ケニアボランティア 回想録④ | 【京都・福岡】旅するROKO・アラフォー3児ママのかけがえのない《瞬間》を生きる

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ご覧いただきありがとうございます♡

ROKOです♬

 

 

今から10年以上前。

私にとって、初めてのアフリカの地。

ケニアにボランティアに行った時の回想録になります。

 

始めから読まれる方はこちらへ。

ケニアボランティア 回想録①

ケニアボランティア 回想録②

ケニアボランティア 回想録③

 

 

私が訪ねた、Kenya、Ukwala。

ここは、HIV感染率がケニアの他の地域の”2倍”。


2006年に行われた調査では、

19-49歳の107人中、HIV(+)だった人は、59人。
他のNGOによる調査では、この地域のHIV感染率:約30%


今回のワークキャンプでの

もうひとつのメイン活動。

 

それは・・・

ワークショップを通してのエイズ予防啓発活動

 

 

農作業したメインの小学校で
エイズ予防啓発の”ワークショップ”を開催しました。

 

現地の人々のエイズへの正しい理解のため!

そして、私たちの現地の状況把握のため。



ワークショップ当日は、
★小学校にあるエイズクラブの子どもたちのポエムの発表
★エイズクラブの子どもたちと日本人ボランティアでのエイズについての劇
★現地CBOによるエイズについての劇
日本文化紹介の他…


★村のヘルスセンター協力のもと、VCTという無料のエイズ検査の実施。

 

結構、盛りだくさんでいろいろなことを行いました。

 


まず、エイズクラブの子供たちとともに、

”Why Me?”という劇をやりました。

 



エイズクラブとは、
エイズで親を失った子どもたちが参加していて、
詩を作ったり、ドラマをやっているクラブ。
です。

劇の内容を簡単に言えば、
エイズで両親を亡くし、
その子どもたちが親戚に引き取られる。
そして、その家庭で差別をうける、というもの。

台本は、学校の先生が作ったもので、
HIV/AIDS awarenessには不十分なのではないか?と
思う部分もありましたが…。

当の私の役は、子どもたちが引き取られた先の 親戚の継母!
子どもたちを差別する筆頭の役。
英語で、しかも台詞が長い…。

やっとの思いで覚えたのに、

当日は、突然の雷雨で私の部分はカット!!!笑い泣き
エイズの差別という一番重要な?ところがカットされてしまった滝汗
まぁ、半分うろ覚えだったので、良かったのやら??悪かったのやら??


そして、エイズクラブの 子供たちによるポエムの朗読。

 


その中で、特に印象に残ったもの…。
「Where is my Dad」

「あたしのお父さんはどこにいるの?」と。
君のお父さんはエイズで死んだんだって言われた。
『エイズというモンスター』
でも、それを聞いても、あたしの中に残るのは、
「あたしのお父さんはどこにいるの?」ということ。

というような内容のものでした。
これらの詩は、彼女たち自身が、自分で考えたもの。
Ukwala滞在中に何度か聞くこととなったけれど、
いつ聞いても、とても切なかったです…。


でも、ふだんの彼女は、

笑顔がとってもステキな女の子でした。

 

 


このワークショップ自体は、午後から行われましたが、
VCT検査(エイズ検査)は、午前中から受けることができました。
VCTを受けたい村の人々は、
私が朝起きた時(7時頃)にはすでに学校に来て、待っていました…目



 

彼らの多くは、片道数時間かけて徒歩で小学校までやってきていました。


乗り合いのVANやボダボダ(自転車の後ろに乗っけてもらう)という乗り物があるのですが

彼らの多くは、乗るお金がなく、
(しかも、VANやボダボダは村の中心部でしかつかまえることができない)、
また、自転車を持っているという人も少なかったのです。


普段は、小学校から徒歩で約20~30分の、
村の中心部にあるヘルスセンターでVCTを受けることができます。


が…徒歩の彼らにとって、少しでも近いところでVCT検査が可能とあって、
また、ヘルスセンターでは、待ち時間も長いとのことで
VCTテストには、たくさんの方が来られていました。


今回、私たちボランティアも実際にこのVCTテストを受けました。

まず、検査前に専門のVCTカウンセラーによる1対1のカウンセリングが行われます。
具体的には、エイズについてどのくらい(正しい)知識があるかの確認、
もし知識が不十分であれば、この時点で直接いろいろな説明を受け、
正しい知識を得ることができます。


例えば、避妊、感染経路・感染のリスクやHIV/AIDSの症状etc.、


また、もし、検査でHIV(+)であった場合の今後について…
HIVに感染していても病気のコントロールが可能であることの説明、
サポートしてくれる人がいるか、誰に伝えるかなど、
HIV(+)であった場合を想定して話がすすめられます。
そして、不安・心配なこともここで尋ねることができます。

十分に時間を取って行われ

カウンセラーがクライアントの心の準備が出来ていると

判断して、初めてVCTテストへとなります。

まず、問診(質問)が行われます。
既婚・未婚か、に始まり、sexをした人数、複数の相手とsexをしているか、
特定の相手がいる場合(夫や恋人)、VCTテストをお互いが受けたか、
今までにVCTテストを受けたことがあるのか、
避妊(感染予防)はしているか、
など、たくさんのことを尋ねられます。
(ちなみに、ケニアは一夫多妻制です。)


その後、検査の手順を説明しながら、検査が行われます。
カウンセラーによって、検査キットが準備され、
指先から、少量の血液を採り、
2つの検査キットに滴下した後、試薬を検査キットに滴下します。

この検査は、簡易のもので 、この後、約5~10分で検査結果が現れます。
それまでの間、必要に応じて男性用・女性用のコンドームの使用法をクライアントに示します。
その後、結果が出たことを確認した後、クライアント自身により結果を確認します。

もし、HIV(+)であった場合、その後カウンセリングが行われます。
HIV(-)であった場合は、そのまま終了となります。


今回、初VCT検査でしたが、どのように行われているのかを
実際に現地のクライアントの立場で知ることが出来たことは

貴重な経験でした。


このようなVCT検査がもっと多くの場所で、
たくさんの人々が受けられるようになるといいのですが…。

でも、VCT(Voluntary Counselling and Testing):
人々が自発的にHIV検査が受けられ、そして検査の前後にカウンセリングが受けられるというシステム
といわれているように、
検査を受ける本人が自発的な意思に基づいて、自らの判断で検査やカウンセリングを受ける
というのが原則であって、
本当に検査を受けてほしい人がなかなか検査を受けにいかないということも起こっています。


HIV/AIDSに関する正しい知識がないために、
差別や偏見がおこり、
それがまた、VCT検査を受けにくくさせてもいるのです。


差別や、偏見。

いつの時代にも、どんな場所でも起こる。

それを目の当たりにし、とても悲しい気持ちになりました。

 

 

エイズに対する、正しい知識と理解。

教育自体が十分に行き届いていない場所での活動の難しさも感じました。

 

 

続く…

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

雨がシトシト降り続く毎日ですが・・・

今日もあなたにとって幸せを感じられる1日でありますように~♡
 

 

 

 

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コスモスプロフィールコスモス
京都在住。2男1女の母。
保健室の先生の免許を持ち、世界をサバイバル体験する、注射が嫌いな元ナース薬 

養護教諭
タマちゃんの魔法の教室認定講師。
こどもたちの心を育む魔法の教室認定講師。