月例のフライト訓練、今月もまた、先日セントレアに行ってきたので、その様子を書いてみたいと思います。自分への覚え書き、復習の意味合いもあります。あっ、セントレアといっても、もちろん実機ではなくシムです。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
旋回
今月は、まずは旋回訓練から。
実際の訓練ではこんな飛び方はしないでしょうが…
90度ターンを繰り返す、つまり、イメージとしては正方形に飛ぶのです。
コクピットにある時計を動かして、1分ごとに90度旋回を繰り返します。
前回はバンク角20度で試みたのですが、90度旋回するのに50秒以上かかってしまいます。
直線部分が10秒も取れず、うまくいかなかったのです。
計算では40秒で旋回できるはずだったのですが…
ロールイン(バンクを入れていく、機体を傾けていく部分)とロールアウト(その逆)、
この部分にかかる時間を計算に入れていなかったのですね。
今回は25度バンクでおこなうことにしたのでした。
これならうまく行くはず。
実際やってみると、40秒ちょっとで90度旋回できたので、直線部分が15秒以上取れます。
やってみたら…
ふつうに離陸して、ダウンウインド(滑走路と平行に飛ぶ部分)から旋回に入ります。
時計を動かして、まずは左回りから。
4回旋回すると、元の場所に戻ってこれるはずです。正確に旋回できていれば、ね。
まず、25度バンクを入れると…
ピッチを少しだけ上げてやらないと、高度を維持できません!
これ、今まで意識したことがありませんでした(汗)
でも、考えてみたら当たり前ですよね。飛行機だもの。
25度バンクで1~2度ピッチを上げないと高度が下がってしまいます。
もちろん、その分パワーもごくわずかに足してやる必要があります。
これまでトラフィックパターンを飛んでいて…
ノーマルトラフィックパターンのベースターンは25度バンク、
ミニマムサークルのベースは23~24度バンクです。
ターンに入るとき、高度が下がりそうになって、
「まだ下げない!まだ下げない!」ってぶつぶつ言いながらターンしてたんですが…
そうか、こういうことだったのか!
エルロン操作
で、バンクを入れたり戻したりする操作…
一定のレートで5~6秒かけてバンクが動くように、エルロン(操縦桿)を操作する。
そのときのエルロン操作は、一定にはなりません。
バンクの動きが一定です。
これ、上手く出来るとね、「ほんとにエアラインみたい」ってなる。
バンクを入れるのは、もう大丈夫。問題は、バンクを戻すとき。
25度バンクなら所望の方角の13度くらい手前から、戻す操作(ロールアウト)に入る。
タイミングと、レート。で、きれいに所望のヘディング(方角)に向ける。
これがなかなかやっぱり難しいのです。そして…
旋回中はエルロンは中立ではなくて、ごくわずかに戻す方に切っておいてやる必要がある。
でないと、バンクが少しづつ深くなっていくのです。なぜか…
やっぱり旋回外側の翼の方が大きな揚力を発生させるからなのですかね?
元の場所に
左回りに1周、右回りに1周、そのあともう一度、左回りに1周飛びました。
飛んでいると、「あれっ、今、何回ターンしたっけ…、」ってなる。
空の上でも、方向音痴。
4回ターンして、やっぱり微妙に、元の場所には戻ってこれないんですね…
修行が足らん。
視唱で、ドから始まって最後まで歌い終わって元と同じドに戻って来られるか…
そんなソルフェージュの課題とおなじような気分です(わかっていただけます?)
さて、原因…、やっぱり戻す操作(ロールアウト)が不正確なのでしょうね。
とはいえ、高度維持、速度維持は出来るようになってきました。進歩した!
で、そのままノーマルトラフィックパターンへ。
トラフィックパターン
ノーマルトラフィックパターンを3回飛びました。
2nmのダウンウインドに入って、ベースレグもちゃんと取ります。
で、そこからファイナルに向けるタイミングが難しい。
これまでは、ベースターン開始から何秒後、って計算して飛んだりもしていたのですが、
それもいまいち不正確です。
やっぱり滑走路の見え方で判断するのだそうです。
あとは、ND(ナビゲーションディスプレイ)。でも…
ビジュアルで滑走路に正対しているように見えても、ヘディングが5度くらいずれていたり…
ビジュアル(滑走路の見え方)って、あんまりあてにならないのです…
そんな前回の反省から、ファイナルに向けるときはNDのヘディングを注視。ただ…
そればかりを意識していると、今度は…
ヘディング(方角)は合ってるけど滑走路の正面からはずれているということが起こる。
NDでは滑走路に正確にアライン出来ているかどうかまではわからないのです。
ミニマムサークル
そのあとは、久しぶりのミニマムサークル。
MDAの620ft(高度、190mくらい)で周回。
旋回練習の甲斐あって、なかなか正確に1.5nmのダウンウインドに会合できます。
620ftの高度だと海面がめっちゃ近いのですが、あわてず飛ぶことが出来ます。
あとは問題は…
やっぱりファイナルなのです。
ターンまではいいのです。
パス(高度)も、いい感じで行けてるぞ、ピッタリじゃん、ってなる。なのに…
滑走路にアラインしてみると、正面じゃなかったり、なぜか高度がずれたり…
ターンはちょっとアンダーシュート(小回り)ぎみにして、ゆっくりアラインする…
そんな意識で行ったのですが…
アンダーシュート過ぎたり、アラインに意識を取られて高度や速度がおろそかになったり…
そんな感じで、会心の着陸といえそうなのは1回しかありませんでした…
ただ、接地は上手くなってきましたね。
「30ftで2つ先の接地帯標識にエイミングを移す!」
ゴーアラウンド
アプローチが安定せず、3回ほどゴーアラウンドしました。
いや、無理矢理降ろそうと思えば降ろせるのですが、曲芸みたいな飛行をしてもしょうがない。
「ミニマム(決心高度)」のコールの時点で…
PAPI(進入角指示灯)が真っ白(高すぎる)、逆に真っ赤(低すぎる)、
速度が10kt以上速い、逆に遅い、また、滑走路から外れているのもゴーアラウンドです。
安定したアプローチではなかったら、ゴーアラウンド。
その判断も求められます。
そして、ゴーアラウンドもなかなか難しいのです。むしろ降ろす方が簡単かも…
ランウェイヘディングに合わせる(方位)、速度を合わせる、所定の高度でレベルオフする。
620ftでセントレアの滑走路上をローパスするとね、空港がきれいなのですよ。
これまであんまり見る余裕なかったけれど…
思ったこと…
今回指摘されたのが…
ファイナルで計器中心に見ているけれど、もっと滑走路を見てアラインするように。
たしかにNDばかり見てますね。
あとはグライドスロープと、速度。
滑走路はなんとなく見ているだけで、
エイミング(滑走路のどこを目標にするか)が、あまり意識出来ていませんでした。
これでは、パスをパワーでコントロールするなんて出来ませんね。
ピッチだけでコントロールしていたら、速度が狂ってしまいます。
でも今回は、かなりピッチをキープ出来た。疑心暗鬼になることはなかったですね。
あとは…
グライドスロープ(進入角表示)は見るのにローカライザー(中心線表示)は一度も見なかった…
今度から見てみよう。
計器着陸も、そのうちやってみよう。
次回への課題
バンクを入れたらピッチも調整(25度バンクなら1~2度変わる)。
高度はちゃんと意識するのに速度やパワーがちょっとアバウト。
(速度のずれを指摘されることが多かった…)
パワーの目安は、フラップ5でN1が45%、フラップ20でN1が55%。
離陸滑走ではランウェイセンターをキープするのも大切だが、ヘディングを意識。
ラダーの入力を残したままエアボーン(離陸)しない(無風時)。
ビジュアルでアライン出来るように。
決心高度でのジャッジ。ゴーアラウンドする勇気を持つ。
さて、次回はいろいろな空港のアプローチもやってみる?
