念願の夢、宿をオープン
僕は、若い頃からホテルが大好き。これ、去年の12月のブログで言ったことだけど。
20代の頃から、身分不相応の高級ホテルにたくさん泊まったきた。仕事で地方出張に行くときは、限られた出張経費のなかで、いかに良いホテルに泊まるか!!知恵を絞ったもんだ。
妻も、ホテルが大好き。この趣味につきあってくれるのは非常にありがたく、旅行に出かけたり、二人で東京出張に行くときは、わりと良いホテルに一緒に泊まる。
いつかは自分のホテルを持ちたい、という若い頃からの夢は、富山に来てから現実味を増してきたように思う。いずれ、良きタイミングで、古民家をリノベした宿をオープンしたいと考えるようになった。
そしてついに、その、良きタイミングであろう時がやってきた。・・・というより、自分で強引に設定してみた。
新湊内川に、カフェをつくったのが、今から約6年前。昨年の12月には、友人のスティーブンさんのバーが内川沿いにオープンした。となると、あと必要なのは「いい宿」です。昼のカフェ、夜のバー、その流れで宿があれば最高なのだ。
工事の途中経過などは、マチザイノオトを見てもらうとして、2019年4月26日、ついに宿がオープンした。
名前は「水辺の民家ホテル・カモメとウミネコ」。
ホテル、と言っても、古民家をリノベした小さな、小さな貸切の宿。
最大10連休と言われる、日本最大級の大イベントであるゴールデンウイーク前にオープン。公開後1週間でほぼ満室となり、専属スタッフ1名では、とてもとても対応しきれないことがわかってきた。
そこで登場した助っ人が、僕です。
工事の最初から終わりまで、現場に顔を出し、細かい部分に至る細かい部分まで、現場で指示をする日々を送ってきた。オープンしてからは、連日のオープン準備と日々の掃除が待っていて、毎日が全身筋肉痛。床を雑巾掛けするなど、普段の生活ではまずありえない作業だ。担当スタッフのMちゃんも、本当によく頑張ってくれた。
「波」を掴む難しさ…
種をまけば、いつかは芽が出て、実がなる、最後は花が咲く…。これ、仕事の話です。努力は結果を裏切らない、という言い方もあるけど、この星は行動した者の味方であるという信念からすると、大事なポイントは、種をまくことだと思う。
あ、、、仕事ねーやー、どうしよう…という時、振り返ってみると、種まきが足りなかったりする。経営者なので、責任と義務と自由は、自分でコントロールするもの。つまり、言い訳は許されないってことですね。ならば、思いっきり、自分の信じることをすれば良いのです。
しかし、しかし、未来を読むのは難しいものです。相手がいる以上は、自分の都合で物事が進むことはない。「よろしく頼みます!」と握手をしたあとも、半年以上連絡がないこともあれば、「ちょっと検討させてください」と歯切れの悪い言い方をされても、すぐに連絡があって、契約に至ることもある。
◯千万円以上の仕事が、同時に2件重なると、もうアップアップなので、できれば、もう半年くらいスケジュールをずらしたい気分になる。でもそこは、無理しないと次に繋がらないと思う。ここが難しい!!
いよいよ企画ができるクリエイティブチームが必要です。自分が手足を動かすには限界がやってきました。嬉しいことなんですが。まずは、外部の人たちと組みつつ、社内にもディレクションできる担当が必要ですね。やばいです。やばいということは、経営センスがないということです。
さてさて、とにかく、やることがいっぱいですんで、考えなきゃ。プロジェクトの規模も大きめのものが多くなってきた。
気比さん、今日もありがとう。
※気比さん:近所の氏神様で、よくお参りをしている気比住吉神社のこと。