株式トレーダーKEIZOの相場観・明日の戦略 -248ページ目

日経平均は大幅続伸、東電がストップ高



 本日の8日の日経平均は大幅続伸。

前日比日比177円15銭高の9768円08銭で取引は終了しました。


 朝方は、昨晩の宮城県沖大地震を受けて売り先行のスタート。

 また寄り付き前外国人投資家注文動向が大幅売り越しとなりました。


 その後は一時9,536円(-54)まで下落した後、9,600円前後での

 持ち合いに移行、為替市場で再び円安方向への動きが見られている

 ことや、地震の影響は断定的との見方もあり、幅広い銘柄に

 買い戻しが入り前引けを終了しました。

 
 後場に入り前場終了時から小幅に下げて取引を開始、その後は

 一段高となりました。

 米国景気で回復基調が見えてきていることから、米株価指数先物高を

 背景に、先物主導で一段高となった。日経平均は上げ幅を一時200円超に

 拡大。

 東証1部の8割を超える銘柄が上昇となりました。

 個別銘柄では、東京電力がストップ高、前日から買い戻しと見られる

 動きが優勢でしたが、本日も委託保証金率の引き上げなどを背景に、

 一段と買い戻しの動きが活発化しました。
 
 
 東証1部の出来高は27億9234万株。売買代金は1兆8154億円。

 騰落銘柄数は値上がり1357銘柄、値下がり224銘柄、

 変わらず90銘柄。
 
 値上がりした業種は「その他金融」「銀行」「不動産」「電気・ガス」

 「証券商品先物」。
 
 
 目先の節目とした9,500円に一定以上の抵抗感を示し、9,850円トライが

 見えてきました。

 しかし、震災被害拡大と日経平均の底堅さへの違和感がある状態、

 素直には喜ぶには疑問がの残ります。

 さらに上昇するには景気に対する楽観論が出てくることに加え、原発の収束が

 必要。円安が市場に好感も、供給がネック、コスト増のリスクが意識されます。

 
 戦略としては決算期待の買いが一巡後の反動を狙っての押し目が有効。
 
 現状を客観的に見つめつつ相場に挑みたいところです。

日銀の楽観的なシナリオ


 日銀は7日の金融政策決定会合で、東日本大震災の被災地の

 金融機関向けに新たな貸出制度を導入すると決めました。

 これは、今後、復旧・復興の資金需要が高まるのに備え被災地の
 
 金融機関に安心感を与える意味合いが大きいようです。


 対象は被災地に営業店を持つ金融機関、貸付総額は1兆円で金利は

 0.1%、期間は1年。

 対象となる金融機関は200近くに達します。


 1995年の阪神大震災後につくった同様の復興支援貸出制度では

 5000億円の貸付総額に対し、利用額は2715億円と融資先の

 貸し倒れリスクが高いため、実際には思ったほど利用はされない

 ようです。
 

 また、日銀は4月末に公表する「経済・物価情勢の展望

 (展望リポート)」で、2011年度後半には景気が持ち直すという

 新たな見通しを示す検討に入りました。
 
 11年度前半は成長率が大きく下がるものの、年度後半から再び

 緩やかな成長経路に戻るとの見方です。


 かなり楽観的なシナリオといったイメージです。

 もちろん、大きな震災のがあっても、プラス成長になれば、それは

 喜ばしいことだとは思いますが、そう簡単にはいかないような

 気がします。


 日銀の発表では、部品供給の寸断や電力不足などで生産活動は

 停滞しているが、これらの制約が解消に向かえば、輸出の増加や

 復興需要で景気は回復に向かうとみているようです。

 
 しかし、福島の原発は今後使われることはなく、原発の稼働低下

 による電力の低下はそう簡単には解消しません。

 火力発電の多用を考えているようですがただでさえ、火力は原子力と

 比べると発電コストが高いのですが、世界的に原油や天然ガスの

 価格が上がっており、電力コストの増加に拍車をかけそうです。

 輸出に関して放射能汚染についての風評被害が、想像以上に

 沸き起こっており、日本製品が全く売れなかったり、海外の

 日本食レストランも人がまったく入らない状態になっています。

 
 不確定な部分があまりにも多い中、日銀の発表は楽観的過ぎる

 気がします。
 

 相場に挑むときは、日銀見通しが上下両方向に振れる可能性が

 高いことをイメージしながら挑むことが大切です。


日経平均は小反発、値ごろ感から電気ガスが上昇



 本日の7日の日経平均は小反発。

前日比6円56銭高の9590円93銭で取引は終了しました。


 朝方は、連日の高値更新となったNYダウを好感して買い先行のスタート。

 昨日の先物での仕掛け売りの反動もありました。


 その後も幅広い銘柄に買いが入り、米国市場で欧州大手銀行の数行が

 資本増強計画を発表したこともあり、その流れからメガバンクが上昇して

 います。

 
 後場に入りジリ安基調に、一時マイナス転換しましたが、大引けに

 バスケット買いが観測されたことなどから、前日比プラスを維持して

 取引を終了しました。

 
 連日下落していた「電気・ガス」「その他金融」が値ごろ感から

 買われました。

 一方、直近で上昇していた低位の建設株には利益確定の売りが優勢と

 なりました。


 日銀金融政策決定会合で、政策金利、基金の規模と内容が据え置かれ

 ましたが、折込み済みとの見方も多く大きな要因とはなりませんでした。

 
 東証1部の出来高は22億2820万株。売買代金は1兆3875億円。

 騰落銘柄数は値上がり557銘柄、値下がり973銘柄、

 変わらず140銘柄。

 
 
 不安定な相場が続いており、連続ヒットで利益を積み上げるのは

 難しい状態です。

 余力確保をメインにしつつの、押し目狙いが得策、手仕舞いは

 厳しい設定も流れに乗っている銘柄は利益を伸ばすイメージで

 挑みたいところです。

 心理が改善すれば材料として消化でき、株価は急上昇する可能性が

 高い相場ともいえます。