マリー・アントワネット。again。<帝国劇場> | 旅食遊。祈恋。

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※ウザいな、と思う方は飛ばしてください。




マリー・アントワネット2回目観に行ってきました。



この日のマルグリット・アルノーはソニン。



ソニンっていつまでもかわいいイメージあるけど、昆夏美より声が低くて落ち着いた感じで意外。

“スウィーニー・トッド”ではソプラノのような高音で歌っていたから、全然雰囲気が違う。



そして、前回フェルセンの出番が少ない、と愚痴愚痴言ってたけどフェルセンのソロから始まる。

マリー処刑の知らせを受けて嘆くフェルセンがマリーとの出会いを歌う。


わずか14歳で花嫁になるためフランスにやって来たこと。

ストラスブールで花嫁引き渡しの儀が行われた時、フランスの用意した衣装に着替えなければならず、名前もフランス風に改められたこと。

(“着替える”と言うと聞こえはいいけど、劇中でははっきり“裸にされた”と歌っている)

フェルセンがマリーに初めて会ったのはオペラ座の仮面舞踏会だったので、王妃とは知らず、あくまで一人の女性として愛したこと。


など。




フェルセンが街でマルグリットに再開した時、

「何故路上で暮らしているのか?」

と尋ねる場面がある。

それくらい貴族と市民の暮らしはかけ離れているんだな、と思う。

フェルセンは優しくて、パンを盗んで捕まりそうになったマルグリットを助ける。

マルグリットはマリーも気に入らないし、フェルセンも気に入らないのでチュイルリー宮殿にフェルセンが訪れた時も何かと邪魔しようとするけど、フェルセンは二人で話をしたいと申し出る。

「私はドブネズミ、王妃は孔雀」

と言うマルグリットに「私は君を嫌ってはいない」と声をかける。



めっちゃ優しい。



むしろフェルセンはマリーに厳しかったりする。

トリアノン整備して農夫に扮した役者を配置し、夢の世界に浸っているマリーに「早く目を覚ますように」と厳しく諭す。

マリーはフェルセンといっしょにいたいから、側近になるように命令するが、

「自分は誰の物でもない」

ときっぱり拒否する。



ただマリーへの想いは本物で、国王一家を海外脱出させようと奔走するが失敗。
その後国王が処刑され、再びマリーを助け出そうとしたが、

「子供たちと離れるくらいなら死にます」

とマリーは拒否する。



マリーを激しく嫌っていたマルグリットだったが、処刑の当日倒れたマリーに手を貸したことで、今度はマルグリットが反逆者として裁判にかけられる。

マルグリットはオルレアン公が自分が王になるためにジャック・エベールと組んで嘘の記事を書いていたことを告発。
逆に二人を逮捕に追い込む。



ジャック・エベールってマルグリットと組んで仕事しないか?と誘った割りには上から目線でこき使っていた感じだし、

オルレアン公もジャックには報酬を渡したが、マルグリットには一銭も渡さなかったり、

いくら女の身分が低い時代だからと言って感じ悪いな~、と思っていた分、この結末は小気味よかった。


ジャック・エベールは暴れまわって引きずられるように連行されたが、オルレアン公はさすが貴族と言うか、堂々と歩いて退場していった。


ロベスピエールがマルグリットに礼を尽くして去って行くシーンを見たら
かなり清々しい気分になれた。




でも、貴族も市民のように泣きわめいたなら恐怖政治ももっと早く終わっていただろう、と言う説もあるので複雑だけど。




しかし、ルイ16世って所謂イイ人で、平和な世の中だったらそこそこイイ王様だったんじゃないかな。

市民がベルサイユに押しかけてきても発砲することもなく、家族思い。
手先が器用で子供たちにおもちゃを作ってあげたり。

何故神は私を王にしたのか?
せめて鍛冶屋ならみんなの役に立てたのに
できるなら名もなき人になりたい

という歌に人柄が現れていて切ない。



あと、本筋には直接関係ないけどデザイナーのローズ・ベルタンとカツラ屋ベルナールのコンビが笑える。

革命が起きて貴族はみんなドイツへ行ってしまった。
貧乏人の服なんか作りたくない。
自分たちもドイツへ行こう。
ドイツなら商売繁盛!アデュー!

と独特なメロディーで状況説明と愚痴を歌う。


この舞台の登場人物はみんな悩んだり、憤ったりしてるから、このシーンが息抜きみたいな。




マリー・アントワネットはどうでもいいのか?、と突っ込まれそうだけど、そこは聞かないで(^^;💦



最後マリーとマルグリットが二人で挨拶するから、二人の物語と言ってもイイくらいなので。







マリー・アントワネットのお茶会。
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「マリー・アントワネット」1回目の観劇。
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 フェルセンについてあれこれ。
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 黒い騎士事件とアンドレ。
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 ジャンヌと首飾り事件について。
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