猫柳古都よりの風やはらかく
「雲の峰」2024年6月号青葉集掲載。
いつも歩く散歩道は、母校の中学校の通学路を経て田園風景が広がる農道へと続く。その途中、中学校からもその近くの小学校、こども園からもよく見える場所に、猫柳の木が立っている。この時期になると、柔らかい銀色の花穂をつけて、通行人を楽しませる。ここは北に京都、南に奈良と、古都に挟まれた地域。そこから心地よい春の風が吹くと、猫柳も優しく揺れる。そんな春らしい風景を素直に詠んだ句。
この「猫柳」という季題、今を去ること約30数年前、学生時代に朝日新聞京都俳壇に投稿し、採用されたこんな句がある。
「猫柳空き地にビルの迫り来て」
この句を故・関戸康子氏は「若い人の眼差しが見える」と評して下さった。その時は今ほど本格的に俳句を始めようとは考えなかったが、確かに句作の原動力になった句。この時の若い感性、初心を忘れずに生きていきたいものだ。
さて、いよいよ二日後に迫った所属吹奏楽団の定期演奏会。
こちらも初心を忘れず取り組みたいと思います。
♪大住シンフォニックバンド 第32回定期演奏会♪
とき 2025年4月20日 開場13:30 開演14:00
ところ 八幡市文化センター大ホール
※京阪電車石清水八幡宮駅下車徒歩15分
入場料 1,000円(中学生以下無料・要整理券)
特別ゲスト 前田大輔(トロンボーン奏者・作編曲家)
曲目
歌劇「イーゴリ公」より ポーロヴェツ人の踊り(ダッタン人の踊り)/アレクサンドル・ボロディン(黒川 圭一編曲)
Obatala(オバタラ)/中路 英明
Spain(スペイン)/チック・コリア 他
詳細は、公式HPよりご覧になれます。
多数のご来場、心よりお待ち申し上げます。
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