顧問CFO川井隆史のブログ -456ページ目

国の見える化 ー国の格付け

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


毎週日曜は思いついたことをつれづれなるままに


書いています。先週は米国の格下げでマーケットは


大騒ぎでした。財政赤字削減策が不十分とのこと


ですが企業の格付けと比べるとずいぶんざっくり


した話ですよね。ご存知の通り日本の格付けは


AA-でアメリカより2段階、危機が騒がれている


スペイン一段階下です。


ただ、イメージとするとスペイン国債と比べると


日本国債は国内消化がほとんどで企業でいうと


スペイン国債は流動負債ですが、日本国債は


固定負債または資本(もどってこなくてもあきらめる?)


の傾向が強いので性質は違う負債だとは思います。


また、財政赤字は性質はPLに近いのでPLと


その累積である赤字累積度合をみて判断する


というのはざっくりすぎます。本当は企業でいえば


BSが見たいですね。まとめると、S&Pがざっくり


しているというよりも国の状況の開示がない、


「見える化されていない」から判断材料がない


わけです。日本の場合、企業感覚でいえば


空港で減損しなくて大丈夫かもしれないのは


羽田、成田、千歳、伊丹、福岡ぐらいでしょうし、


変なハコモノなども確実に減損対象です。


年金負債もきちんんと


厳密に時価評価したらどうなってしまうの


でしょうか?IFRSの導入、本当は日本国


に真っ先にしてほしいです。


見える化 見せる化 - 東京電力合理化方針 企業再生の見える化2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


見える化 見せる化で企業再生の話をしています。


比較的最近の企業再生の例とすると5月20日の


東京電力の合理化案ですかね。


マスコミからは甘い合理化計画とたたかれて


いましたが震災の混乱の中2か月で作成です


から少し同情の余地はあります。


ただ、「組織・グループ体制・人員のスリム化


は年内に詳細をとりまとめ・・・」はいくらなんでも


いただけません。


企業再生のスピード感とはかけ離れています。


また、コスト削減ですが、削減するもので修繕費


や研究開発、システム開発などの削減が


3500億円なのに対し、人件費の削減が540億円


とバランスの悪さを感じます。


特に修繕費が(減価償却費を合わせるとは言っても)


1800億も減らして大丈夫?、


逆に減らしても大丈夫な修繕費ってなんだろうと


疑問に思います。一方企業再生で事業を整理する


つもりがあるならば人件費はぐっと減るはずです。


有価証券報告書をみると給与賞与総額が


4000億と推定され、今回一般職20%、


管理職25%の給与賞与削減なので


それだけでも800億は削減効果が


あるはずなのですが、9か月分なんですかね。


不思議ですね?

見える化 見せる化 - ただ従業員の首をきればいいわけではない 企業再生編1

見える化 経営コンサルタントのかわい たかしです。


見える化 見せる化で企業再生をみていきます。


企業再生の分野で当然、短期的視点だけでなく


長期的視点もきちんと考えてやられている


素晴らしい例もありますが、短期的にしゃぶり


つくして残りかすを他の会社に売却して売り


つけるハゲタカ系の例もあります。


再生するからには赤字が続いているような


例が多いわけですが、その際、固定費をバッサリ


切ってしまえば黒字になります。固定費として一


般的に大きい額である従業員を切ったり、


営業経費、研究開発費などをバッサリ切れば


一時的には黒字になります。しかし、本当は必要な


部分、つまり贅肉ではなく筋肉(最悪は脳みそ)


を切ってしまえば売り上げの低下という形でつけが


回ってきます。ハゲタカさんはそれまでに次のカモ


に売却してしまうわけです。さて、ハゲタカさんでない、


真面目に事業を再生しようと思っている方は


どうしましょうか?