
節分の思い出
節分になると思いだすことがあります。もうかなり前の話。保育園に勤める女性劇団員からの依頼。
「うちの保育所の子供達さぁ~私達が鬼役だってわかってるからナメてんだよねぇ~。馬ノ助さん真面目に鬼役を演ってくれない?」
女性劇団員からの最低条件は、「リアルさ」
まずは衣装替え。まさか保育園で着替える訳にいきません。保育園の近所まで行き、近所の見知らぬ家に行き、状況を説明し、車庫をお借りして衣装に着替えました。(説明に苦労したけど)
着替えたらもう「鬼」です。その車庫から保育園まで歩いて10分程度。道行く車が奇異な目で通り過ぎていきます。
いよいよ保育園到着。「リアル」を求めるため、園内の運動場の雪上で転がり雪まみれになります。
そして土足のまま、保育園に上がり込みます。靴を脱いで入る鬼なんていませんからね。
いきなり子供達を発見したりしません。便所に行ったり、台所へ行ったり、それとなくジワジワと恐怖を与える作戦です。
だんだん子供達が騒ぎだします。「え?何?あれ、先生じゃないの?」
いよいよガキどもが集まっている部屋を攻め込みます。打ち合わせ通りに女性劇団員の髪をわしづかみにし、引きずりまわします。「きゃ~助けて~!先生、鬼にやられちゃう~!誰か助けて~!」
あの時の子供達も大きくなったんだろうなぁ。トラウマになってなきゃいいけどね。
地震に思う
石川県での地震。ライフラインもまだ未整備とのこと。大変だと思います。
当然、家畜に水や餌は届いてないでしょう。私の仕事は畜産。家畜達も生きています。私達、人間は彼らの命を頂いています。彼らが生きている間は彼らが普通に暮らせる環境を提供するのは人の責任です。
SNSによれば、水が飲めずに死んだ牛が出始めているとか。
もちろん人が優先は当たり前ですが彼らの命を頂いている家畜達の事も忘れないでください。
能登地震
元旦早々の能登地震。被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。
関西出身で青森県十和田市に在住の私。
阪神淡路大震災の時はその日のうちに神戸入りしました。
あの時の余震は直下型で本当に怖かった。
伊丹空港から神戸へ移動中(自転車)には倒れたビルや潰れた家々、横たわった阪神高速道路。
そして火災。本当に怖かった。
家族の無事が確認できたときは、涙腺が崩壊しました。
東日本大震災。
停電が続き、寒くてさむくて。電気が通っていないコタツで暖をとりました。
ガソリンが無くて、車は必要最小限の使用に抑えました。
津波の映像、テレビで映される度、恐怖を感じました。
どうか一日も早く、皆さんに日常が戻る事を祈ってます。
国の手厚い手当てをお願いします。