人が亡くなる瞬間、そこに立ち会った人に、
25メートルプール529杯分の水を一瞬で沸騰させるほどの、莫大なエネルギーを伝える。

 

 

これは、看取り士の柴田久美子さんが語る言葉です。

 


命の灯が消えるその瞬間に、傍にいる人へと渡される“何か”。


それは決して目に見えるものではありませんが、
魂の奥深くに刻まれるほどの衝撃と感動を伴う体験です。

 

 

 

至高体験

この現象は、マズローのいう「至高体験(Peak Experience)」にも似ています。
時間や空間、自我の感覚を超えた、深い一体感や恍惚感。
人生の中でもっとも生きていると感じるような、圧倒的な感動。

 

けれど、より本質的には
これは「臨死共有体験(Shared Death Experience:SDE)」と呼ばれる現象に近いものだと感じています。

 

 

 

臨死共有体験

臨死共有体験とは、臨終の場にいた人が、亡くなる人の「死の旅路」をともに垣間見る現象。


死を迎えた方とともに、
・天井から自分たちを見下ろすような感覚
・無条件の愛に包まれるような感覚
・深い静寂と光の中にいるような感覚
を体験した、という報告が数多くあるのです。

 

 

これは単なる感傷ではありません。
死にゆく人の魂と共鳴し、
その最期の“命の波動”を受け取る、神秘的なプロセスなのです。

 

 

 

柴田さんが言う「莫大なエネルギー」とは、
生命が肉体を離れるその瞬間に放つ“最終の輝き”なのかもしれません。


そしてそれを受け取った人は、死の意味を見つめ直し、
人生観や生き方までも変わってしまうほどの“目覚め”を体験する。

 

 

それは、悲しみを超えた場所で起きる、魂と魂の深い対話なのだと思います。

 

 

臨終の場は、恐れや避けたいものではなく、
むしろ人がもっとも神聖で、美しいエネルギーを放つ瞬間なのかもしれません。

 

 

そんな奇跡のような時間に立ち会えた時、
私たちは「死」という終わりではなく、

「命が誰かに受け継がれる瞬間」に触れているのかもしれません。

 

 

 

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025』アーカイブ販売中

今回のブログでご紹介した柴田久美子さんをはじめ、
「死」を通して「今を生きる力」を見つめ直す登壇者たちのメッセージが詰まった
《医療のパラダイムシフトサミット2025》のアーカイブ映像を販売中です。

一度きりのライブでは味わいきれなかった言葉たち。
心と体、そして魂に響く気づきの数々を、ぜひご自宅でゆっくりとご体験ください。

 

申込はこちら👇

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。
 

 

〜加藤直哉先生の死生学から学んだこと〜

 

先日、『医療のパラダイムシフトサミット2025』で、

加藤直哉先生がお話しくださった「死生学」の世界に、私は深く心を動かされました。

 

 

加藤先生は、
人は死を目前にしたとき「全人的苦痛(トータルペイン)」と向き合うことになる、とおっしゃっていました。

 

 

「全人的苦痛(トータルペイン)」とは?

  1. 身体的苦痛
     痛みや呼吸困難など、身体のつらさ
  2. 精神的苦痛
     不安、怒り、孤独、恐れなど心の苦しみ
  3. 社会的苦痛
     仕事、経済、家族、相続など現実的な問題
  4. 霊的苦痛
     「私は何のために生きたのか?」「死んだらどうなるのか?」といった存在そのものへの問いや死の恐怖

 

 

なかでも一番深いところにあるのが、霊的苦痛
この霊的苦痛こそが、やがて心を苦しめ、身体にまで影響を及ぼす・・・
そう考えると、普段からこの“霊的な苦しみ”に向き合うことの大切さが見えてきます。

 

 

死生学研究が教えてくれる「死後の真実」

加藤先生は、臨死体験や死後の体験を研究し、次のような“共通する流れ”を導き出されています。

 

🔹 死後:第一期

身体的な苦痛から完全に解放される。
痛みも、麻痺も、視力の障害もなく、完全性と心地よさを感じる世界。

 

🔹 死後:第二期

人は決してひとりで死なない。
先に亡くなった人や“ガイド”と呼ばれる存在が、にぎやかに迎えてくれる。

 

🔹 死後:第三期

トンネルや光、三途の川を通って、愛に満ちた場所へ向かう。
そこは、無条件の愛に包まれた、圧倒的に優しい空間。

 

🔹 死後:第四期

自分の人生を振り返る“走馬灯体験”が訪れる。
自分の言動が、どんな影響を他者に与えたのか
そこから「愛しなさい、学びなさい」という共通のメッセージが届くのだそうです。

 

 

 

「愛しなさい、学びなさい」

これは特別な誰かの話ではありません。

 

私たちが日々の暮らしの中で、
・お茶を淹れる
・家族を送り迎えする
・「ありがとう」と言う
・ペットの世話をする
・誰かの話に耳を傾ける
・相手を思いやって微笑む

 

…そんな小さな愛の積み重ねこそが、生きる意味そのものなのだと教えてくれます。

 



 

今を生きる私たちにできること

死生学が伝えるメッセージのひとつは、
「死後の幸せは保証されている」ということ。

 

だからこそ
生きている今、
身体的な痛みには医療の力を借りて、
精神的な苦しみには“霊的な理解”をもって向き合い、
家族や大切な人と、話しておくべきことを語り合っておく。

 

「死」を知ることは、「今を生きる」ことに繋がります。

 

 

 

さいごに

死は終わりではなく、新たな旅のはじまり。


そしてその旅路には、光と愛が待っている
そう知るだけでも、心は少し軽くなります。

 

日常の中に小さな愛を見つけながら、
今日も“今ここ”を大切に生きていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025~死と通して“今”を生きる力を取り戻す~』

2日間で、累計2223名の方に視聴して頂きました。

 

アーカイブのお申込みはこちらから👇

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。
 

 

 

大切な友人が、天へと旅立ちました。

 

まるで『医療のパラダイムシフトサミット』の幕が閉じるのを見届けたかのように…
静かに息を引き取られました。

 

 

昨日はお葬式でした。
私は遠方のため参列できませんでしたが、同じコミュニティの仲間たちが、彼女との思い出の写真を持ち寄り、心を込めてコラージュを作ってくれていました。


写真一枚一枚に、笑顔とあたたかな記憶が詰まっていて、見ているだけで胸が熱くなりました。

 

 

彼女と出会ったのは、昨年の9月。
そのとき、私は人見知りもあり緊張していたのですが、彼女はとても気さくに声をかけてくれて…

その優しさにどれだけ救われたことでしょう。

 

 

その後、彼女はステージ4のがんであることを知りながらも、いつも笑顔で、周囲を気づかい、励まし続けていました。
心理カウンセラーの立場からすると、もう少しご自身を優先してほしい…と思うほどに。

 

 

最後に会ったのは、今年の5月17日。
その頃には食事も取れず、鼻から栄養を摂っていましたが、その日、彼女は舞台に立つために管を抜いて出演されました。

 


決死の覚悟で挑んだその舞台は、関わったすべての人の心を震わせる、魂のこもった演技でした。

帰り際、私たちはハグをして、しばらくの間じっと見つめ合いました。

 


私は「どうか最後まで、生きることをあきらめないで」と祈っていたけれど、
そのときの彼女は、もうすべてを受け入れ、静かな覚悟に満ちていたように思います。

 

 

お葬式では、たくさんのお花が飾られ、思い出の写真が温かく会場を包んでいました。
彼女の人生が、どれほど多くの人に愛され、祝福されていたかが伝わってきました。

 

 

きっと彼女も、微笑みながら安心して旅立たれたのだと思います。

心から、ありがとう。
どうか安らかに。

 

 

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025~死と通して“今”を生きる力を取り戻す~』

2日間で、累計2223名の方に視聴して頂きました。

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。
 

 

~船越康弘さんの言葉から~

『医療のパラダイムシフトサミット2025』にご登壇いただいた自然料理人・船越康弘さん。

 

 

「生きてるだけで100点満点💯」
その言葉に、どれだけ多くの方が心を打たれたことでしょうか。

 

 

船越さんは、もともと虚弱体質だったことから、幼いころから「健康とは何か」に強い関心を持たれていたそうです。

そして、自然療法の道へ。

 

 

 

そんな船越さんの次男さんが生後8ヶ月のときのこと。
化膿性脳脊髄炎と水頭症を発症し、医師からは「治る可能性は低い。

たとえ助かっても、重い後遺症が残るかもしれない」と告げられたといいます。

 

 

けれども、船越さんは諦めませんでした。
仕事を手放し、家族の命にすべてを捧げる決断をされたのです。

 

 

4時間ごとに里芋湿布を取り替え、母乳で育つ子のために、奥様には玄米菜食を作り。
家族みんなで早寝早起き、運動を習慣に。

そして、治ったらどこへ遊びに行こうか?と、未来の希望をありありとイメージしながら子どもさんにお話していました。

 

 

やがて、ぐったりしていた次男さんが笑い、3ヶ月で退院されたとのこと。
まるで奇跡のような回復でした。

 

 

 

その経験から、船越さんが大切にされているのは、

  • 偶然はない

  • 宇宙は私たちを決して見放さない

  • 乗り越えられない壁なんてない

  • 表大なれば、裏大なり(困難の裏には大きな学びと恩恵がある)

 

「ピンチのときこそチャンス❗️」
そう語る姿には、力強さと優しさが同居していました。

 

 

 

そしてこんなことも教えてくださいました。

「食事よりも大切なのは、早寝・早起き・朝の散歩」

「目の前のことに、丁寧に、全力で向き合うこと」

「農薬まみれの野菜だったとしても、ちゃんと育ってくれたことに感謝し、丁寧に出会い、丁寧に料理し、丁寧にいただく。」

 

 

 

自然や命、そして宇宙と調和して生きる。
その姿勢そのものが、まさに「地球に感謝される生き方」。

そんな在り方を、私も見習っていきたいと思いました。

 

 

 

 

船越さんとの出会いを書いています。こちらも読んでくださいね。

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025~死と通して“今”を生きる力を取り戻す~』

2日間で、累計2223名の方に視聴して頂きました。

 

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野上徳子(のがみとくこ)
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1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。
 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025』~死を通して“今”を生きる力を取り戻す~

無事に、全日程を終了いたしました。

 

 

あれから2日が経ちましたが、いまだに胸の奥に、深い余韻が残っています。

 

 

感動があまりにも大きくて、すぐには言葉にできずにいましたが、
これから少しずつ、感じたことを丁寧に綴っていこうと思います。

 

 

このサミットを形にすることができたのは、
たくさんの方々の支えがあったからこそ。

 

 

ここに、心からの感謝を込めて
お名前を紹介させていただきます。

 

 

🌟プロデュース・コンサルティング
そして、何より私の心の支えとなってくださった
渡邉有優美さん

 

 

🌟敏腕秘書として全体を支えてくださった
今中佐吉子さん

 

 

🌟登壇者とのやりとりを丁寧に担当してくださった
佐藤陽子さん

 

 

🌟LPや動画制作を一手に引き受けてくださった
もんかほりちゃん

 

 

🌟コメント隊としてサミットを盛り上げてくださった皆さま
下村志保美さん
加治木みちさん
宮下克利さん
高木千鶴さん
佐藤まりさん
島村ひとみさん
茂田井竹美さん
Ikumi Takahiraさん
Yoko Ijuinさん
Yoko Jichuさん

(順不同)

 

(奈々太郎の5歳のお誕生日会をしました)

 

お一人おひとりの想いや力がなければ、
このサミットは決して実現できませんでした。

 

 

心からの感謝とともに、これからも命の声に耳を傾け、
医療と生き方の未来をともに見つめていきたいと思います。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。