顧問CFO川井隆史のブログ -275ページ目

見える化 -わたしたちユニクロ154番店で働いていました その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


ユニクロの店舗が効率一辺倒のギスギスとした殺伐な


モノではないかというのが自分の先入観でしたが必ずしも


そうではないというのがこの本を読んでの感想です。


筆者のいた154番店は厳しい中にもお互い助け合うような


文化が醸成されていたと述べています。一方でやはり互いに


攻撃しあうようなギスギスした文化の店舗もあるようだと


述べています。理由の一つは店舗の大多数はアルバイト


や地域限定の準社員でこの人たちが店舗の文化形成


に大きな影響を与えるという点です。さすがこの人たちは


サービス残業はあまりなさそうですし、ある程度決めら


れた時間内で働くことが許されています。ただし、一方


で効率をとにかく追求する文化はどの店舗にも共通


しているようです。


 通常は効率をとにかく追求すると、それから少しでも


外れる人間は排斥されたり、罵倒されたりするギスギス


した文化ができやすくなります。人間は厳しい仕事には


なんとか耐えられるのですがギスギスした雰囲気とか


そういったものには耐性が普通はありません。そういった


文化がはびこるとブラック化といえるでしょう。






 



見える化 -「わたしたちユニクロ154番店で働いていました」

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


先日大宮冬洋氏の「わたしたちユニクロ154番店で


働いていました」を書店でたまたま見つけて読んでみました。


ユニクロ(ファーストリテイリンング)については結構著作


が出ていますが、経営コンサルタント系の著作が多く、


この本のような社員目線の本はない気がします。


 内容が2000年ごろとやや古いのが残念ですが、ユニクロ


の強烈な文化が生々しく語られているので興味深く感じ


られました。いままでのイメージでは店舗はマニュアルで


縛られ本社からの上意下達的な文化で現場の裁量は


ほとんどないまま店長は長時間労働で疲弊していくでした。


確かにそういう一面はこの本でも読み取れますがそれだけでは


ないようです。 続く・・



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見える化 -ユニクロは現代的ブラック起業か?その3

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


前回柳井会長の話などをきちんと聞いていると、


実はブラック企業的な考え方はあまりないように感じます。


しかし、一方現場店舗の話を聞くとブラック企業的な香りが


してきます。


 今野晴貴さんの「ブラック企業」によると(名指しはしていませんが


ユニクロと推察される)店舗の社員は分厚いマニュアルを覚えなけ


ればならず、かつ持ち出し禁止なためひたすら社内で書き写して


暗記しなければならないようです。また、他にも店長の月間労働


時間300時間や、サービス残業を実質的に強いられるの実態が


いろいろな書籍に書かれています。


 しかし、一方で平均年収は600万を超えており、500万円以下


が普通のアパレル業では異色であり、現代的ブラック企業の3種の


神器の長時間労働&サービス残業、マニュアル化、低賃金労働


のうち、低賃金労働はみたさないことになります。現代的ブラック


企業のビジネスモデルとして、マニュアル化は低賃金取り替え


可能労働者を大量生産するための仕組みなのでそういった


意味ではユニクロは典型的な現代的ブラック企業の範疇


には入っていません。