ツリース フィールド -4ページ目

肉は偽 骨は真

あなたのおとしもの。
肉は偽 骨は真
排水口に吸い込まれるカミソリ。
言葉は偽 気持ちは真
上を向いて私を威嚇しながら落ちていった。
集団は偽 個々は真
削ぎ落とされた私の一部を
あなたはまだ持っていますか?

溶解

熔けてしまった
私の時間。
あなたの時間。
輪郭は白く光って一つになればいいのに。
その後は煤けた幸せでもいい、不幸になってもいい。
どうせもう今の私はいないのだから。

白黒


キリンの首は長い。
駅前のビルは高い。
でも私の気持ちは重いの?
目線は低いし、息づかいなんてどっかに行っちゃったよ。
赤は血と共に流れた。
青は雨雲に隠された。
黄は元々無かった。
あかるければ白く、くらければ黒く

モノクロの世界。
私の閉じ込められた世界。
誰も存在しない、してほしくない。
きづかない、きづかないふり。

尾行


尾行中、誰かの人生を尾行中。
見失っては迷い、迷っては探し出し
また尾行をしている。
道は細いけもの道。
そしてビルの間道。
巨大な迷路を左右に曲がり、
広大なアミダクジを下る。
たくさんの選択肢と一つのゴール
何をしても何をしなくても
誰が笑っても誰を愛しても

壁を見つめた時
壁は私を見つめない。
ささやいた言葉はわずかに反響するだけ。
壁はなにも話しかけてくれないので
私は拳を振り上げ壁を突いた。
真っ黒な穴が空き、穴は口にも目にも耳にもなった。
壁は私に言った。
悲しい声で私に問いかけた。
あなたは話したいの?
あなたは聞きたいの?
あなたは見られたいの?
なのになんで?

photo

I love photo.
photo is anger.
photo is hate.
photo is sadness.
anger,hate,sadness,all negative feeling is made from love.
photo is love.
I love photo.

迷い

迷おうか。
迷おうか。
あなたがもう迷わないなら
わたしは迷っていよう。
朝が霞んでしまうくらい一晩中悩もう。
悩みの種から悩みの芽が出て
花は私の心模様。
いずれ散ってしまったら
もうあなたは必要ないの。

燃える世界

燃える世界であなたは思う。
消える世界で私は思う。
淀みのない世界で何を思う。

対岸の草原から飛び出した一本の葦は考える事をやめ、間違いは正解を笑い、私は泣いた。
太陽は一つ、月は一つしかないのに星の数は数えきれないから私は泣いたのだよ。
純白のカップに入った漆黒のコーヒーに渦巻く泡は星雲だよ。
そこにいるはずの私はいない。
消えてしまった泡の形なんて誰も知らないさ。
飲み干してしまえばいい、そしてまた新しいコーヒーを。
冷めたら苦いだけさ。
熱いうちに味わうんだよ。


靴紐は解けない。

解けないように結んでいるから。

財布はなくならない。

いつも大切にしているから。

携帯電話は充電するとまた使えるけど、

ハートにリサイクルマークは付いてない。

歌は目に見えないから

耳を塞いでしまえばいいさ。

世界は消えて私が思うことは何もなくなる。

白昼夢

白昼夢の私は悲しみの向こう側に座っていた。
電車の窓から差し込む初夏は吊革を気ままに揺らし
遠くの海はキラキラと光っている。
行き先はない。
もう目的がないのだから。
線路と車輪の変わらないリズムはゴトンゴトンと遠くに聞こえ、
さらに遠くで岩と海との波音がザーと聞こえる。
ゴトンゴトン
ザー
次第に音は聞こえなくなり、電車は駅に到着していた。

裏切り

筋肉が覚えているのはあなたを抱きしめた時の感覚。

データは上書きされるので、私はもう誰も抱きしめない。

裏切られるための愛は深海へ永遠に沈めてしまおう。

信用という言葉すら信用できないので、あなたに捧げた言葉をすべて捨てる。

私に残された心は悲しさと恨みしかないから

詩は静かに泣いている。

涙の枯れた私に代わって。