顧問CFO川井隆史のブログ -476ページ目

見える化 見えない化 -こんな社長さんいませんか?

実はアメブロは初心者なのでいろいろと気が付かないうちに失礼


なことをしているかもしれないのですが、ご容赦ください。


実は風邪気味なのと少し硬めの話が続いてしまったので


一休みです。


これは私がベンチャー企業のCFOだったときの話です。


ある一部上場企業とプロジェクトを行う話が持ち上がり、


先方の役員や部長クラスと何回かミーティングを持ちました。


ただ、なんだか話が途中で進まなくなり、特に先方に


なげたボールが帰ってきません。こっそりとその企業の


知人に探りをいれてみると、「OOさん(社長)の関心が


A案件にかかりっきりだからね」。要は役員さんたちは


社長の顔色をいつもうかがいながら仕事をしているので


それがうかがえないと先にすすめないのです。そういえば


会議でも「OO(社長)はたぶんこう思うだろうな」のような


発言をされていました。このOO社長はベストセラーになった


著書もあり立派な方だと思っていたので驚きました。結局は


社長の「興味がいまひとつわかないなぁ」の一言でプロジェクト


は流れたそうです。理由も役員さんたちはわからないようです。


ただ、プロジェクトとこの会社の規模でいうと形式的には


取締役会か社長決裁かもしれませんが実質的には役員判断で


十分な程度のプロジェクトでした。



この社長さんの判断は正しかったのかもしれません。一時の


勢いは感じられませんがこの会社は今も健在です。でも、社長


の気分次第で意思決定が変わるのでどんどん指示待ち型が


増えてきたようです。優秀な人はやめるということで定評は


たっていますね。トップダウンも意思決定が変わるのも必要な


ことも多々あります。問題点は2つです。


理由がまったく見える化 見せる化できていないこと


現場での判断はまったくできないこと。


以上により社長のいうこと


を実行するだけの人しかこの会社はいません。


指示がないと動かないのです。


この社長の引退後はこの会社はどうなってしまうのですかね。


結構この会社だけでなく同じような会社は多かったです。


逆に先方の社長の鶴の一声で到底だめだと思っていたことが


OKになった大逆転もありましたけど。














見える化 見せる化 - 事業計画その2 経営目標と中長期の予算

見える化 見せる化の経営目標は経営者が数年後に達成したい、しかし


あまり夢物語すぎない数字ですね。ここ数年は我慢の年であるとか、


利益は あえて追及しないなどの特定の理由がない限り、頑張ったものが


望ましいです。よくあるのは今まで成長率が年5%くらいだったので年6%


ぐらい にしておくかという目標ですが一般的には元気がでないですね。


会社のステージや産業とか業種によりますが中小企業であれば5年間で


最低利益2倍くらいは目指していただきたいところです。


まだ、100を切れないゴルファーの自分ですが中長期の目標はシングル


プレーヤーくらいにはしたいものです。(残念ながら自分はそこまで


打ち込んでいませんが・・)



ここが中長期予算の出発点です。利益が決まればある程度費用、売上は


少し慣れた経理企画や経理の人間であれば見積もることができます。


このあたりはテクニカルになってしまうので「予算の作り方」の項を設けて


説明したいと思います。ここでできるのは中長期予算のざっくりしたものです。


ここら辺はあまり精緻に作る必要はなくたたき台と理解ください。


戦略とこの予算どっちを先に作るのということですが、教科書的には戦略があっ


てその戦略実行することによりそのどのくらいの数字が達成できるのかという


ことですが、スピードを考えると同時並行的に両にらみでやっていることが


多いような気がします。(基本的にはにわとりと卵なんです)



事業計画その1

見える化見せる化でいよいよ事業計画の作成にはいります。事業計画を策定する際、1つ大切なものと


して経営目標があります。経営方針(ビジョン)が比較的定性的なものであるのに対し、これは具体的


数値です。一般的に経常利益または税引後の純利益でしょう。戦略は経営方針と目標に整合的にされ


なければならないわけです。事業計画のステップとしては以下の通りです。


1.経営方針(ビジョン)、経営目標よりそれを達成するための戦略を策定

2.経営目標、戦略からざっくりとした中(長)期予算を作成する

3.同様にざっくりとした来期目標、予算、戦略を策定

4.現場におとし、現場で個別の予算、戦術を策定(長期、短期)

5.統合して部分最適になっていないか、全体との整合性などをレビューする。

6.事業計画完成。コミュニケーションをとる。





見るからにめんどくさそうなプロセスです。後述しますが、最初はざっくりしていても作ることに意義があ


ります。正確にいうと経営に対し考えるという習慣がつき、PDCAサイクルをまわす習慣がつくことに意


義があります。1はある程度説明してしまったので、少し補足説明の後、2から説明します。(話がやや


前後してすみません)