国の見える化 ー国の格付け
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
毎週日曜は思いついたことをつれづれなるままに
書いています。先週は米国の格下げでマーケットは
大騒ぎでした。財政赤字削減策が不十分とのこと
ですが企業の格付けと比べるとずいぶんざっくり
した話ですよね。ご存知の通り日本の格付けは
AA-でアメリカより2段階、危機が騒がれている
スペイン一段階下です。
ただ、イメージとするとスペイン国債と比べると
日本国債は国内消化がほとんどで企業でいうと
スペイン国債は流動負債ですが、日本国債は
固定負債または資本(もどってこなくてもあきらめる?)
の傾向が強いので性質は違う負債だとは思います。
また、財政赤字は性質はPLに近いのでPLと
その累積である赤字累積度合をみて判断する
というのはざっくりすぎます。本当は企業でいえば
BSが見たいですね。まとめると、S&Pがざっくり
しているというよりも国の状況の開示がない、
「見える化されていない」から判断材料がない
わけです。日本の場合、企業感覚でいえば
空港で減損しなくて大丈夫かもしれないのは
羽田、成田、千歳、伊丹、福岡ぐらいでしょうし、
変なハコモノなども確実に減損対象です。
年金負債もきちんんと
厳密に時価評価したらどうなってしまうの
でしょうか?IFRSの導入、本当は日本国
に真っ先にしてほしいです。
見える化 見せる化 - 東京電力合理化方針 企業再生の見える化2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
見える化 見せる化で企業再生の話をしています。
比較的最近の企業再生の例とすると5月20日の
東京電力の合理化案ですかね。
マスコミからは甘い合理化計画とたたかれて
いましたが震災の混乱の中2か月で作成です
から少し同情の余地はあります。
ただ、「組織・グループ体制・人員のスリム化
は年内に詳細をとりまとめ・・・」はいくらなんでも
いただけません。
企業再生のスピード感とはかけ離れています。
また、コスト削減ですが、削減するもので修繕費
や研究開発、システム開発などの削減が
3500億円なのに対し、人件費の削減が540億円
とバランスの悪さを感じます。
特に修繕費が(減価償却費を合わせるとは言っても)
1800億も減らして大丈夫?、
逆に減らしても大丈夫な修繕費ってなんだろうと
疑問に思います。一方企業再生で事業を整理する
つもりがあるならば人件費はぐっと減るはずです。
有価証券報告書をみると給与賞与総額が
4000億と推定され、今回一般職20%、
管理職25%の給与賞与削減なので
それだけでも800億は削減効果が
あるはずなのですが、9か月分なんですかね。
不思議ですね?
見える化 見せる化 - ただ従業員の首をきればいいわけではない 企業再生編1
見える化 経営コンサルタントのかわい たかしです。
見える化 見せる化で企業再生をみていきます。
企業再生の分野で当然、短期的視点だけでなく
長期的視点もきちんと考えてやられている
素晴らしい例もありますが、短期的にしゃぶり
つくして残りかすを他の会社に売却して売り
つけるハゲタカ系の例もあります。
再生するからには赤字が続いているような
例が多いわけですが、その際、固定費をバッサリ
切ってしまえば黒字になります。固定費として一
般的に大きい額である従業員を切ったり、
営業経費、研究開発費などをバッサリ切れば
一時的には黒字になります。しかし、本当は必要な
部分、つまり贅肉ではなく筋肉(最悪は脳みそ)
を切ってしまえば売り上げの低下という形でつけが
回ってきます。ハゲタカさんはそれまでに次のカモ
に売却してしまうわけです。さて、ハゲタカさんでない、
真面目に事業を再生しようと思っている方は
どうしましょうか?