ケニアボランティア 回想録⑦ | 【京都・福岡】旅するROKO・アラフォー3児ママのかけがえのない《瞬間》を生きる

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自分を大切に、自分を信じ続け、本来の命の輝きを取り戻そう♡

 

ご覧いただきありがとうございます♡

ROKOです♬

 

今から10年以上前。

私にとって、初めてのアフリカの地。

ケニアにボランティアに行った時の回想録になります。

 

始めから読まれる方はこちらへ。

ケニアボランティア 回想録①

ケニアボランティア 回想録②

ケニアボランティア 回想録③

ケニアボランティア 回想録④

ケニアボランティア 回想録⑤

ケニアボランティア 回想録⑥

 

 

 

 

 

 

今回のワークキャンプメイン活動のひとつ。

エイズ予防啓発活動の一環として
エイズ孤児宅の訪問も行い…

私は、5軒訪問。(8軒中)

 

 

そのひとつ。

31歳のお母さんと6人の子どもたちが暮らす家庭。

 

 

彼女たちは、7人で三畳くらいの小さな家に暮らしていました。

家族7人が暮らすには、とても狭い家。

そして…年齢に比べ、とても小さい子供たち。

ひとりの子は、とても体調が悪そうに見えました。

 


彼女は、夫をエイズで亡くしていました。
今は一人で家族を支えています。


私たちの訪問に、
お母さんは、3枚の紙を小さなテーブルの上に置きました。

 

それは、今年、小学校卒業を迎える、

一番上の男の子のもので…

1枚目の紙は、その男の子の成績表。
2枚目の紙は、中学への推薦書、
最後の一枚は、中学へ行くのにかかるお金の明細。

でも、この男の子は中学校へは行けません。

お金がないから…。


お母さんの表情は硬く、私たちの質問に淡々と答えるだけ。
そして、こう言いました。
 

”私に楽しみはありません。

息子を中学校に行かせられない。

夫が生きていればこの子を中学へ行かせることができるのに・・・。

このままだと、息子は将来仕事に就くことができない。 

それは親として悔しいことです。

だから、楽しみはありません。”


本当に胸を抉られるような気持ちでした。

彼女の心からの叫び。

 

私たちボランティアのお金でこの子が中学に進めるなら、何かしたい、なんとかしたい。
そうボランティア誰もが思いました。
でも、それで解決できる問題じゃないことは誰もが理解していました。


この地域にはお金が無くて中学校に進めない子どもが

本当にたくさん、山ほどいるのです。


本当に何も出来ない、無力な自分に腹が立って…。
現実をすぐにこの手で変えることはできなくて

ただただ、話を伺うだけの私たち。

それでも、お母さんは、何度も自分の子どもの話ばかりしました。
何度も何度も。
話をするお母さんに笑顔はありませんでした。

子どもたちは、お母さんの隣で
お母さんの腕をしっかりと掴んで座っていました。


そして、最後にお母さんは私たちにこう言いました 。

「エイズで夫を亡くしてからこの家には誰も訪ねてきません。
あなた達が来てくれて、初めてお客さんが来てくれて本当に嬉しいです。
少しエイズに対する差別が無くなった気がします。
本当にありがとう。」

それまで楽しみがないと言っていたお母さんは
そう言って、少しだけ笑顔になりました。

無力だと感じた私たちにも
「世界はあなたを見捨てていない」って、

そう伝えられたような気がしました。


彼女の心に届いた、であろう、私たちの想い。


私たちにできること。

それに気づけて…私たちも本当に嬉しかったです。

希望の光を見つけられたような気持ちでした。

 

そして…

私が気づいたのは、

医療だけ、教育だけ、その一部分を切りとって

そこだけ変えようとしても無理なのかもしれないということ。

 

国の政治、経済や医療福祉、教育のほか、

援助する側される側の在り方や実際の援助の仕方。

結局は、すべていろいろなことが連動しています。

 

必要なのは、一人ひとりの意識、行動。

 

それは、ボランティアに限らず

何にでも言えること。だなぁと今となっては思います。

 

 

そんなことに気づくキッカケとなった貴重な時間でした。

ちなみに、

頼る人が誰もいないという彼女たちの生活状況は一目瞭然で、

Home Visitした家庭の中でも貧しい方ではないかと感じました。

彼女は、当時の私とそう変わらない年齢。

夫をエイズで亡くし、6人の子供をかかえ必死で生きていること。

どれだけの孤独と不安だろうか…

 

私はこのことを一生忘れないと心に刻み、

これから行動していくんだ、と決意した時でもありました。

 

 

あれから…

私は、彼女に胸を張って報告できるだろうか?

 

今、振り返りながら、自分に問う日々です。

写真上:ストーリーの家族たち
写真下:地域の子どもたち

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさまにとってステキな1日でありますように~♡

 

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コスモスプロフィールコスモス
京都在住。2男1女の母。
保健室の先生の免許を持ち、世界をサバイバル体験する、注射が嫌いな元ナース薬 

養護教諭
タマちゃんの魔法の教室認定講師。
こどもたちの心を育む魔法の教室認定講師。