※舞台“マリー・アントワネット”の続きです。
※長いです。
“ベルサイユのばら”がおもしろいと勧められたのは小学生の時。
今みたいにネットとかないから情報もなく、フランスと言う国があることくらいは知っているが、マリー・アントワネットって誰?
…って感じだった。
まぁ、オスカルの話から始まるんだけど。
その中で印象に残っているのはデュ・バリー夫人との確執と首飾り事件。
ただ小学生の頭なので何で仲が悪いの?
何で会話するとかしないとかで揉めるの?
くらいにしか思わなかったけど。
割りと最近知ったのは、マリア・テレジアってかなり珍しい恋愛結婚なんだよね。
デュ・バリー夫人ことジャンヌは庶民の出で私生児。高級娼婦である。
そこをデュ・バリー子爵に見いだされて贅沢な暮らしと引き換えに、客人の夜の相手をさせられていた…。
…と書くと悲惨な人生のような気がするが、実は無類の男好き。
当時ポンパドール夫人の後釜を探していたルイ15世は思惑通りひと目でデュ・バリー夫人を気に入った。
映画とかでもキツそうなキャラに描かれがちだが、肖像画を見るとめっちゃゆるふわ系。
よく言えば天真爛漫。
悪く言えば何も考えていない(^^;
でも、まぁ、ルイ15世もこの時かなりの高齢だったため、デュ・バリー夫人が愛人だった時期も5年くらいだったけど。
※長いです。
“ベルサイユのばら”がおもしろいと勧められたのは小学生の時。
今みたいにネットとかないから情報もなく、フランスと言う国があることくらいは知っているが、マリー・アントワネットって誰?
…って感じだった。
まぁ、オスカルの話から始まるんだけど。
その中で印象に残っているのはデュ・バリー夫人との確執と首飾り事件。
ただ小学生の頭なので何で仲が悪いの?
何で会話するとかしないとかで揉めるの?
くらいにしか思わなかったけど。
割りと最近知ったのは、マリア・テレジアってかなり珍しい恋愛結婚なんだよね。
だからマリーのうちは両親ラブラブで兄弟姉妹も10人くらいいるし、マリア・テレジアは愛人とか娼婦が大嫌い。
(まぁまぁ、当たり前かもだけど)
何年か前ウィーンで王家の棺が安置してある場所に行ったが、マリア・テレジアと夫のフランツは1個の棺に仲良く入っている。
マリア・テレジアが政治を動かしていたので、当時の絵画を見てもフランツは小さく描かれがちだが、実は190cmくらいあるらしい。
縦も横もデカい棺にでっかいオブジェまで付いていて、見た瞬間若干笑った。
(後年のエリザベートなどはかなりシンプルな棺だった)
とにかくマリーはそういう家庭で育ったから、ルイ15世に愛人がいることにもかなり驚いたそうだ。
宮廷のしきたりでは、身分の低い者は身分の高い者に先に話しかけてはならない。
マリーはそれを利用して徹底的にデュ・バリー夫人を無視していた。
さすがに腹を立てたデュ・バリー夫人がルイ15世に泣きつき、また母マリア・テレジアからも「話くらいしたら?」と手紙がきて大変な騒動となったけど。
ベルばらにおいてはデュ・バリー夫人はかなり気が強そうで高圧的。
ルイ15世が亡くなった時には自分の立場を守るべくなりふり構わず奔走していた。
「あなたから見れば滑稽かもしれないけど、生活していくためには私たちはこうするしかなかった」
みたいなことをオスカルに言ってた気がする。
(かなり記憶が曖昧ですが…)
でも、実際はかなりちがうらしい。
何年か前ウィーンで王家の棺が安置してある場所に行ったが、マリア・テレジアと夫のフランツは1個の棺に仲良く入っている。
マリア・テレジアが政治を動かしていたので、当時の絵画を見てもフランツは小さく描かれがちだが、実は190cmくらいあるらしい。
縦も横もデカい棺にでっかいオブジェまで付いていて、見た瞬間若干笑った。
(後年のエリザベートなどはかなりシンプルな棺だった)
とにかくマリーはそういう家庭で育ったから、ルイ15世に愛人がいることにもかなり驚いたそうだ。
宮廷のしきたりでは、身分の低い者は身分の高い者に先に話しかけてはならない。
マリーはそれを利用して徹底的にデュ・バリー夫人を無視していた。
さすがに腹を立てたデュ・バリー夫人がルイ15世に泣きつき、また母マリア・テレジアからも「話くらいしたら?」と手紙がきて大変な騒動となったけど。
ベルばらにおいてはデュ・バリー夫人はかなり気が強そうで高圧的。
ルイ15世が亡くなった時には自分の立場を守るべくなりふり構わず奔走していた。
「あなたから見れば滑稽かもしれないけど、生活していくためには私たちはこうするしかなかった」
みたいなことをオスカルに言ってた気がする。
(かなり記憶が曖昧ですが…)
でも、実際はかなりちがうらしい。
デュ・バリー夫人ことジャンヌは庶民の出で私生児。高級娼婦である。
失踪していた母親が裕福な男と結婚して戻ってきたので有名な修道院で教育を受けることができたが、のちに働かなければならなくなって使用人を経てお針子に。
そこをデュ・バリー子爵に見いだされて贅沢な暮らしと引き換えに、客人の夜の相手をさせられていた…。
…と書くと悲惨な人生のような気がするが、実は無類の男好き。
修道院を出たあととある家で侍女をしていたが、トラブルで解雇されている。
息子二人が彼女に夢中になって大変だったらしい。
デュ・バリー子爵はルイ15世が必ず彼女を気に入るだろうと確信して弟と結婚させデュ・バリー夫人となった。
(その弟は結婚の数日後に何者かに殺されている)
何でわざわざ結婚させるかと言うと
デュ・バリー子爵はルイ15世が必ず彼女を気に入るだろうと確信して弟と結婚させデュ・バリー夫人となった。
(その弟は結婚の数日後に何者かに殺されている)
何でわざわざ結婚させるかと言うと
公式愛妾というのは既婚者でなくてはならない
という謎ルールがあるから(^^;💦
当時ポンパドール夫人の後釜を探していたルイ15世は思惑通りひと目でデュ・バリー夫人を気に入った。
映画とかでもキツそうなキャラに描かれがちだが、肖像画を見るとめっちゃゆるふわ系。
よく言えば天真爛漫。
悪く言えば何も考えていない(^^;
でも、まぁ、ルイ15世もこの時かなりの高齢だったため、デュ・バリー夫人が愛人だった時期も5年くらいだったけど。
ベルばらでも舞台“マリー・アントワネット”でも、首飾り事件が出てくるが、この問題の首飾りは元々デュ・バリー夫人のために作られたものである。
だが、デュ・バリー夫人が失脚したためマリー・アントワネットに売りつけようと言うことになったらしい。
ネットで検索していたら
「この首飾りおかしくないですか? どう付けるのかわからないし、後ろに留め具がなくリボン結び。落ちたらどーするの?」
と言うのがあって、実際首飾りを付けた写真を見たけど、確かに首飾りが豪華すぎて違和感を感じる。
ちなみにマリーは舞台では財政難を理由に購入を断っている。
だが、マリーのご機嫌を取りたいローアン司教が利用され、マリーが首飾りを買おうとしたと誤解される。
国民はマリーのせいで財政が傾いた、と激しく避難する。
私もベルばらの影響でマリーの散財のせいで国が傾いたと思っていたけど、そもそも元凶はルイ14世がヴェルサイユ宮殿とかを建てたせいで、マリーのせいではないと今ではわかっている。
ルイ16世は貴族から税金を徴収しようとしたが激しい反対に逢い失敗。
「貴族や聖職者から税金は取れない」
舞台ではそのあたりを細かく説明せずたった一行のセリフで完結させているが、逆に重い。
外国人であるから何かと悪目立ちしてしまって標的とされる訳だが、国王一家をチュイルリー宮殿へ幽閉してからの市民の尋常ではない。
国王一家と共に幽閉されたランバル夫人が教会に行った時は、夫人を惨殺して首を切り落として棒の先に掲げる。
裁判ではマリーが息子をベッドに連れ込んだ、と言われるなど。
マリーが市民の標的にされたのは一重にオルレアン公の策略のせいだから。
マリーはそういうところに全く頭が回らないし、ルイ16世はイイ人過ぎてオルレアン公を止めなかったし。
マルグリットは頭のおかしくなった群衆から離れ、唯一冷静に真実を見れたのかも。
監禁されてからのほうが王妃らしい、と言われたマリーだけどギロチン台に向かう瞬間まで気高い。
うっかり死刑執行人の足を踏んでしまった時、
「お許しくださいね、ムッシュウ。わざとではありませんのよ」
と言ったといわれている。
一方、デュ・バリー夫人が処刑された時はみっともなく泣き叫んで命乞いをしたそうだ。
死刑執行人アンリ・サンソンは若い頃の彼女と付き合っていたことがあるので処刑できず、息子に代わってもらったらしい。
そもそもデュ・バリー夫人はロンドンに逃げていたのだが、自分の城の宝石が没収されると聞いてのこのこと戻ってきてしまった。(と言われている)
自分は庶民の出だし、宝石でもあげれば見逃してくれると思ったらしい。
でも、デュ・バリー夫人が散々泣き叫んだおかげで恐怖政治が終わったのかもしれないからね。
一方は宝石を諦めたのに殺され、
もう一方は宝石が諦めきれず殺されたのか。
なんか、ベルばらと言えばオスカルとアンドレなんだけど、じゃないとこばっか覚えている私(^^;
もう一度ちゃんと読み直したほうがいいかしら?
死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの物語。
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舞台“マリー・アントワネット” あらすじなど。
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フェルセンの話はこちら。
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