見える化 -内部牽制(内部統制その3)
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
前回倉庫の担当者の話をしました。通常であれば入出庫の
記録をする人と実際に入出庫を行う人は違う人がやっています。
したがって、適当に入出庫などをやっていると実地棚卸の際に
ばれてしまいます。これを内部牽制といいます。このように
業務を分担することによって不正は防ぎやすくなります。
ただ、規模の小さな企業ですと、きちんと実地棚卸をやって
いなかったり、やっていても、差異があった時の追跡が甘かった
りして結局不正がわからなかったということがよくあります。
また、中小企業でよく見る例がお金目のことは何でも経理
に任せてしまうことは不正につながりやすいです。請求書
の発行から記帳、回収まで全部一人の経理の担当者
がやっている会社の不正を見たことがあります。彼は
自分で勝手に自分用の会社の架空口座を使ってそこに
振り込ませていました。請求書も記帳もやっていると
やり放題です。
ただ、当然規模が小さいと人が少ないですから業務も
分けられないですよね。さてどうしましょう。
見える化 - いろいろな不正について(内部統制 その2)
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。内部統制
というと非常に退屈でつまらない印象があります。正直言って
私もいろいろなビジネス書を読みますが比較的眠くなる確率
の高い本が多いです。ただ、抽象的な概念やきっちりとした
構成は退屈なのでここでは多少正確性は犠牲にしても実務的な
エッセンスのみを話します。
内部統制として、正しい数値が財務諸表に反映されるための
手続き(いわゆる狭義の内部統制)としていますが、一般的に
「財務諸表」で思考停止して、それは経理の仕事で自分は関係ないと
思われることが多いです。
しかし、単純な例ですが倉庫の物流担当者が出荷指示書でなく
営業所からの電話や顧客からの要請で勝手に送付したり、
自分の家に送ったりしたうえ、棚卸も自分でやって適当に
数合わせをしてしまえば、減った分は全部売上になってしまいます。
きちんと出荷指示に基づいていなければ請求書も出ないで
回収不能になる可能性も高いですし、当然横流し部分は回収
できません。全然間違った財務諸表ができてしまいます。
見える化 -内部統制について その1
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。月曜
火曜と税理士会の研修に出ていました。こんなに集中して
研修を受けるのは久しぶりだったので新鮮でした。まだまだ
勉強不足なところをいろいろな意味で実感しました。
さて、上場企業ではJSOXなどはもう定着し、中小企業
などでも内部統制という話を聞くことがでてきました。内部統制
自体は非常に奥が深いと思いますが、ここでは正しい数値が
財務諸表に反映されるための手続き(いわゆる狭義の内部統制)
についてです。ただ、個人的な感想としては特にJSOX導入企業
などで顕著なのですが、「書類に印鑑を押してファイルして保存
しておくこと」だと思っている方が現場だけでなく、下手をすると
監査人(公認会計士)でもいます。
私が新人のころ、いきなり送り状をみて、ひたすらサインがしてあるか
チェックしている姿をみて、上司が「誤った送付がなされないための
実質的なコントロールがあるかないかをよく確かめろ。サインは
そのコントロールの一部にすぎない」と言われたことを思い出します。