目を覚ませば

其処は虚ろに瞬く

一つ落ちて、

拾う前に

言葉を失って

僕はまた

また後悔をする


始めから

出逢ってなければ

苦しくも悲しく

美しいこの世界は

存在しなくて

それが悲しくて

寂しくて

何処か遠い、

そんな風に思えて

僕は、

僕は今でも

悲観的な世界を生きてる


都合良く考えても

どうしても過る

何処か寂しい結末

それが正解なんだ

僕の世界が

綺麗に輝けるはずがなくて

最初から分かり切っていた

決められていた

そんな世界なんだ


また今日も遠くで

君の歌う声が聞こえて

僕はまた

後悔を繰り返す

意味もない歌

一つ、また一つと

鼓膜を揺らしては

涙を零す

そんな世界で、


君は僕を愛して

僕は君を愛した

あまりにも残酷な

美しい世界で


僕は今日を生きる


捨てるのは

簡単で、

残す為に

この爪を

たてた、


たてた。


語れないよ

こんな話

いつまで経っても

幼いままの

子供の話、

辛くて吐き出す

自分本意の嘘


此処は何処ですか?


白いだけの

薄っぺらい

僕と君だけの、

拙く何も無い。


せかい、

僕は君に何が出来た?


嗚呼、そうして

僕は繰り返す、

この虚ろな

曖昧な世界で


甘いだけの

優しいだけの

揺り籠のような、

そんな、


そんな虚像の世界で。


迷い込んでも

またその手を、

その手を掴むんだ


僕は、

幼い子供。

捨て去ったのは

きっと難しい僕、


穏やかに死する

群青の空。


乗っけた紙飛行機

飲み込んだ言葉一つ

満足に吐き出せやしない


どうしようもなく

どうすることもなく

別にいいんだ

掌の上で踊る

胡散臭い嘘

そんなことしても

後悔ばかりだけど


振り返っても

なんも意味ないんだ

手から離れて

落ちていく紙飛行機も

僕のことを

笑ってる気がして


随分遠くのほうで

不安に揺られている

そんなもんだって

何度呟けば

本当になるんだろうね

この機械の中で

誰かが笑って

何にもない様な

言葉一つまた犠牲にして

迷う事も、

恥かく事も、

本当は恥ずかしくないのに


きっと気付いてないんだ

そんなもんだけど、

僕は後悔だらけ

重たい機体を持ち上げて

青い空へと向かう


ああ、また詰まってる

この言葉は

君の為に。


漠然とした不安

一粒胸に抱え


それは、懺悔か


怖いのだと

そう呟けば

理解を求めるその瞳

この唄の一つ

意味を持たせようと

何一つ難しい事はない


胸中に秘める

言葉吐き出せば

それが答えで

曖昧な問いも

共に零れ落つる


それは、後悔か


刹那へ散りゆく

不安の一つ

救いあげようか

分からなくとも

全てに意味があると

きつと分かるであろう


不安も、

恐怖も、

後悔も、

嫉妬も、

懺悔も、

哀惜も、

憐憫も、

悲愴も、

愛情も、

動静も、

生死も、


何もかも、


意味を持つのだと

何時か、きつと。


囁きにも似た

誰かの言葉

夢現に揺らめく


不安は常に共に在る

それと共に私は唄おう


誰よりも美しいこの唄を


それは悲しい愛しい、

何よりも深い命の唄を。




この幸せの唄を。


目を開いても

景色が変わる訳もなく

理由を探しても

意味がある訳でもなく


ただ悲しくて

ただ寂しくて

開いたドアの向こう

何を探していたいんだ


手をかけた

ドアノブの冷たさ

広がった眩しさに

どれだけ心が揺れようと

きっと僕は後悔しないし

それでもいいなんて

安い言葉が胸の内を駆ける


僕が開いた

白いページの中でも

君は笑ってくれない

僕はいつでも

君が笑ってる

そんな世界が欲しくて

また歩き出すんだ


今日もまた

一つドアに手をかけて

その扉を押す


何度この世界を繰り返して

何度この世界が終わっても

僕の中で繰り返される

同じ世界で生きる人の

同じ顔で生きる僕ら

そしていつもいつも、

同じ人を好きなるんだ

その度に辛くなって、

寂しくて、悲しくて。


心の中で嘘吐いても

結局意味がないんだよ

だから僕は探してる

今を何度も捨てて

ありもしない

夢を探してるんだ


何度も見てきた

この扉の向こうで

今度は誰に笑う?

僕の手は

もう悲しみで手一杯だ

でも何度見ても

君は幸せそうだから


もう、いいのかな。


僕のいない世界は、

君にこんなにも優しいから。