見える化 ー労働生産性とブラック企業
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。ブラック企業は
ある意味合理的という話をしました。しかし、これは短期的に
合理的という話です。長期的には衰退していきます。なぜなら、
「従業員に投資しない」わけですから幹部層は育っていきません。
成長すれば成長するほど限界が早く来ます。
一回ブラック企業のうわさがある会社の経営会議にたまたま
出席する機会がありました。役員はヒラメさんばかりで社長が
各役員を叱責する会議でした。何も生産性は感じられません。
停滞の原因はそこにありました。
ただ、いわゆる零細企業で「社長&あと奴隷」という超ブラック企業
をみたことがあります。社長も自分の代だけ適当にお金が
儲かればよいと思っていますし、従業員も就職難なせいで
取り替え可能な部品状態です。零細企業ですからネットなどで
悪いうわさが蔓延することもありません。確かに短期的でいいや
と思えばブラック企業は存続可能だなぁと正直言って思いました。
見える化 -労働生産性とブラック企業その3
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回大手
プロフェッショナルファーム(コンサルティング会社や弁護士
事務所)などは労働時間は下手をするとブラック企業並み
ですが働いている人々にはその感覚があまりないという話を
しました。ポイントは 付加価値÷労働時間=労働生産性の
付加価値の部分です。いわゆるブラック企業との違いは
提供する付加価値の高さです。皮肉な人は「付加価値が
高いと顧客に思わせる」といいいますが、「思わせる」ことも
高度な戦略の一つと思います。
分子の部分が高いからきちんと労働時間に見合う(以上の)
報酬も支払いますし、研修など人材にも投資していきます。
したがって、所属している人にブラック企業感はないわけです。
一方ブラック企業は付加価値が低いのでサービス残業を
強要などで「無賃労働時間」を増やすわけです。当然労働者
は取り替え可能な部品程度にしか思っていませんから投資
などはしません。研修といっても妙に精神的な滅私奉公を
正当化するようなものだったりします。自分もブラック企業では
働きたいとはおもいませんが、ブラック企業も理論的
には合理的な経営をしているように見えます。さて、
本当でしょうか?
見える化 -ブラック企業と労働生産性その2
見える化経営コンサルタントかわい たかしです。居酒屋チェーン
「ブラック」では労働生産性をあげるために分母である労働時間
をいじります。ブラックではランチタイム仕込みの朝10時から閉店後
の片づけが終わる朝3時まで最大1日17時間労働ですが、暗黙
の了解で一日記録される労働時間は8時間までです。分母が
半分以下なのですから(売上-材料費)÷労働時間=労働生産性
は2倍以上になります。こうして、ブラックは低い付加価値部分を
労働時間の切り捨てで補っているわけです。
実は労働時間だけならばブラック企業も真っ青なのはプリフェッショ
ナルファームいわゆる大手コンサル会社(BCGとかマッキンゼーとか)
大手弁護士事務所(西村あさひとか)です。何人か現役やOBが友人に
いましたが、平気で1日14時間くらい働いています。当然組織の
中の問題点はあるでしょうが基本的に友人たちはブラック企業だと
思っていませんし、誇りを持って働いています。どこがブラック企業
ろちがうのでしょうか?