顧問CFO川井隆史のブログ -322ページ目

見える化 -解雇規制に思う

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


現在の日本の労働法規の解雇の条項は柔軟性を


欠くとは思うのですが、一方これだけ厳しい解雇規制が


あっても人材を消耗品のように扱うブラック企業の跋扈


を見るともっと厳格に必要だと感じてしまいます。


 いったん新卒で入社して、すぐ会社を辞めてしまうと、社会


復帰が難しくなるというのも社会的には問題です。きちんとした


スキルをつければ転職市場でも十分大丈夫というのはある程度


本当です。自分はアラフィフィですが、まだヘッドハンターから


たまに声がかかります。ただ、これはCPAで財務の専門家


などわかりやすいスキルだからで、しかも案件は外資系が


ほとんどで日系企業は至極稀、あっても大抵は経理課長、


または部長代理、年収は外資系の半分以下です。(まだまだ


日系企業ではCFO=経理という考えが多いようです)


 したがって、一般の営業の方だとどんなにマネージメント


能力があってスキルがあっても35歳を過ぎると、とたんに


転職が難しくなってしまうようです。


 この労働市場で簡単に中高年が能力を理由に簡単に


解雇されたら大変だと思ってしまうわけです。若い人は


(私もそうでしたが)ダメな中高年が会社に居座っているから


自分たちの待遇が変わらないと思っているかもしれませんが。


人材の流動化はまだまだ先が長そうです。









見える化 -ブラック企業と人件費

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


「ブラック企業ー日本を食いつぶす妖怪」今野晴貴著を


先日読んだのですが、労働法規を巧みにくぐり抜け、新卒


労働者を食い物にするブラック企業の実態がよくわかり


興味深く思いました。たんに、低賃金で長時間働かせる


だけでなく、様々な洗脳や摩耗して役に立たなくなった社員


を巧みに自主退社に追い込む方法などは非常に興味深く


思いました。


 個人的な興味としてはこのインターネットの発達した時代


このようなモデルが長続きするのかという疑問はわきます。


また、大量に採用して大量に辞めていくという人事管理


方式がなぜ利益極大化と一致するかは実際社内の数字


をみて分析してみたいものです。


 私はこのようなモデルは最終的にコスト高になるし、じりじりと


業績を蝕んでいく気はするのですが、ブラック企業として挙げ


られる〇タミや〇ニクロなどの業績はまずまず好調ですね。


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見える化 -残念な成果主義

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


別に私は人事制度設計が得意なわけではないですが


明らかにゆがんでいる成果主義(と名乗るもの)はモティ


ベーションを下げるので勧めていません。


ある会社で成果主義を取り入れているとのことでしたが、


今まで賞与年2か月ずつ出ていたのですが、成果主義を


入れ目標を達成したら2か月、達成しなければ最悪ゼロ


までいくという方式にしました。しかも目標はかなり厳しく


査定され達成可能そうな目標は却下です。


社長は「うちは信賞必罰」とおっしゃっていましたが


「必罰」のみです。従業員と話をすると賞与は「どうせ


満額はもらえないですよ」と愚痴っていました。いつも


右肩上がりが求められるので不振の分野や新規の


分野は皆で押し付け合いです。既存の分野でも半年


くらいで査定されるので誰もチャレンジしたがらなくな


りました。非常に残念成果主義で、コスト削減が


主眼だと短期的にはよくても長期的には確実に


体力を蝕んでいきます。