雪が降り注ぐ大地 廃墟となった街を包み込むように雪が積もっていく そこに雪と同じ色を持った存在がぽつんと立ちすくんでいた そこにいたのは、一匹の白猫だった 赤と青のオッドアイは、開かれていてもそこに生気は感じられなかった
4/7 17:02

白猫はうなだれたまま、その場に立ちすくんでいた 少しして、白猫はようやく頭を上げた 赤と青のオッドアイには、夜空の黒とそこから降り注ぐ雪の白が映っていた
4/7 17:03

白猫は前足をかざした かざした白猫の手のひらに、降り注ぐ白い雪が触れては積もる事なく、溶けては消えてを繰り返している そこに白猫は自らの存在に限らない、あらゆる儚い存在を重ね合わせた
4/7 17:03

白猫の中に、かつて憎らしく思っていた黒猫の姿が浮かんだ ここ―地球儀に到着できた事を喜ぶ憎らしくも、本当は愛していた大切な黒猫の姿を…(…今はどんな気持ちなんだ…?)
4/7 17:04

黒猫は何て答えてくれているだろう… 少なくともわかるのは、黒猫はすぐに『すごく嬉しかったよ!誰も遂げられなかった事を成し遂げられたんだから!これも焔のおかげだよ!』と答えているだろう、という事
4/7 17:04

けれど、そうはわかっていても…そう白猫の頭の中でとらえていても… 白猫の周囲もその心の中もしーんと静まり返っていた 白猫はわかっていた 俺が答えても、黒猫―幽が答えても…もう何も聞こえないのだと…
4/7 17:05

白猫は、近くに置いてあったものを手に取った それは枯れた一輪の花と…束ねられた数十本ほどの黒い毛だった (最後の一輪も枯れちまった…あいつが残してくれた…あいつの面影…あいつそのものでもあった…この最後のデンファレも…)
4/7 17:05

このデンファレと黒い毛は、トルクで憎みつつも感化され、共に旅にした黒猫、『幽』の形見だった あの日…勝ち逃げされた憎しみとそこに隠された本当の思いのもと、ようやく宇宙船を手に入れた白猫は、地球儀を目指して飛び立ち、この地に降り立った
4/7 17:05

地球儀に到着した白猫は、黒猫を探した 地球儀は人類はともかく、他の生物もいなかった それはまるで黒猫さえもいないかのような雰囲気だった そんな時…白猫はデンファレの導きのもと、たどり着いた教会のような建物で真実を知ったのだった
4/7 17:05

それから白猫は、ずっとここにとどまっていた トルクに戻る気力もなく、いやもうそれ以前に嫌われ者であり、唯一のファンさえも失い天涯孤独となり、何より黒猫を追って地球儀に向かった身である以上、もう帰る場所さえなかったのだ
4/7 17:06

白猫は黒猫の事を考えていた (あいつ…ここに着いた後、ずっと独りでいたんだろうなぁ…もうトルクに戻れねえ事になんのにあんな夢なんか持ってよ…その後の事は考えてなかったんだろうな…)地球儀に独りぽつんと寂しく過ごす黒猫の姿が浮かんだ
4/7 17:06

(へっ…俺に嘘ついて勝ち逃げなんかすっからそうなったんだよ…スパイラルダイブには勝てただろうけど、猫生には負けたんだよ!最後の最後じゃあ俺の勝ちだな!独りでそりゃあ苦しかっただろうさ、寂しかっただろうさ…へっ、ざまあみろってんだ!)
4/7 17:06

白猫は勝ち誇ったような振る舞いをしつつも、雪の中にいるからか、手は震えていた (『苦しい』って俺に言えよ…『寂しい』って言って俺に泣きついてこいよ…俺が何処でも迎えに行くからよ…そうすりゃあ、その無様な姿拝めて勝ち逃げをチャラにできるからな…)
4/7 17:07

(来ねえのかよ…また勝ち逃げか…?何処にも行くんじゃねえよ…勝ち逃げして俺をこんなところに置いてくんじゃねえよ…また勝ち逃げしようってのかよ…異端者無勢でよ…逃げ続けるだけの猫生しか生きれなかった癖によ…)
4/7 17:07

(俺達は、宿敵だろ…俺達は腐れ縁だろ…あんま言いたくねえけど、一応仲間ってやつなんだろ…どんな形であっても…俺達はずっと…) 白猫の震えはさっきよりも強くなっていった (二人で一つだろ…!)
4/7 17:08

降りしきる雪の中、雪と同じ色を持つ一匹の猫は、一人震えていた 覆われた白い毛は寒さをしのげている方だったが、白猫はそれでも震え続けていた
4/7 17:08

白猫はわざとらしく、違和感のような気持ちを抱いていた (俺はあいつの事が嫌いだったんだぞ…俺のドルゴンとも言える立場を12秒で奪いやがった憎らしい存在だったんだぞ…俺は憎らしいあいつをぶちのめすために旅をしてたんだぞ…俺はあいつが大嫌いだったんだぞ…)
4/7 17:08

白猫の中に荒ぶるような心境がよぎっていた (なのに…) 白猫は、手を見た (…なんだよ…これ…) そこには、溶けた雪とは違う水のようなものがあった (なんで俺は…泣いてるんだ…) かざした手に雪よりも多い勢いで立て続けにポタポタと滴が落ちていった
4/7 17:08

その涙は、黒猫の事を憎いと思えば思うほど表面の感情を押し退けるように流れていった あいつの事を憎く思っていたはずなのに…あいつなんか楽の代わりに大集会に始末されちまえばよかったのに…わざわざそう思えば思うほど、白猫の涙はさらに流れていった
4/7 17:09

白猫は、黒猫に対して『わざわざ』憎らしく思うのを止めた それでもまだ時折涙は頬をつたっていた その頬には涙の後が凍るような形で残されていた
4/7 17:09

白猫は、空を見上げた 空は白猫の涙とは裏腹に、さっきよりさらに降っていた 白猫は、空を見て思った (この世界に…天使だとか…神様だとか…『夢を叶えてくれる存在』はいるのかよ…)
4/7 17:09

(叶うなら、今までの俺だったら『ドルゴンの称号を持てる実力を…幽を倒せる実力をくれ』とかだっただろうなぁ…)しかし、今の白猫にはそんな称号など栄光に限らない存在とはいえ、もう必要なかった
4/7 17:10

(…でも、今の俺はもう違う…夢が叶うなら…今の俺が願うのは…)白猫は下を向いた その中に再びかつて憎らしく思っていた存在が浮かぶ
4/7 17:10

白猫は、一枚の紙を持った (あの時みたいに…あいつの声が聞きたい…俺の声を奪い去って、あいつに与えて…あいつの…俺に対する本当の気持ちの声を聞かせてもらいたい…) 白猫はその紙を開いた
4/7 17:11

そこには、一言だけ書かれていた 白猫にはそれだけでもう充分だった 『焔 大好きだよ』 その紙に書かれた黒猫の本当の気持ちは、もうあの時みたいに白猫の心には聞こえてこなかった 白猫の心に降りしきる雪がその声を消してしまったように…
4/7 17:11

白猫は、ようやく本当の気持ちを表に出した あの時も、本当に思いながらもずっとわざわざ心にしまいこんでいた『本当の』気持ちを…
4/7 17:11

『幽…俺だって…本当は、好きだった…今でも…大好きだ…』ようやく白猫は、本当の気持ちを声に出せた しかし、それもすぐに手に積もっては溶けていく雪のようにすぐに消えてしまった
4/7 17:12

どうしてこの気持ちをすぐに言えなかったんだろう…感化された時からもうそんな気持ちは既にあった なのになぜわざわざあいつを憎んでしまっていたんだろう…憎んでいても勝てる事に通じるはずがないのに…
4/7 17:12

『大好きだ』その一言さえ言えないまま、あいつとの世界は永久に閉ざされてしまった…全てが遅すぎたのだ…どんなに心を込めても、地球儀に響くほど叫んでも、もうその思いは、届かない… 愛しい黒猫は、姿も声も、もう…いない…
4/7 17:12

白猫は、下を向いた うなだれたまま白猫は小さく震えた 白猫の足元には積もった雪に重なるように雪が降り続いていた そこに、雪とは違うものが落ちていった
4/7 17:13

その落ちていったものは、積もらないどころか、積もっていた雪を溶かしていた 落ちる度に積もっていた雪は溶けていった 雪の降るペースを越えて、それは立て続けに落ちては雪を溶かしていった
4/7 17:13

白猫は、降りしきる雪の中、下を向いたまま泣いていた さっきよりも一回り大きい粒の涙は、立て続けに流れては地面に落ちていった 白猫は震えながら泣いていた そこには黒猫に対する様々な本当の気持ちがよぎっていた
4/7 17:13

白猫は、空を見上げるように勢いおく顔を上げた 『あああああああああああああああああああ!!!』 白猫は空を見上げ、大声で泣き叫んだ 『あああああああああああああああああああ!!!』静かに降りしきる雪の中、一人大きく泣き叫ぶ白猫の声が響き渡っていた
4/7 17:14

しばらくして、白猫は泣き止んだ 雪は止まずになおも降り続いていた 泣き止んだ白猫の赤と少し赤みをおびた青い目には、もう生気は感じられなかった 白猫は力尽きるようにその場に崩れた
4/7 17:14

周囲の環境に合わさるように、白猫はうつ伏せに倒れ込んでいた その姿にはもう起き上がる意思さえなかった それでも白猫は少しだけ小さく微笑んでいた
4/7 17:14

(なあ…俺と同じ色を持った『雪』とやらよ…もしも夢を叶えてくれる存在だったら…最後に聞いてくれるか…?) 白猫は、ふと流し目である方向を見た そこには枯れたデンファレと束ねられた黒い毛、そして一枚の紙があった
4/7 17:14

(このまま降り続けて…俺の全てを包み込んでくれないか…?なぜかはわかんねえけど…そうすれば、あいつのもとに行ける気がするんだ…そんな気がしてな…)白猫は、薄れる中でにそう思っていた
4/7 17:15

(白猫だから俺を包み込んでも、違和感とかねえだろ…?そして出来るんなら…俺をあいつのもとに連れていってほしいんだ…火星儀でも水星儀でもどこでもいい…あいつがいる場所だったら、どこにでも連れていってくれ…)
4/7 17:16

白猫は積もっていく雪を最後に静かに目を閉じた (そうなれたら、俺もあいつの音のない声を聞けるようになれる…俺の本当の気持ちを全部伝えられる…今度こそずっと一緒にいられる…それさえ叶えれば…もう充分だ…)
4/7 17:16

(だから…あいつと共に俺を…全て包み込んでくれ…白く…) これを最後に、白猫の意識は途切れた その中で白猫は、最後にどこからか黒猫の声が聞こえたような気がした 降りしきる雪の中、幸せそうにほほ笑む白猫に、全てを包み込むように、雪は静かに降り積もっていった (了)
4/7 17:17



とある黒猫が様々な危機と悲しみを乗り越え、白猫ととある約束をした日にトルクから飛び立ち、海の出迎えと共に地球儀に降り立ってから数年…
4/6 10:33

黒猫は、待望の地球儀の存在を証明して託された夢を果たしたのだった それから数年、黒猫は今も地球儀に住んでいた 『地球儀ってすごいなぁ。トルクにはないものがいっぱいある…楽が魔法の粉って言ってた奴も箱だけだけと地球儀にあったし』
4/6 10:33

黒猫は、そうトルクの時の事を追想しながら地球儀の地を歩いていた 『………』その時、黒猫の中でふと感情がよぎった 黒猫は、そのまま黙りこみ、その場に立ち止まった
4/6 10:34

夢を果たした黒猫は、何かもの悲しそうだった 黒猫は空を見上げた (でも…僕はわかってる…もう僕はトルクには戻れないんだって…) そう呟くと、黒猫は再び視線を戻した
4/6 10:34

黒猫は、地球儀に到着した後、その実現をこの上なく喜んでいた (円…僕、やったよ…)育ての親の円にスカイウォーカーとしての遺志を継げた事、そしてそれを遂げた事…黒猫の喜びはこの上ないものだった
4/6 10:35

しかし、その実現による喜びは長くは続かなかった 実現した後、黒猫は気づいたのだった… (…僕はこれからどうすればいいんだ…) 黒猫は気づいたのだ 『夢を叶えた後の事を考えていなかった』という事に…
4/6 10:35

(僕がやりたかったのはただ地球儀に行く事だけだったのかな…地球儀に着いたらどうしようかなんて考えてすらなかったから…) 黒猫は空を見上げた 空はトルクでは見れなかった雲が漂っていた
4/6 10:35

『………』黒猫は漂う雲を眺めていた そこに、見覚えのあるような面影を重ね合わせていた その雲は、白猫のような形をしていた 黒猫は横に置いてあったものを手に取った それは一輪の花だった 名前は『デンファレ』というらしい
4/6 10:36

(焔…焔の好きな『デンファレ』って花…地球儀にいっぱい咲いてたよ…焔もいたら喜んだかもね…) 黒猫は、漂う雲を憎まれつつも感化され、共に旅に出た白猫―焔の姿と重ねていた (焔も…いてくれたら…)
4/6 10:36

地球儀は冬を迎えていた この場所は雪が降る大陸だったらしく、雪が降っていた その降りしきる雪の中に、それとは真逆の色を持つ存在がぽつんと立っていた それは黒猫だった 降りしきる雪の中、黒猫は空を見上げながら立ちすくんでいた
4/6 10:36

(もう僕はトルクには帰れない…そして、ここに来れたからといって新たな何かが出来るわけでもない…いくら夢を叶えられても…) 黒猫の黒い頬を雪に続くように滴がつたっていった (僕以外誰もいないんじゃ…意味ないじゃないか…)
4/6 10:36

黒猫はもう生きる気力をなくしていた 夢を実現しても、その先に何も残されてないなら意味がない いくら夢のためには犠牲が伴うものでも、夢の後にそれだけが残るだけなら…
4/6 10:37

黒猫は、僅かに残された気力を頼りにある場所へ向かった 降りしきる雪 その中を黒猫はただ歩いていた しばらくして、黒猫はようやく足を止めた 黒猫がたどり着いた場所は、教会のような場所だった 黒猫は、そこへ静かに向かっていった
4/6 10:37

『天使(人間)って確か、ここで色んなお祝い事をするんだったよね…僕のパートナーのロボットの名前もそのお祝い事の名前だったっけ…』黒猫が言う『お祝い事』、それはそう…『クリスマス』である キリスト教の行事のもと、教会はホームグラウンドである
4/6 10:37

『それだけじゃない…天使は、ここでお互いの愛を誓いあうって言ってたっけね…』黒猫は、少し照れた様子だった 『僕が焔に持ってた本当の気持ち…ちょっと変かな…』 黒猫は空を見上げた 教会の天井は崩れていたのか、天窓なのかわからないが、空が見えていた
4/6 10:38

『綺麗…トルクにいる時も見れたけど、地球儀で見る星はやっぱり格別だね』黒猫は前足を掲げた それでなぞっているような動作をした 『こう星を結んだら…焔の顔の形になるね…僕も変わらないか』 黒猫はくすりと笑った
4/6 10:38

黒猫は何かを取り出した それは一輪の花だった デンファレという花である 焔が好きな花で、黒猫もひそかに知っていたのである その花は既に枯れていた それでも元の美しさは残されていた 黒猫は空を見上げた (焔…焔の側にこの花は咲いてる…?)
4/6 10:38

黒猫は目の前が薄れつつある中、焔との日々を追想した (ずっとずっと前、初めて焔と出会った時には、ぎすぎすして二人共お互い見れなかったよね…) 本当は好きだったのに、不器用でお互いそれを伝えられないまま別れたトルクでの思い出…
4/6 10:39

(僕は焔との日々はどんな形であっても、みんな大切な宝物だと思ってるよ。これからも忘れたくない。僕もそろそろ………幽霊で、見えない存在でもいい…もう一度、焔に会いたいな…) 黒猫は、力が抜けるようにその場に崩れた その時に手に持っていたデンファレと一枚の紙が地面に落ちていった
4/6 10:39

(クリスマスって『聖なる夜』って言われてるんだよね…それなら、僕は焔の幸せと祝福を願ってる…長い間…最後まで言えなかったけれど…一度くらいちゃんと言うよ…)黒猫は、遠い場所にいる再び降り始めた雪の色と同じ色を持つ、相手に最後の力を振り絞り、言った
4/6 10:39

『あ…い…し…て…る…』最後の一文字を言ったのを最後に、黒猫は静かに目を閉じた 廃墟と化した教会は再び静まり返った そこにしばらくして、雪が降ってきた 雪は黒猫の上に静かに積もっていった 雪は、まるで遠い場所にいる白猫がそっと手を乗せてくれているように黒猫に積もっていった (了)
4/6 10:40



ダンス ダンス ダンスで からっぽ へいへへ~い! 頭揺らしちゃって なんも かんも まとめてゴミ箱へ シュート! 1 2 3 で へ~い! 2 2 3 で Foo!Foo!Foo!Fool あ~あ、もういいや 馬鹿で おどれ おどれ デカダンス
4/5 9:57

焔くんは初音さんゲームで本当のパフェになった事はあるのだろうか。いわゆる、『オールcool』である。グルーヴには、全て(多分アドリブも)『great』になったら『perfect』という評価になる設定がある。
4/5 12:46

ラストから数年。白猫はようやく宇宙船を手に入れ、地球儀へ向かった。黒猫に勝ち逃げされた事への憎しみと、それとは別のなかなか表に現せない本当の気持ちの板挟みと共に。そして白猫は地球儀に到着した。
4/5 14:50

今何してるの? 何したいの? 俺はここだ メッセージ伝えるよ…(BGM) 地球儀に降り立つと、そこは植物以外の生き物さえいる気配のない場所だった。白猫はふと横を見た。そこには『あの日』空を飛び立つのを見たきりだったあの宇宙船だった。
4/5 14:53

白猫は中を覗いた。そこには誰もいない。白猫はその宇宙船の乗り主の事を知っていた。憎らしいほど知っていた。白猫は辺りを見回した。近くにいる気配はない。白猫はふと気配を感じた。ふとその方を見ると…白猫は一瞬目を疑った。
4/5 14:56

そこにいたのは、黒猫だった。その姿は間違いなく、幽だった。『幽!』白猫は黒猫に話しかけたが、黒猫は白猫を見つめたまま返事をしなかった。『幽…?なんでだまってんだよ!』すると、黒猫はそっと白猫に近づいた。
4/5 14:58

『…?』白猫はそれを何も言わずに見ていた。すると、黒猫は白猫に何かを差し出した。『…!』黒猫が渡したのは、一輪の花だった。しかもそれは、白猫が好きな花である『デンファレ』だった。渡されたデンファレに目を向けていた白猫は再び黒猫に視線を戻した。
4/5 14:59

その時…『…!』黒猫の姿は少しずつ薄れていった。『幽!?』黒猫は悲しそうな目をしながらも、小さく微笑み、やがて立ち上る光となって消えていった。『幽!幽!』白猫が何度呼び掛けても、もう黒猫の姿はなかった。
4/5 15:01

その時、白猫が持っていたデンファレもそれに続くように薄れ光となって消えていった。すると、その光は消え去る前に風一つ吹かない中で、どこかを示しているように流れていった。白猫はそこから何かを感じた。白猫は一目散に走り出した。
4/5 15:03

白猫は走っていた。猫にはなれない長く走る事も、それが現れるように喘いでいる事も関係なく、白猫はただひたすら走り続けていた。(幽…どこにいるんだ…地球儀に着いたんだろ…どこにいるんだ…俺と最後の勝負するんじゃなかったのかよ!勝ち逃げなんで認めねえぞ…!)
4/5 15:05

そう表面では思いつつも、白猫の本心にはそれとは別の気持ちがひそかによぎっていた。白猫は走り続けた。(幽…幽…!) その時… ガッ!『!』白猫は急に足をとられた感覚を覚えた。そして…ズザッ!白猫は躓いて、その場に転んだ。
4/5 15:07

『いってぇ…』白猫は顔を上げた。その時だった。『…!!』白猫の目にあるものが飛び込んできた。そこにあったのは、花びらだった。その花びらは、デンファレの花びらだった。白猫はそれを拾った。その時、白猫の中に何かがよぎった。
4/5 15:09

白猫は導かれるように廃墟となった建物の中に入った。そこは教会のような場所だった。しばらく進んでいくと、白猫は足を止めた。白猫はしばらく口を開けたままその先を見ていた。その後、白猫はゆっくりとその先へ進んだ。
4/5 15:10

そこには、たくさんのデンファレが咲いていた。それを目の当たりにした時、白猫ははっとした。咲き乱れるデンファレの中に、一枚の紙が落ちていた。その紙を見た瞬間、白猫は全てを悟った。デンファレの咲く場所に、黒い毛があるのにその時に気づいた。
4/5 15:16

白猫はその紙をあらためて見た。そこにはただ一言こう書かれていた。『焔 大好きだよ』 白猫はしばらくその場に立ちすくんでいた。今の白猫にはもう、黒猫への憎しみなどどこにもなかった。それどころか、黒猫への一方的な憎しみを持っていた事を後悔した。
4/5 15:18

白猫―焔は、その場に咲いているデンファレを一輪摘み取った。見下ろすデンファレに、黒猫―幽の姿とデンファレに込めた意味を重ね合わせた。再び幽の声が聞こえた。(焔、どんなに憎らしく思われても、僕はずっと焔の事が大好きだよ)
4/5 15:20

焔は、デンファレを抱き締めるように胸に寄せた。デンファレの横に滴が下へ横切るように落ちていった。(幽…)その滴は、立て続けに落ちていき、近くに咲くデンファレの花びらに落ちていった。(幽…幽…) 焔は、デンファレの前で一人うずくまって泣いていた。
4/5 15:23

その様子を幽は、見えない存在となって見守っていた。悲しそうな目をしながらも、小さく微笑みながら幽は優しく焔に語りかけた。(ありがとう、焔…僕はこれからもずっと焔と一緒だよ…焔の事、ずっと大好きだよ…) 了
4/5 15:25

『金の聖夜霜雪に朽ちて』(幽くん視点)と『soundless voice』(焔くんのその後視点)でさらなる背景が描けるみたい…
4/5 22:03

春になり、ようやくのヒトカラリハーサル。

今回は風邪気味だったのか、いつも以上に調子が上がらなかった。

少なくとも花粉症ではない。

花粉症で寒気はしないし、声出しにくくなったりしないもの…

今って春だよね…?



いつものような調子が上がらなくても、今の調子で出来る事を精一杯やり、そしてやり遂げる。

それこそが本当に出来る人の基本である。

本気とは、今の環境問わず、『心から全力でやれている』者にこそ出せる事なのだから。



今回リハーサルしたのは、以下の通り。



歌に形はないけれど

テノヒラ

嗚呼、素晴らしきニャン生

エレクトロサチュレイタ

グレーゾーンにて。

恋愛フィロソフィア

片想いサンバ

アヤノの幸福理論

マトリョシカ

ブラックゴールド

サマータイムレコード

なりすましゲンガー

アストロトルーパー

crack

morning haze

fix

え?あぁ、そう。

エンヴィキャットウォーク

透明水彩

天ノ弱

メテオ

六兆年と一夜物語


ブラックロックシューター


今回は、久々に『LIVE DAM』でリハーサルをした。

いつもはジョイサウンドなのだが、DAMにもそれなりの特徴はあるかもしれないと思い、今回はあえてそうした。

DAMの場合、初音さん楽曲とコラボしてるほど関係が深いので、初音さん楽曲メイン側にはそれなりに意味があるのだ。

『千本桜』や『Leia』、『恋は戦争』の公式PVがあったり、初音さんゲームのPVが配信されているのがその差別化の例だ。



結果的に『曲数を選ぶ』か『PVを選ぶ』かのどちらかのようだ。

私の場合は、歌唱したかった曲がなかったのが響いたのでジョイサウンドの方がいいようだ。

DAMには、私がリハーサルしている『リフレインループ』や、なんとあれほど著名な曲である『glow』がなかったのだ。

keenoさんといえば、『glow』なしには語れないはずなんだけど…

というわけで、次回のリハーサル、そして本番は再びジョイサウンドに戻る事になりそうである。
2月23日。

7年前のこの日。

私は受験生時代からひそかに夢にまで見ていた(今は現実見ろよ!)ブログをついに開設した。

それなりに環境も安定したので、私は7年前の今日、あらためてアメーバにブログを開設した。

我がブログライフはここ、アメーバから始まった。



ブログの存在を知った時から、私はひそかにやりたいとずっと思っていた。

最初は、『よくわかんないけど、なんだかおもしろそうな雰囲気…』という理由でそういう心境を抱いた。

それから予備校時代になって、以前から構想していたポケモンノベルを投稿するのにピッタリだと気づき、あらためて合格したら始めようと思い、それから少しした2009年2月23日、ブログを開設して今に至る。





当時私はブログそのものを始めようと思いながらも、『どのブログサイトにするか』をひそかに決めていなかった。

一応、mixiも既に紹介済みで候補にあったのだが、雰囲気的にどうもそれを投稿出来そうな気がしなかったので、なかなか始めようという気になれなかった。

そんな中、2008年のとある夏。

その時私は、予備校時代だったスタリバ時代にひそかに見逃していたレントラー出演のアニメのあらすじを調べようと模索していた。

そこに、何かしら気を引くような内容の記事があるのを見つけた。



その記事は、レントラーと会話をしている内容の記事だった。

その話し方は、本当にそうしているかのように思えるほど本格的で、レントラーに惹かれていた私はすぐに食いついた。

最初は、読むだけにとどめていたが、ある時、その記事にコメントが書けるのに気づいた私は、早速コメントを書こうとした。

ところが、その記事は『会員制のコメント』であり、会員じゃないとコメント出来なかった。

これこそが私がブログを『ここで』始める決め手のきっかけとなったのである。

普通ならすぐに諦めるものだが、私は『将来このサイトにアカウントを作ってこの人にコメントしよう』と内心思っていたので、その気持ちは本物だったんだと今あらためて実感している。

そしてその翌年の今日、私はついに開設を果たし、それから何日かしてその相手を探し当ててコメントする事ができ、今に至ったのである。






今や私の交流相手はそのきっかけの存在がメイン。

…今思えば、その相手とだけ交流出来ていればよかったんだとあらためて思う。

こうして後に待望の直に会う事も果たせて今も変わらず深い交流を続けられている存在は他でもないそのきっかけの相手なのだから…

それでも、このブログ開設があったからこそ今日まで退屈せずに過ごせたんだともあらためて思う。

そして私はいつしかここばかりに気をとられて、本当にすべき事を疎かにしていた。

だからこそ、こうして残すべき存在を残してリセットしたんだと…





色んな今を築いてきたのは、今の私とこのブログも同じである。

だからこそ、私はこれからもこのブログを大事にしていこうと思う。

ブログと共に築かれた大切な宝物と共に…