見える化 -「CFO経営」についての異論
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。昨日の
日経新聞の朝刊で気になる記事を見つけました。「経営の視点」
で内容はきちんととるべきリスクはとって経営を行っていこうという
日本企業に対する激励であり、ソフトバンクのスプリント買収などが
上げられていました。記事自体は共感したのですがその中に
ソニーの幹部が4期連続の赤字の原因として「CFO(最高財務責任者)
経営」があると言っていたことがありました。「CFO経営」とは
リスク管理を強化して、「投資は(フリー)キャッシュフローの
範囲内で」(かっこは私の補足)「手元資金は厚く」などリスクを
避けるCFO主導の経営だそうです。
正直言って、リスク管理が上記の程度ならばMBAでたての
男の子や女の子でもCFOができてしまいます。自分はCFOの
リスク管理とは負うべきリスクか負ってはいけないリスクかを
判断することだと思っています。リスクを負うためにはある程度
の仮説の検証が必要で、自分も検証に加わりギリギリの判断に
加わるわけです。一方で失敗に終わった場合の手当ても
粛々と用意しておく、これが本来のCFOの姿です。
まちがっても「フリーキャッシュフローの範囲内で」などと
教科書みたいな判断をすることではありません。
自分もCFOだったとき、ぎりぎりの判断を社長と下し
実行したこともあります。そして見事裏目に出て苦しんだ
こともありました。ただ、最後の手だては残しておいたので
倒産などに至ることはありませんでした。
確かにCFOと呼ばれる人々のレベルが日本企業では
まだまだ低いのではないかと心配される記事でした。
見える化 -一体としてみる
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回「費用
配分の原則」で費用は便益を受ける期間に配分するという話を
しました。したがって、便益を受ける単位があります。
会議室を考えてみましょう。たいてい大きなテーブルがあって、
椅子がたいてい4脚以上はあるはずです。最近たまに見かける
会議は立ってやりますという会社は別ですが、普通はテーブル
と椅子で一体です。テーブルだけでも椅子だけでも「会議を
する」という便益はえれないからです。
たとえば、テーブル1つ10万円と2万円の椅子4脚で18万円
のものとしてみます。あまり少額なものは費用を期間によって配分
しませんので実務では税務上の規準である10万円以下か超か
ということで判断しているようです。この配分はご存知の方も
多いでしょうが減価償却です。机も椅子も10万円以下ですので
減価償却の対象にしなさそうですが、1体として考えると18万円
なので対象にするわけなのです。
結構「10万円超は固定資産」というのは現場の方の頭にも
入っているのですが、一体としてという部分は頭に入っていなくて
後で修正しなくてはならないということはよくありますね。
見える化 -費用配分の原則
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。昨日
淡路島から帰ってきました。特産の甘い玉ねぎがすごく
美味しかったです。ただ、重いのでお土産には持って帰らず、
「お土産話」だけ持って帰ったので妻の機嫌はかなりななめです。
さて、費用の話を話が続きます。費用とはサービスを受けたり
モノを受領した時点で認識します。でもモノの受領を考えてみましょう。
機械を買っても別に機械自体には便益はなくて、その機械で生産した
り、測量したり検査したりで様々な便益を受けるわけです。したがって
費用はこの機械から受ける便益の期間に配分されます。これが
「費用配分の原則」です。
実は消しゴムだって使用することにより便益を与えられるので
厳密には3か月でなくなるのであれば月割りで費用を計上する
べきなのでしょうがさすが煩雑でやっていられません。
したがって、1年以上使用可能なもの、金額はXX以上のもの
とある程度、枠をはめているわけです。次回続きます。