くたびれた

泥の様な身体を引き摺る

届いてないよ、

くだらない話に

何度愛想笑いを返せば

君は、帰る?


もう祈るのは疲れた

つっかえる様に

喉から空気が漏れる

幼い熱を

静かに孕んだ

腹の奥の方で

君が曖昧に頷いた


そんな気がしてたんだ

なんとなく、

なんとなく分かってた

それだけの話。


底の方で、

君は僕の手を掴んだ

浮かび上がる

この身体の中で

君が殺された、

そんな、気がしたんだ


もしかしたら、

幸せになれるかな。


還らないのは

祈り疲れた焼け野が原

蹂躙された

願いに君を望んだ


開いた両目だけじゃ

世界を理解できないけど

確かに幸せだと

言う事はできるから

僕は此処に置いていく


笑い声も、泣き顔も、

瞬いては

記憶に溶ける

見守るには

少し大人になりすぎて

だけど幼い心は

柔らかく残ってる

二人ぼっちの言葉


また、明日ね。


目が覚めたら

きっと幸せになれるよ

繰り返す様に

睫毛を震わせた

僕らはそれでいいんだ

淡く、脆い、君の城

虚像に心を預けた


凭れかかる様に

二人で手を繋いで

寒くなる季節に

顔を埋めた

マフラーの間から

白く息が漏れて

大切に仕舞い込んだ

思い出も零れてしまった


また、明日。


眩しい世界で

立ち止る事もあるだろう

それでも君は

不幸せでじゃないよ

確かな幸せで

満ち溢れているはずだ


両目に映る世界の真ん中で

君が笑っているんだから


うそぶく、


浮かんだ感情


置いてった


隙間風拾う


忘れてしまう、


曖昧な弱さ


センチメンタルな


うそつき笑う。


きっと、そんな、せかいの


今でもここに


ずっとあるよ


マイナスに耳を塞ぐ


それだけの真実に


不安になったり、


安心したり。


宇宙に忘れた


君のことば


僕が死んじゃっても


残るから


こんな弱さでも


まだ笑える気がするよ


うそついて、


また笑って、


そんなせかいで


君を愛するのだろう


捨て置いた感情

蹴飛ばしたゴミ箱の

夢うつつな本音を殴った


どうせそんなもんだろう


そんな簡単な諦めと

背中合わせた様な

不釣り合いなプライド

何を見てるんだ?

何も知らないクセに


見せたい本当のことも

教えたくない秘密のことも

内緒にするなら

確認作業ひふみを踏んで

意地で笑ってみせた


それでいいんだろう


そんな安い言葉で

意外と救われるもので

だから僕は

夢みたいな世界を

いつも小走りで生きてる

少し切れた様な

呼吸音の隙間で

誰かが呼んだ気もしたけど

それ以上に

今のことが結構大切で


結局のところ、

僕は僕が大事で、

君が大事で。


そんな簡単なことで

長く悩んだ暗闇も

全てなくなった気がして

それでいいんだって

投げ掛けた言葉も

蹴飛ばしたゴミ箱に入ってる

全部の答え合わせは

後でいいや


だって

そんなもんでしょう?


ね?


試験管の中で

もがいてる

何時か探してた

本当の心

コンピュータから

弾き出された

全部全部嘘なんだ


光も電子の海

0を選べば

僕は消えてしまうから

1を選んで

僕は蹲る

膝を抱え込んだ

本当の心も

壊れる前に


本当は少しだけ

寂しい気もするけど

いいの、

もう。


その箱の中で

動けないまま

ガラスの向こう側

歪んで見える

それは僕なの?

分からないよ

探してた僕は

こんなにもちっぽけだ


怖くても

壊れても

その破片の中から

動き出した


此処にいるよ。

試験管の中で

叫んでいたのは

大人になれないままの僕

電子の世界で

溺れてしまった僕

全部、

全部僕の為の世界だったんだ


泣かないように

喉を押さえて

揺らめく視界の中


笑うよ、


わらうよ。