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今回は仏教の二大流派である大乗仏教と上座部仏教について、簡単解説の記事を書いてみたいと思います。二大流派ではありませんが、密教という流派もありますが、今回は割愛します。

よかったら、読んでみてください。


 

序章:仏教の多様な世界への招待 🙏

仏教は紀元前6世紀にインドで誕生した世界の主要な宗教の一つです。その長い歴史の中で、仏教は様々な文化と地域に根付き、今日では大乗仏教と上座部仏教の二大流派に分かれています。これらの流派は、仏教の教えをどのように解釈し実践するかにおいて異なる特徴を持っていますが、どちらもブッダの教えを核としています。この記事では、大乗仏教と上座部仏教の違いとそれぞれの歴史、そして日本での広まりについて興味深々に掘り下げていきます。仏教の多様な世界を一緒に探求しましょう!


 

大乗仏教と上座部仏教の違い 🌟

仏教の二大流派は、教義や実践方法、さらには目指すべき理想において異なります。

  • 上座部仏教:上座部仏教は「小乗仏教」とも呼ばれることがありますが、この呼称は避けるべきです。なぜなら、それは大乗仏教から見た時の相対的な表現であり、上座部仏教自身の自己理解を反映していないからです。上座部仏教は、ブッダの初期の教えに忠実であることを特徴とし、個人の悟りを目指します。主にスリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオスで信仰されています。

  • 大乗仏教:大乗仏教は「大きな乗り物」を意味し、すべての生きとし生けるものの救済を目指す菩薩の道を強調します。大乗仏教は、自己の悟りだけでなく、他者の救済も重視することが特徴です。中国、韓国、日本、ベトナムなどの東アジア地域に広まりました。

 

大乗仏教と上座部仏教の違い:救われる対象の具体化 🌍✨

仏教の二大流派である大乗仏教と上座部仏教は、救われる対象についても異なる視点を持っています。これらの違いは、教義だけでなく、仏教の実践における根本的な目標と方法にも影響を与えています。

 

  上座部仏教の救済対象 🍃

上座部仏教では、救済の対象は主に出家して修行した本人に限定されます。この伝統では、個人が厳格な修行と瞑想を通じて自己の悟りを目指し、煩悩の克服と最終的な解脱(ニルヴァーナ)を達成することが強調されます。上座部仏教の実践は、出家者が中心となり、在家信者も支援する形で、出家者の修行と悟りを最優先とする教えに従います。

 

  大乗仏教の救済対象 🌏

大乗仏教では、救済の対象が出家者だけでなく、在家者を含むすべての人々に広がります。大乗仏教の教えにおいては、菩薩が自己の悟りを追求すると同時に、他者の救済も等しく重要視されるため、出家や在家を問わずすべての生きとし生けるものが最終的な救済の対象となります。大乗仏教の実践では、菩薩の道を歩むことが奨励され、自らの悟りを目指しつつ、他者を悟りへ導くことも菩薩の重要な使命とされています。この思想は、大乗仏教が広げる救済の手が、より広範囲に及ぶことを意味します。

 

救われる対象の違いの意義 🌟

上座部仏教と大乗仏教における「救われる対象」の違いは、それぞれの流派が持つ教義の核心を反映しています。上座部仏教の内向きで個人主義的なアプローチと、大乗仏教の他者をも包含する普遍的な救済の視点は、仏教が多様な形で解釈され実践されてきた背景を物語っています。これらの違いを深く理解することは、仏教の教えの多面性を認識し、その豊かな伝統をより深く理解するための鍵となります。

 

歴史と発展 📚

仏教はブッダの死後、様々な解釈と実践が生まれ、それがやがて大きく二つの流派に分かれることになります。大乗仏教は紀元前1世紀ごろに現れ始め、より普遍的な救済を目指す新たなテキストと教義を提唱しました。一方、上座部仏教はブッダの初期の教えと経典に基づく実践を重んじ、より保守的な形で伝統を守り続けてきました。

 

日本での広まり 🇯🇵

日本における仏教の導入は、6世紀に遡ります。当初は中国経由で伝えられた大乗仏教が主流であり、その後、様々な宗派が生まれました。特に、平安時代に成立した浄土真宗や禅宗などは、大乗仏教の教えをベースに日本の文化と習慣に適応した形で発展してきました。上座部仏教は、主に学術的な研究や修行の形で日本に紹介され、一般的な信仰実践としてはあまり広まっていません。

 

まとめ:多様性を受け入れて 🌈

大乗仏教と上座部仏教は、それぞれが独自の歴史と教義、実践を持ちながらも、共にブッダの教えを世界に広めるための重要な役割を果たしています。日本では大乗仏教が多くの人々の心に根付き、様々な形で信仰されていますが、仏教の多様性を理解することは、より深い宗教的理解への扉を開くことになります。大乗仏教と上座部仏教、それぞれの流派が持つ独自の美しさと教えを学び、仏教の豊かな世界を一緒に探求していきましょう。

 

以下、伝達の図解等がとても分かりやすいです。ぜひ、参考にしてください。

 

日本で大乗仏教が広まったのは元々、日本にあった神道が影響しているのではないかと思いました。人々を救済する考え方は日本に合っていたのでしょう。

北斎のプロフィール
これ、いいネ😁😁😁
北斎