理想と現実のギャップ | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんは理想と現実のギャップに悩んだり苦しめられたりしたことはありますか。理想と現実のギャップって、ない方がいいのでしょうか。なんでも思い通り、理想の通りになるのがいいと思われますか。でもそれって…

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  理想と現実の…

 

理想と現実のギャップ、きっといろいろありますよね。
恋愛、収入、結婚、生活、仕事、遊び、勉強、人間関係…
なんだか暗い話になりそう…(沈)
音楽をやっていても、ありますよね。
自分の演奏が、自分の中の理想通りだという人っているのでしょうか…
いないのではないかと思いますよ。
自分のバンドやグループの演奏が、自分の中の理想の通りだという人…
これも、いないのではないでしょうか。
ならそれ、耐えがたいこと?
どうでしょうか。
 

 

  理想があることで

 

もし、理想と現実のギャップがなかったら、どうなるでしょう。
どうなると思いますか。
理想どおりの演奏が、もうすでに出来てしまっている。非の打ち所がない!
(ありえないことだと思いますけど…)
もしそんなふうになってしまったら、一体何のために練習ってするのでしょうか。
要らなくないですか。
それとも、現状を維持するために練習しますか。
理想って、言い換えれば『目標』なのではないかと思うのです。
現実とのギャップがあるからこそ、それは目標なのですよね。
 

 

  伸びしろ

 

理想と現実とのギャップ、それは…
伸びしろだと思うのです。
理想、目標、それが具体的に自分の中にあるから、伸びて行けるのですよね。
それがなかったら、どんなにいい練習やメソッドをやっても、伸びることはないでしょう。
それ、残念なことだとは思いませんか。
理想や目標があるということは、まだこの先も伸びていける、進歩していけるということ。
それは、考えてみたらとても幸せなことなのではないかと思うのです。
今よりも未来はもっと良くなるのですから…
 

 

  現状を…

 

さて、理想と現実のギャップって悪いことではなくて、むしろ良いことなのではないか…
そんなふうにも思えるのですが(もちろん内容にも寄るのでしょうけど)、一方で、
理想と現実のギャップに苦しんでいる、耐えがたいという人も、いるかもしれません。
さて、それってどういうことなのでしょうか。
思うのですが、それはきっと…
理想と現実のギャップが悪いのではなく、現状を受け入れられていないことが問題なのでは?
そこが、問題なのではないかと思うのです。
どんな現状であろうとも、現状を否定するところからは何も始まらないと思うのです。
現状に、OKを出せること。
それは、満足するということとは違います。
まずは受け入れないことには始まらない。
それが出来るかどうかは、今どんなレベルにあるのかということとは関係がないと思います。
 

 

  ギャップがあるから

 

理想と現実のギャップがあるということは、ある意味、素晴らしいことです。
逆にそのギャップがなくなってしまうことは、とても恐ろしいことだと思うのです。
これ以上どうしていいのか、どこをめざしていいのかわからない…
それって終焉ですよね。
理想と現実のギャップがあるのだとしたら、そのことをまず、よろこびましょう。
そして現状を否定するのではなく、受け入れるのです。
そこから初めて、理想への歩みが始まる、そんなふうに思うのです。

みなさんは理想と現実のギャップ、ありますか。