

イベント自体にいろんな要素がてんこ盛りすぎましてね(^^;

書き始めてはまとまらず、書き進めようとしてはまとまらず・・・

いたずらに記述量が増えつつもまとめられなかったからでしたw

ホント文章力だの集中力だの落ちたんかのう・・・


そんな盛りだくさんだった要素の数々とは…

・あすぴー初めてのひとり芝居とか、

・その芝居の脚本演出が6C松本さんだったとか、

宇田川さんも稽古や本番にも来てくれたとか、

・劇シナ共演の石田太一さんまで本番お手伝いに来てくれたとか、


そしてあすぴーがここまで培った舞台についてのいろんなもの…

演技の力であったり、

周りの素敵な人たちとの素敵な関係であったり、

そういうところから感じられるあすぴー自身の人柄であったり、


そういった、とても嬉しいものが盛り盛りだったのでした。

それにイベント内容自体もてんこ盛り盛りでしたからね!



いつものように前置き長すぎw

では行きます。


まずは写真。

これは台本の表紙、こういう衣装でした。

そしてこの台本のおかげで今回あらすじ書けますw





会場は川口のLive Space CAVALLINO。

ここがすんごく素敵な会場なんですよ~~!!!

お店が綺麗で清潔感いっぱいのこじゃれた感じで、

バーカウンターも素敵、置いてるお酒も素敵。

お店の方も良い感じの方々ばかり!!

ほ~んとに素敵な会場でした^^

お芝居に使うことは初めて?だったそうです。




<イベント進行>

イベントの進行・内容は以下の通り。

○オープニング

○ひとり芝居

○脚本演出松本さんとのトーク

○プレゼントコーナー

○歌


あすぴーが歌っちゃう!!(笑)


ではお芝居部分のレポ行きますよ。

<おはなしとかんそう>


●ざっくりあらすじ

ひとり芝居はあすぴー八変化!

古びた骨董品屋に置かれているフランス人形が主役!

ごすろり?あまろり?←よくわかってない。

そんな衣装を着た人形役のあすぴーが登場し、

この人形の周りで起こる様々な人間模様をひとりで演じ分けました。


登場人物は全部で8人。


この人形、一見ただの人形だけれど、実は心があります。

中でいろいろ喋っているのがたまに聞こえる人が。。。

そのせいで怖がられてしまい、次々人の手に渡り、

この古い骨董品屋に売られて埃をかぶることになったという身の上。


お店にやって来るのは

・おじいさんとおばあさん

・お母さんと女の子(幼稚園児かそれ以下?

・キモい男

・ギャル高生コンビ


素敵な自宅の持ち主に買われたがっていた彼女(人形)ですが、

周りの人たちの会話が聞けることが元で人助けに奔走することになり、

絶対コイツには買われたくない!という奴らの魔の手を無事逃れ、

最後は素敵な持ち主さんと暮らすことができるようになる…

とそんなお話でした。




●あらくないあらすじ

お話が始まると、最初は自分の境遇を嘆く言葉をつらつら。

(ざっくりあらすじの通り)

こぉ~~んなにカワイイのにぃ~とか自信たっぷり!

そして毒気もたっぷり!←ここは演技者自身と特徴が酷似?www



そしてお店にかわるがわるやってくる人たちがいました。



最初はおじいさんとおばあさん。


余命宣告を受けてから残りはもうわずかなおばあさん。

そんなおばあさんへのプレゼントを考えているおじいさん。

でも「本当は別の女に贈ろうと思ってるんでしょ」とおばあさん。

デイケアセンターのチャコちゃん(女性スタッフ)とやけに仲良い、

他の人からそう聞かされていたおばあさんはすっかり疑っています。


最低だなこのジジイ!などとののしる人形。

一瞬、誰かに怒られた気がしたおじいさん。

でもやっぱり気のせい?

そう、自分の声はほとんどの人には聞こえない。

聞こえる人が現れたら友達になってお話しして…

そんな買い手が現れることを願っている人形でした。




次にきたのはキモい男。


いかにもオタクくさ~いキモい男。

人形を見つけての彼女に向ける言葉などもホントにキモい!

そしてこの男はどうも微妙に人形の声が聞こえる???

ただいくら声が聞こえても、さすがにコイツと友達になりたくない、

お前はアタシを買うな!と願う人形でした。


人形を買おうとした男でしたが、手持ちの現金がなく、

カードもこの店では使えなかったため、一旦店を出て行きました。

(カードを使えることで、一応ちゃんと仕事してるのかと、

 人形は意外そうに感心したり…)




誰か助けて~~と願っているところにやってきたのは、

お母さんと小さな女の子。


人形に気づいたそのミカちゃんという女の子、

ひと目で気に入ってお母さんにおねだりします。

でも買ってもらうことができません。

なんとしても自分を買って欲しい人形がミカちゃんを応援していると、

んん??ミカちゃんが人形の言葉をオウム返しに口にします。

突然変なことを言い出した娘にお母さんびっくり!


ということは・・・

「あたしの声聞こえるやつキター!!!」叫ぶ人形!


あたしの声聞こえるやつキターって言ってる…と、

そんなことまでミカちゃんは口にします。

でもお母さんにはもちろん信じてもらえません。


娘が騒いでいることを店主に謝りながらお母さんが言うには、

近くにある託児所つきの職場に通っているそう。

そして・・・

「ママが買ってくれないならパパにお願いするもん!」

「パパはもういないの!!」

どうやらお父さんは既に他の女性と一緒に暮らしているようでした…




さっきのおじいさんが、今度はひとりで戻ってきました。


人形を見ながら迷っている様子のおじいさんが呟いたのは、

「サプライズプレゼント、婆さんは気に入ってくれるだろうか」


それはおじいさんの本当の狙いでした。

他の女へのものと見せかけて実は本当におばあさん宛、

「サプライズにすることで驚きが増す」というアイディアを、

仲良いと疑われている女性スタッフから貰っていたのでした。


おじいさんの言葉を聞きながら、

「本当の気持ちを知らないまま、おばあさん死んじゃうの?」

と人形は心配になってしまいました。




でもそんな心配をしている場合じゃない。

さっきのキモい男がお金を持って戻ってきました。


今度こそ買われちゃう!!!><

と、思いきや「くそーーまたアイツかよ!!」と突然の言葉。

いわく、オタク男は近くのデイケアセンターで働いていて、

担当している認知症のトメさんが財布から盗むので困っている、と。


この言葉に人形がふと気づきます。

お金を取りに戻ろうとする男に必死に呼びかけます。

彼の職場にシングルマザーの方がいて、

その娘さんが託児室にいるから呼んでくるようにと。

「ん?もしかして千代子先輩の娘さん??」

人形の声が微妙に聞こえる男、声が届いたのか?

そういって店を出て行きました。


「千代子先輩…ちよこ…チャコ!?だとしたら・・・」

人形の中で何かが繋がりました。




ところがそこに再びピンチが。

チャラ高生コンビが店を訪れ人形に目をつけます。

しかも火をつけて燃やして呪いのビデオ撮るとかとんでもないことを。


「やめて買わないで!

 やっと私の声が役に立つときが来たのに~><」


すると…


「やめて!」ミカちゃんがそこにいました!


お人形さんが嫌がってる、いじめちゃダメ!!

ミカちゃんの言葉に「なにコイツ、キモ~い」と言って、

ふたりは立ち去ります。助かった。。。



なあに?お母さんがダメって言うから買ってあげられないよ?

そういうミカちゃんに、お母さんへの伝言をしようとしますが、

幼いミカちゃんにはなかなか伝わりません。

短い言葉で伝えるには・・・と、そこに、

ひとりで出掛けたミカちゃんを追いかけて、

お母さんが慌ててやってきました。


「この言葉をお母さんに伝えて!『サプライズプレゼント!』」


サプライズプレゼント…

おじいさんとのことを知らないはずの娘の言葉に驚くお母さん。


そしてミカちゃんは人形の言葉をたどたどしくも懸命に伝えます。

お母さんのことをチャコちゃんと呼ぶおじいちゃんがいること。

そのおじいちゃんが大好きなおばあさんに伝えたい言葉があること。

それは「おばあさんが亡くなるそのときまでずっと一緒にいるよ…」


それを聞いたお母さんはすべてを理解しました。


おばあさんのことが大好きなそのおじいさん。

お母さんは自分が離婚するときには、

おじいさんにたくさん相談に乗ってもらっていました。

だからこそ今度はおじいさんの相談に乗って、

サプライズプレゼントのお話をしていたのでした。

だから、ミカちゃんの言うことを信じる、と。


「じゃあこのお人形さん買っても良い?」

「いいよ おじいちゃんには別のプレゼントにするように言うね」


「うっしゃー!!!最高の友達キターーーーー!!!」


「またおかしなこと叫んでる(笑)」



・・・・・



こうして人形は引越しして、

ミカちゃんが大きくなって声が聞こえなくなるその日まで、

ず~っと仲良くおしゃべりして過ごすことができました。。。。




●かんそうはてみじかに

まずはとにかくあすぴーのらしさとおもしろさがいっぱいに!

という作品だったと思います。


これを観てない人に伝えるなら、

沢ひかるテイストと、八変化とツッコミ無双、

とでもなりますかねえ。


そして、八人ものキャラと声色を切り替える一人芝居で、

かつテンポも速く、しかもツッコミで笑いも生み出していく。

とんでもなく大変な作品だったと思います。

松本さんオニw


でもそれをこれだけ楽しませて貰える。

あすぴーの力を感じられて、嬉しさも山盛りでした。




そして、ここからが、一番書き残したかったこと。

このイベントの感想を半年以上も諦め悪く書こうとしていた理由。

それはですね・・・



松本さんとあすぴーのトークコーナーで語られましたが、

あすぴーがこのイベントをやるに向けての想いがありました。

松本さんに仕事を依頼したときに、その想いのこともしっかり伝え、

それを受けて松本さんはこの作品を作ったようなのですが…

そこには、松本さんからあすぴーへの贈り物?そんな要素も、

含まれていたんじゃないのかな~と思ったりもします。


この作品のエピローグの一人語り(まあ全部ひとり語りですがw)は、

あらすじに書いたミカちゃんとの話のあとにもう少しありまして…

「ときどきあの骨董品屋のことを思い出す

 あのお店で出会った方たちもかけがえのない友達」

という言葉なのです。


これは事務所所属時代のことをまさに指しているのだろうな、と。

その頃に知り合った方々や、そこで積み重ねた経験、

そしてこれからの活動の中でのこと・・・。


こういう素敵な贈り物が松本さんからあすぴーに、、、

そんな風に思うとなおいっそう心がほっこりできる、

そういう素敵なものだったのかなと思ってしまうわけです。


普通に観てもとても楽しくてほっこり。

深読みするともうひとつほっこり。

あったかい想いをたくさん感じられる作品でした。



あすぴーを応援してなんだかんだで結構経ちました。

6Cの応援はそれより半年ちょい長くってね。

そのどちらも自分にはとっても大切な存在なのですけども、

その分思い入れもいっそうこもっちゃいましてねえ。


こんなに嬉しい作品というのもなかなかないのだろうな、

という風にこのとき心から思ったものでした^^






<最後に雑記>


松本さんとあすぴーのトークの一部だけですが、レポ残します。

何度も何度もレポ書こうとトライしていたときのものですw

あんまりきちんとまとまってないので読みづらいかもですがご容赦。


↓↓↓


松本さんとのトークはざっくり以下の感じ。

・松本さんに脚本依頼するときのお話

・作品についてのお話

・稽古中のこと

・これまでの6Cや松本さん宇田川さんとのお話あれこれ

映像や写真を交えながら様々なお話がありました。


では詳しく中身を書いて行きますよ。


これまでホントに休みなく舞台中心に仕事をしてきて、

でもフリーになったら急に仕事がなくなって…

当たり前ですね、自分で取らないとなのでw

で、何をしよう?と思ったときに、あれこれ考えて、

好きなことできることもたくさんあるけれど、

それでもやっぱりお芝居が一番やりたいと思ったそうです。

そして作品を依頼するならば…一番付き合いの長い松本さん、

という当然の帰結だったのでしょうね。


仕事の依頼はあすぴーからLINEで、最初はアポ取り。

普段松本さんは個人とのやりとりなんかほぼないらしく、

あすぴーと個別に連絡なんてのも初めてだとか。

それが「直接会ってお話がしたい」なんて重たい感じに連絡が来て、

何の話!?怖っ!!!となってしまったそうですよww

ただ文面の中に笑顔系の絵文字?か何かがひとつだけあったらしく、

だから、たぶん悪い話ではないのだろう、と、

それだけが心のよりどころだったご様子ww

この辺は5月の劇シナイベントでもふたりのトークでありましたね。


で、実際会ったときに依頼のお話を恐る恐るすると、

ものすごくあっさり「いいですよ」とお返事、あすぴーびっくりw

でも松本さんにしてみれば、

どんな怖い話かあれこれ想像してたところに意外にも嬉しい話が来た、

となればそれはもうふたつ返事なのですね~。


そのときにあすぴーが松本さんに見せた手書きのノート…

このイベントに対してどんな思いがあり、

このイベントでどんなことがしたいか、

それが書かれてあるもの…

その内容にも心を動かすものがあったそうです。

あすぴーもこんなこと考えるようになったのか、

と思ったと仰ってました。


で、脚本は、なんと一日で一気に書いてしまったと!

早めに書かなきゃ、と書き始めてみたら、

おお!これ行ける行けるぞ!

寝かすとダメになるやつだから一気に書いてしまおう!

ってことでホントに一気に行っちゃったそうです。

すごいわ~~w


作品については、来た人が笑顔で帰れるお話、というあすぴーの希望。

つまりはコメディで、

ということはボケとツッコミが必要で、

となってあれよあれよと人数が増えた模様w

さらにあすぴーの新たな旅立ちという要素もあって、

ということで人形が旅立つ感じのものになりました。

こんなに役がいっぱいで大変になって~、とあすぴーがぶーぶーw

コメディにしたいというあなたの希望ですよ、と松本さん反論w

そんなふたりのやり取りもあっての作品についてのお話でしたww







今年はホントに感想レポを書けませんでした。

集中力と文章力の低下か?衰えたもんだ(^^;


でもなんとかこれだけは年内に…

と思っていたものを、かなり雑~な感じですが、

書き残すことができたのでまあ良いかなとw




代わりに振り返りブログを年内のうちに書けませんでしたので、

(仕事納めからこっち体調崩して取り組めなかった説もあるw)

それは年明けにしたいと思います。




こんな雑ブログに付き合ってくださって、

しかもこんな無駄に長いやつにwww

本当にありがとうございました!!



それでは良いお年を!!

2020年もよろしくお願いいたします!!


行けるかな?行けるかな~??と不安交じりできた年明けでしたが、

無事に行けた!!

今年の観劇初め。


「アラサー魔法少女の社畜生活」


初日の公演を観てまいりました。


そして、とても楽しい公演でした!

観劇初めにこういう作品が観られると、

良いスタートを切った気になりますね!^^



すごく思うのは、タイトルがとっても良いなあと。

観終わってから振り返ったときに、

ホントにここに集約されてるのかなと思えました。


アラサーの魔法少女たちを描いた作品。

彼女たちは「様々なもの」と戦っていました。

そして彼女たちの周りの人たちもまた、戦っていました。


登場人物たちが向き合う現実に対して共感や反発を覚えながら、

(作品への反発じゃなくてお話で描かれている事態への反発ねw)

結構疲れてたはずなのに、のめり込んで魅入ってしまいましたね~。


個人的にはプラス方面の心持でいられることが多かったですが、

これ、人によってはかなり心に刺さるものがあったりするのでは?

そんな風に思えるお話でもありました。

魔法少女という突飛なテーマではありつつも、

それだけではないものを届けてくれる。


プラスかマイナスか、それともまた別か、

心の向きは人によって違うかもしれないけれど、

「共感」のひとつの形として心に届く作品じゃないかな?





で、

ネタバレ込みの感想行っちゃいます!

核心には触れないようにしますが、

なーんにも知りたくない方はスルーしてくださいね。






空想と現実が同居する、まさに人間ドラマであり、

そこにいかにもお話らしい誇張?のスパイスをちょこっと効かせる

そんな作品だったと思います。



魔法少女…魔法。

これはまさしくファンタジーで、空想のこと。

いつからか現れるようになったモンスターを倒して、

平和を…治安を保つのが魔法少女たちの仕事。


でも彼女たちはなんと「一介の会社員」でした。

特殊な技能を持ちながら働く労働者とでもいうか…。


今の日本が直面する問題、

介護士さんなど福祉系の方に多いだろうか?

そういう職業の方が働く上で抱える問題を、

魔法少女たちもまた抱えながら働いていました。


特殊な技能ゆえに誰しもができるわけではない。

でも人の少なさゆえに労働環境は劣悪になり、

ますます職のなり手が増えにくいという悪循環。



働かなければならない立場

働かせなければならない立場

そして騒ぎ立てる外野


対立軸はあるけれども、でも皆に共通するのは、

それぞれの立場で真剣に仕事をする…戦っている…ということ。

あくまでも立場が違うからこその衝突。



で、こう書くと堅っ苦しいけどもちろんそれだけじゃないw

なんだかんだでね、ファンタジーものなんです^^

魔法少女ですから!


魔法にもタイプがあって様々にモンスターと戦える。

召喚タイプ、近接タイプ、射撃タイプ。

また移動や回復も。

そういう違いもまたとても楽しいのですが、

でもでも設定を詳しく描きすぎずにさらりと触れるだけ、

サッと分かるようになっている。

その辺の塩梅がもうとっても絶妙^^


さらにはですね、彼女たちはまだ他にも戦っている!!

アラサーながら「少女」という呼称であることにも!w

あとは、結婚する子もいれば、彼氏もいない子もいたり、

若手を採用すれば理解不能すぎる頭を持ってたりとかもう!ww



現実の問題を直視させつつ、

ファンタジー要素で楽しませつつ、

人間のいろんな行動を描いてこれまた楽しませる、

でもムダなくシュッと1時間半に収める、

とっても上手に形作られてたのかなって思います^^


あとね、ちょこっとした会話がなーんかクスッと笑いたくなる?

そんなやり取りの妙みたいなものもいっぱい転がってたかな。



ホントにおもしろい作品でした^^





さてそしてキャストさん。

何気に今まで観たことある方も多くてね~。



おなじみ熊野さん。

昨年の自分的優秀作品への出現率がとっても高かったわけですが、

(ひとつ前のブログ参照w)

いやー今年もいきなりやってくれましたね~。

こういう役柄の熊野さんもなかなか見れないのかな?


当初見せていた姿が良い意味で「嫌」なやつですが、

真剣だからこその「嫌さ」でもあるのですが…

そこからの振り幅だなあ…

きっとこれは初めて彼が見せた本当の心の内では?というセリフ、

それは電話で語られるものなのですが、、、グッと来た><

そしてクライマックスに…泣きそうになった><

彼が現れたときにもうやられかけた><


いやぁ~今までも良い姿何度も見せてもらってますが、

今年一発目から、またまた良い姿を魅せてもらいました!!



そして相馬さん。

当パンでアナウンサー役とあるのを見て、

なるほど相馬さんの声や話し方を活かすのか~と思ったら、

それだけでも済まさない!!

現場で身体張る姿がもういきなり巧みww

さらにはちょっと嫌な姿…

魔法少女たちからすると嫌なところに食いつかれるような?

いやらしさがありつつ、でもテレビ側だって、

良くも悪くもえぐって誇張して茶の間に届けようとする。

そういう姿としてはとっても良いアクの強さやインパクトで、

魅せてくれました!!


そして痛恨。

賞のお祝い言い忘れちゃった><



はるさき以来の辻さん。

やっぱりおもしろい!

なんというかトホホ顔がとても似合うw

モンスター以外との戦いに一番苦労する役ですが、ハマるハマる!

あとなんだか普通の会話、日常のやりとりだけでも、

なんだかこう効かされちゃうというか何というか。

クスッと笑わされたりじっくり心に沁みこませて来たり。

一番葛藤があった役ですが、とっても楽しかったです。

そしてお土産まで頂いてしまって…恐縮です!m(_ _)m


そして召喚獣マロンw

むちゃくちゃ可愛いなマロン!おじさんだけど!www

術者(人間)に比べて加齢スピード速くないか召喚獣www

でもそんなマロン金子さんと、術者みどり辻さんの関係性、

一緒に戦うパートナーとして思い合って支え合って?

そんな2人の姿はとてもよかったです。

召喚獣だけど、マロンも立派に人間ドラマを形作るひとりでした。



まん○さんで観た青木さんや長谷川さん。

青木さんはいろんな役で魅せてくれるなあと思ってましたが、

え?何あのバトンさばき!何でもできるのか?この方は!

優秀でカッコ良い姿がすごくハマりつつ、でも、おっかないw

真顔の破壊力すごいです^^でもあれはクズ上司が悪いww


長谷川さんは…あの「小泉」以来でしたが、なるほどw

自分みたいな人間からすれば異次元生物みたいな理解不能の若手w

表情と行動が結びつかないというか、何をやりだすか何を言い出すか、

読み取れないところから突然繰り出されるものが怖くて巧みでしたw




皆さん書けなくて申し訳ないですが、

でも間違いなく全員のキャストさんに楽しませて頂きました!

無駄な役もなければ、皆さんが素敵でしたしね~^^





そんなこんなで今年の観劇初め。

ばばーーーっと書いてしまいましたが、

思わず書きたくなっちゃうくらいに本当に楽しいものでした!!



難しいけど、でもやっぱりもう一回観に行きたいなあ…







あ"あ"あ"あ"

劇シナの振り返り感想が全然書けにゃいいいいい!!!!


あの公演が終わってから

ものの見事に仕事が…ほぼ巻き込まれですが…大変になり、

それでも観劇予定は守ってこれたのですけどね~

それ以外がすっかり忙しく(^^;

めずらしく全然書けない状態になりました。

まあ、観劇できてるんだから十分じゃねーか、

って感じなんですけどもねw


で、本当は全部終えてからやりたかったことなのですが…

例年の振り返りを先にやっちゃいます!劇シナは諦めて越年!w



てことで!2018年を振り返ります~


観劇記録と、

個人的振り返りで、

まずは観劇の記録から!!




●観劇振り返り


■1月(4作5回)

ぼくらの90分間戦争(1)

(企画演劇集団ボクラ団義)


是非に及ばず(2)

(WITHYOU)


BLIND HERO(1)

(演劇集団バックドア)


Hi☆Jack!!(1)

(Am-bitioN(でいいのか??))



■2月(3作5回)

冬町ミステリーサークル~神居多町奇譚~(1)

(THREETREE presents)


ある日、ぼくらは夢の中で出会う(2)

(劇団6番シード番外公演)


千葉のジョニー(2)

(ガチゲキpresents)



■3月(5作7回)

羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~(1)

(風ノ環~かぜのわ~)


1~いち~(3)

(緊急!エリア会議)


最後の1フィート(1)

(犀の穴プロデュース)


徒花(1)

(teamキーチェーン)


春暁(1)

(野生児童)



■4月(5作8回)

春の花びら3回転!!(2)

(チームまん○番外公演)


熱海殺人事件 -売春捜査官-(1)

(カガミ想馬プロデュース)


Final Judgement(2)

(東出有貴プロデュース舞台)


QUICK DRAW(1)

(bpm)


ERROR~踊る小説4~(2)

(CHAiroiPLIN)



■5月(4作12回)

GO,JET!GO!GO!vol.1(1)

(エアースタジオ)


共感(4)

(劇団時間制作)


映日果 anjir(1)

(犀の穴プロデュース)


TRUSH!(6)

(劇団6番シード)


■6月(6作7回)

GAMEパニック【METORO】(1)

(30-DELUX)


幕末疾風伝MIBURO~壬生狼~(1)

(TAFプロデュース)


僕は影のあとを追う(1)

(img×ナナシノ( ))


流さないラジオ(1)

(爆走おとな小学生 課外授業)


雨宿りにコーヒーを(1)

(UZR)


黄雏菊 Rudbeckia : anjir zero(2)

(犀の穴プロデュース)



■7月(6作8回)

戦国アイドルタイム(1)

(企画演劇集団ボクラ団義)


最高の一揆(2)

(希望の星)


ハンムラビの箱庭(1)

(ZERO BEAT.)


GARAZY(1)

(The Four of Mats)


沼田☆フォーエバー(2)

(UDA☆MAP)


Death of a Samurai(1)

(ゲキバカ)



■8月(7作12回)

高額時給制アシュトレト(3)

(演劇企画 heart more need)


おどる童話 THE GIANT PEACH ザ ジャイアントピーチ(1)

(CHAiroiPLIN)


でかいばあちゃん(1)

(大塚ドリームSHOW)


My Way(3)

(Mcompany)


project I KNOW(1)

(project I KNOW)


白雪姫という女(1)

(ライオン・パーマ)


にわか雨(1)

(劇団 CAT MINT)


クジラの歌(1)

(tetsutaro produce)



■9月(4作10回)

希薄(1)

(ナナシノ( ))


傭兵ども!砂漠を走れ!(6)

(劇団6番シード)


ハラミ(2)

(チームまん○)


グレイテスト翔ちゃん(1)

(カラスカ)



■10月(4作8回)

幻書奇譚(1)

(ロデオ★座★ヘヴン)


みどり色の水泡にキス(2)

(キ上の空論)


うらがわの事件簿(2)

(フライドBALL企画)


いやとよ(1)

(劇団ラパン雑貨)



■11月(4作22回)

W-Gladiolus(2)

(流星レトリック)


こっちとそっち(3)

(劇団時間制作)


劇作家と小説家とシナリオライター(16)

(劇団6番シード)


俳優教室は、虹の彼方(1)

(ハマコクラブキヨコクラブ)



■12月(4作7回)

聖の夜(2)

(bpm)


ライナスの毛布(2)

(Bobjack Theater)


クロッシング・クリスマス・クリアランス完全版(2)

(バンタムクラスステージ)


湯もみガールズV ~湯乃町Love Story~(1)

(劇団たいしゅう小説家)



合計:56作品111回



ああ~

殖えたw

観劇減らさなきゃ~と頑張ろうとして、

昨年は見事に減らすことに成功したのですがね(^^;

今年はまた見事に戻ってしまいましたw

それでも一昨年よりは随分いいか(^^;


だいたい今年のこの回数の元凶は結局6Cなんですよw

3回本公演があって、番外もあって、

大阪は行けなかったけどさ!ふん!!w

そして本公演ラストは1ヶ月ロングランだしさw

そりゃ殖えるよね!!!www

本公演だけで…

28回!?

わはは(^^;



●優秀作品

いつものこの項目に挙げるものの前にまずですね、

・春暁

・共感

・希薄

これらの公演を始めとしたとても痛烈な作品…

「良かった」という感想が果たして適切か?と思える、でも、

よくぞこの作品を創ってくれた!と心底思う、

そういう作品を観ることができました。

今の自分の状況を思うとすごく考えさせられるものもあり、

良い観劇の機会になったと思っています。



そしていつもの優秀作品発表。

なのですけどやはりその前に!!w

毎度のようにここに挙げない自分にとっての再演もの、

今年はその再演ものが全体的にレベルが高すぎたといいますか、

初演時よりスケールアップして作り、

ものの見事に初演よりもはるかに良い印象を届けてくれた…

そういう作品が目立ちました。

普通は初演の印象に引っ張られて、どうしても再演は、

印象が落ちたりするものなのですがね~。


ハラミ、CCC、傭兵ども

そして中でも傭兵ども、

これは自分にとっていかに偉大な作品であるか、

それを痛烈に感じさせられることになりました!!


ってああっ!ハラミは初演はDVDでしか観てないから、

本当はノミネートだったのか!ww

今の今までかんちがいww


【追記!】

ハラミは2011年の再演で観てるから、

やっぱりノミネート外でした(^^;)

いろいろかんちがい〜〜(^^;)




てことでホントにホントの優秀作品発表!!

ある程度絞ろうとしていても、

何も考えずに挙げたらやっぱり多いww


・1~いち~

・春の花びら3回転!!

・ERROR~踊る小説4~

・TRUSH!

・ハンムラビの箱庭

・Death of a Samurai

・高額時給制アシュトレト

・My Way

・project I KNOW

・ハラミ

・幻書奇譚

・みどり色の水泡にキス

・いやとよ

・W-Gladiolus

・劇作家と小説家とシナリオライター

・聖の夜

・ライナスの毛布



この中からピックアップすると

・高額時給制アシュトレト

・劇作家と小説家とシナリオライター

・ライナスの毛布


続くものとして

・春の花びら3回転!!

・ハラミ

・いやとよ

・W-Gladiolus

短編ものがいくつかありますけど、

短編の単品で考えたら間違いなく年内トップクラスの作品も!w


しかし熊野さん率高いな!!!www

椎名さん青柳さん率もなかなかに!!



で、で、で、

すごく迷ったけども

今年のMVPは


・高額時給制アシュトレト


です!!!



●好きなシーン

これはやる年があったりなかったりですけども、


・いやとよ

幼馴染2人の夜のシーン

想いをまっすぐに表せない2人の、

微笑ましくも切なくてすごく胸が温かくなるシーンでした!


・劇作家と小説家とシナリオライター

劇作家とtwoとnineによる早朝のシーン

長年連れ添った(適切かこの表現w)旗揚げの2人と、

入ったばかりながらもその2人の関係をとても大切に感じてきた子、

交錯する想いがもうたまらなくてたまらなくて><


とてつもなく印象深いシーンでした!!


あと番外。一発の破壊力。

・TRUSH!

シャンピのバカバカバカバカ保安官ポカポカ

青柳伽奈さん強烈すぎましたw

松本さんよくぞこれを作ってくれましたwww





●個人的振り返り

そして、個人的振り返りですが、

今年の大きなことはやはり、Dプロジェクト。

クランクアップして、上映会も終わりました。

2年間やってきた大きな大きなものが終わりました。

これは本当に大きなものでした。


そして既にブログにも書いたことなのですが、

「D・PROJECT」完結

その上映会がすべて終わった打ち上げの中で、

6C代表の松本さんに言われた一言。

(ブログには書けていない部分もありますが)

この2年間であったことをすべてひっくるめたものでしたが、

その言葉が本当に嬉しかった…


今でも、そして多分人生においてずっと、

このことは自分の中でとても大切なものになりました。






と、言ったところで、このブログも終わりになります。



今年お世話になった皆さま

楽しい時間を届けてくださった皆さま

本当にありがとうございました!


そして、良いお年をお迎えください^^












見るも見たり16公演!!

最後の25周年イベントも含めて17公演、

ひたすら6Cに浸かった3週間半が終わりました。


KASSAIに忘れ物は…もうない!!!

と、思ってるよ…



本当はそんな風に全然思ってないのに忘れ物しまくりなのに

まだまだもっともっと観ていたかった!!!!




というわけで・・・



劇団6番シード

結成25周年記念公演第三弾

「劇作家と小説家とシナリオライター」



全33公演が、ひとりも欠けることなく、

昨日、無事に、千秋楽の幕を閉じました!!!!


6Cの皆さま

ABCチームの皆さま

スタッフの皆さま

長い長い日程、本当にお疲れ様でした!!!


自チームの公演でなくても、

前説のために来てくださるキャストさんがたくさんで、

完全に皆勤な石田さん、9割9分?いただろう阿部さん、

お二人を始めとして本当にたくさんの方に愛されたんだなあと。

一介のファンにすぎませんけどね、

でもやっぱり自分にとって大切で大好きな場所が、

そうしてたくさんの人に愛されるのはすごく嬉しいのです!



公演中、何だかんだでいろいろありましたし、

話題に事欠かない公演でもあったのかな^^

特筆は2人のパパの誕生、なんだこのおめでたい公演は!!^^

# あとね、15周年のお2人のことは、

# な~んとなくそんな気はしていましたw

# 来るとき帰るときいっつも一緒だし

# 外の舞台観にいらしてて会うときもいっつも一緒だしw

# あと他にもそういう要素なんかあったんだよな何だっけw

# でもすっきりされたことがおめでとうございますってことでw

 



そんな風に優しさと愛でできていた公演、早速振り返っていきます。


まずはお話のあらすじ!

難しすぎて細かくは無理!!!wwww


ざっくり書こうと帰りの電車内でトライしてみたら、

打ちにくいスマホにもかかわらず30分ちょいでほぼ書けましたw

では、参ります!!!





あらくないようですこしあらいあらすじw


メディアミックス企画。

異なるジャンルの作家、劇作家、小説家、シナリオライター

彼ら3人でひとつの作品を作り上げる。

その作品を、舞台、小説、テレビドラマとして、

同一日程でスタートさせるという企画だった。


3人の作家はブレーンストーミングを繰り返しながら、

ひとつの物語を作っていくことになった。



企画書の指示では9人の登場人物。

職業も年齢もバラバラな無関係の男女。

会議室に集められた彼らが、主人公になる1人の女性を救う、

という話として進み出す。


縦軸を彼らの会議室でのディスカッション、

横軸を彼ら登場人物それぞれの回想シーンとして、

キャラクターの肉付けをしながら話を作る。

ジャンルの違いによる意識の違いに苦労しながらも、

3人を支援するドラマプロデューサー、編集者、舞台監督とともに、

6人で前に進み続けた。


物語には彼らが実際に出会った人たちのことも盛り込まれていく。

そうして9人と主人公のキャラとストーリーが固まって行く中で、

外敵の存在が必要になることに気がつく。


そのとき、彼ら6人の前にも、外敵が現れた。


ドラマプロデューサーと同じ社内の監査部のひとりが、

(以降監査部員と表記)

この企画の中止を伝えてきた。

それは主人公の特徴、とある病の設定に対するクレームや、

使用する劇場の構造問題を指摘してのものだった。



企画は無くなるかもしれない、そんな状況の中でも、

作った外敵も含めたストーリーをブレストしていく3人。

外敵が9人を窮地に追い込む設定を考えたところで、

彼らの身にもさらなる問題が。

監査部員が彼らの部下に対し、

問題点をSNSにリークさせるようにと誘導していた。

作品の内容と同様に危機に陥ってしまう。




次の編成会議でいよいよ中止が決定されるだろう、、

せっかく良い話になりつつあるのに…


止まってしまった彼らのブレスト。

しかしその編成会議が翌日に迫ったとき、

3人の作家は、ひとり、またひとりと集まってくる。

呆れるプロデューサー。

しかしそこで彼らは気づいた。

監査部員はなぜ自分たちをそこまで追い詰めるのか、

タイミングもやり口も不自然なその進め方に対して生まれる疑念。


作中の外敵の存在は、その人間を元にキャラクターを生み出した。

敵にも感情がある方が良い!とすればあの人間にも何か理由が!?

その理由に迫るのと同様に、

彼ら3人は作品についても再びブレストを始める!

そのアイディアに、すでに諦めかけていたプロデューサーたち3人も、

監査部員の動機を探り始める。

彼らの心はまたひとつになって進み始めた!



物語のストーリーを作り進める中、

ついに動機と思しきものに突き当たる。

監査部員と対峙する6人。

動機は身内の人間に対するものだった。

かつて強引な取材を受けて哀しい目に遭った監査部員とその家族。

主人公の設定である病のことが引き金になっていた。


その状況を作品にも盛り込む!!

病の設定、リークのくだり、最初に描いた想いに今の状況を加え、

次々に形になっていくアイディア。

同時に、3人が直面したリーク問題への解決案もまとまる!

これならばいける!!



外敵によって一度バラバラになった9人が、

主人公との出会いや様々な出来事から、再び会議室に集結、

そして外敵と対峙する!

外敵と、主人公は、本当は家族だった!

生き別れ、そしてその病のことから、

主人公の存在をなかったものにするかのようにしてきた外敵。

9人は外敵に向かって、主人公を助けたいという想いをぶつけていく。

そして、9人の支援を受けた主人公が、会議室に姿を現わした。


時を隔てた再会。

外敵の凍りついた心は解けていった……。




3人のブレストによって生み出された物語。

これならば編成会議もクリアできる!

プロデューサーはGOを出した。



目的を達成した3人。

ふと妙なことを言い始める。


彼らが作った9人にはまだ名前がなかったが、

それと同じように、

「自分たちにもそろそろ名前をつけて欲しい」

「この人も私たちみたいに、名前は後からつけるのかな?」


それは、、、彼らの創造主への言葉。



彼らが書く物語の主人公、実は彼女こそが、この物語の本当の書き手だったのだ。

3人の作家は彼女によって描かれるキャラクターであった。



自分の体験したことを物語に…。

作家を目指した彼女がかつて出会った3人の作家、

彼らを作品に登場させ、さらには、

彼らから聞いた様々な出来事や教えを盛り込んでいく。


3人の作家が会議室に集まり、ひとつの物語を作り上げる、

彼女が書きたくなったのはそんな物語。


そのタイトルは

「劇作家と小説家とシナリオライター」



● END ●



どうですいつもより短かったでしょうw

この舞台を観てない人が読んで分かるかはちと自信ないですが、

でもきっと間違ったことは言ってないはず、たぶんw





で、まずは少しだけ感想?書いておきます。





とりあえず中身ってよりも構造に対してかな?





松本さん、頭の中どうなってるの?

絶対頭おかしい~~~!!!!!


という褒め言葉がとにかく最初の印象ですよねw

これはツイートも書いたけど、初日頃のツイートを遡るのが大変w

公演期間の長さと書いたツイートの数の問題ですねw




このお話、思ったのは、


「多層でサイクリックな無限に広がる構造?」


多層とか言うと、奇しくも同じCチームになった、

あすぴーと鶴田さんのアリスインアリスの世界っぽいですけどもw

多層というか二層ですかね。



二層とは…縦軸と横軸。


作家たち曰く、(というかあらすじにもある)

9人の会議室での議論が縦軸で、

彼らの回想シーンが横軸。


ただし、彼らが最後に言います。

私たちのこの議論は良い縦軸になったのでは?と。

つまり、彼らもまた、その縦軸と横軸を構成する要素。

彼らのブレストが縦軸で、

彼ら自身が登場する回想シーンが横軸。


とはいえ、回想シーンには、作家達とナンバーズが同時に出る。

ということは、縦軸が2つ存在していて、

それぞれの縦軸から伸びる横軸は途中で繋がる…

そんな構造になってるのかな?



そしてサイクリック。


彼らが書いているのは「私」という作家志望の女の子。

つまりはこの作品世界の一番下に「私」が存在する。

でも、実は「私」自身が書いている作品だった。

つまりはこの作品世界の頂点に「私」が存在する。

「私」という存在を介して、この世界の上としたが繋がる…

まるでそんな感じの構造。

ほら、くるっと回るサイクル、サイクリック!!



そんな複雑怪奇な構造になっていたのかなと思うわけです。



ね?この時点で松本さんの頭おかしいとしか思えないでしょう?w



その上、別の層にいると思っていた人たちが、

やがて溶け合って同じ層になる。

言うなれば縦軸の下の方も一本につながる形。


作家達のところが本物の世界で、

ナンバーズたちのところが作中の世界。

そんな風に虚実が分かれているかと思ったら、実は違った。

溶け合っていく虚実に気づいたときには本当にびっくりでした。

戦慄と高揚を足せば良いのだろうか…そういう感覚なんてゆーんだ?


ツイートにカッコつけてこんなこと書いちゃってたよw

https://twitter.com/A_10_/status/106527327114525


とにかくすごい作品でした。




で、とりあえず今回のブログとしては最後にひとつ。


こういう風に、ギミックってやつ?(正確な意味はわからんw)に

目が大きく向くことになる作品って、

登場人物の内面に深く掘り下げて入っていくことができなくて、

心を動かされにくくなってしまう?今までそういう傾向はありました。

あくまで自分の好みですけどもね。

結局物語で人の心を感動させるのは、

(僕の場合は)やっぱり人の心でしかないことが多いのです。


でも、これだけの構造感バリバリの作品なのに、

人物の設定に対しての掘り下げはさほどないはずなのに、

それでもなお、押し付けがましくなくほんのりと、

人の心を感じさせて、心を動かしてくるのですよね。

小さなエピソードで多くは語られないのに、

その小さな要素一つ一つがうまいのかなと。


とてもステキな公演でした。




ただ、、、、一方で、、、、

今年再演された、僕が大好きな大好きな…

人生において唯一、劇シナを超える観劇数を誇るw


「傭兵ども!砂漠を走れ!」

(なにしろ初演は割引ありとはいえ31枚のチケットを購入したw)


この作品がいかに「偉大な」作品であるかを再認識もしました。


劇シナの直前に再演があったことも関連してでしょうかね。



とはいえ劇シナ自体もとんでもない作品だと思っています。

脚本そのものや、作り方、見せ方は、やっぱり稀有なレベルの、

素晴らしい作品だと思っています。


5年前、20周年のときに記念公演第二弾として上演された、

「Dear Friends」

この作品を、当時は、その年の最優秀作品とはしませんでした。

でも後々まで心にものすごく強く残り続ける公演に、

この作品はなりました。

偉大さでは傭兵どもには叶わないとしても、太く長く心に残る公演。


劇シナもまた、ディアフレのように、

そんな風に残っていく作品になるのかもしれないな~と

今は思っています^^