理想の未来を思い描こう、根拠のない自信を持とう、ポジティブ思考でモチベーションがなくなる!? | 最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

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● 理想の未来を思い描こう、根拠のない自信を持とう、ポジティブ思考でモチベーションがなくなる!?

 

どうも、中田です。

 

本日も「なかだ塾週報会」です^^

 

なかだ塾上半期も残り約25日となりました。

 

僕は他のビジネスコミュニティでも週報のリーダーをしているので、コミュニティの「雰囲気の差」に気づくのですが、うちのメンバーさんはビジネスの計画やフィードバックが甘めな傾向があります。

 

まあ、パーソナリティ特性の誠実性スコアといえば誠実性スコアですね!

 

 

ということで、今週はいつもとは趣向を変えて、ノーベル経済学賞・認知科学者ダニエル・カーネマンの「事前検死」をやろうと思っています。

 

 

 

 

  アファメーションやヴィジュアライゼーションはどこまで有効か?

 

認知科学に基づくコーチング理論のアファメーションやヴィジュアライゼーションで現状の外側のゴールの世界のコンフォートゾーンをリアルに感じたり、ヴィジョンを観たりするのはそこそこ有効です。

 

オリンピック選手に指導する場面で15年前くらいまでは使われていたりもしたそうです。

 

僕も未だにやっています^^

 

・2017年コーチングセッションより

 

コーチングの元祖ルータイスは200以上のアファメーションを電車で唱えていました。のちのちはロールスロイスでしたが、初期の頃の来日時は電車移動だったみたいです。(実は、この200以上のアファメーションという数が重要なんじゃないかと僕は考えていたりも。後述します)

 

一方、ゴールを達成している姿をリアルに感じるので、馬の顔にニンジンを突っ込むことになり、現実を受け入れなくなるパターンのクライアントさんも僕は観てきました。

 

なかだ式タイムラインなどでもこのパターンが起きやすいです。

 

脳内は目の前で起きた現実と脳内の現実を区別するのが苦手ですから、具体的なイメージをしてしまうと自己啓発でありがちな「もう目標を達成したから何もしなくていいだろう」とモチベーションがなくなってしまうわけです。

 

馬の顔にニンジンをぶら下げても走らないし、口に突っ込んだら止まってしまうわけです。

 

という感じで、最近はアファメーションやヴィジュアライゼーションがあまり有効ではないことが科学者によって証明されてしまいオリンピック選手に指導されることもなくなりました。(10年以上前からですが)

 

「理想の未来を思い描こう」「根拠のない自信を持とう」と言ってもあまりゴール達成されない、モチベーションが上がらないのはゴールを達成したと勘違いされてしまうからのようです。

 

現実には、たくさんの障害も目の前に現れてくるので、その時に理想と現実のギャップが大きくなりすぎて、理想に近づくか、現実に戻るかで現実に戻る方を選んでしまうのも大いにあると思います。つまり、エフィカシーが低いってことですが。

 

エフィカシーがそこそこ低い人がアファメーションをすると落ち込んでしまうのと同じです。

 

それよりはゴールに向かっていく道のりで起きる「障害」を議論した方が「まだゴールには辿り着いていないのだな」と認識し、前に向かうモチベーションを取り戻してくれるわけです。

 

ポジティブ思考を使う時は、必ずネガティブ思考をセットにしなければならない理由がコレですね。

 

あくまで仮説ですが、コーチングの元祖ルータイスが200以上のアファメーションを使っていたことで、200以上ですから、「まだまだゴールが達成されていない」と感じていたんじゃないかなと思っています。

 

そうでないと、200以上のアファメーションの数はできないので。あくまで仮説ですよ。

 

僕自身、常時20以上のアファメーションで多いと50以上のアファメーションを唱えて、感じているので、この数が意外と重要な仮説がありますね^^

 

つまり、1~5個とかだと、達成したと勘違いして満足して終わる、と。200個になると勘違いもなくなるんじゃないか、と。

 

もちろん、僕の場合は、もともと経営者で、失敗した時のリスクを自然と考えてしまうってのもあると思います。

 

ポジティブ思考になりながら圧倒的な成果を上げている人って、計画のリスクや障害まで深く考えていたりもします。

 

とっていも、上記はあくまで現代科学の仮説の話。

 

検証が必要です。

 

ということで、「事前検死」で僕たちがこの一か月間どう変わるのかを実験してみましょう!!

 

成果が出れば最高です!

 

成果が出なければ、何が問題だったのかを検証したいですね^^

 

 

 

  事前検死とは

 

僕は「いつも計画の見通しが甘いよね」とお伝えしているのですが、不都合な要因をひどく過小評価してしまうこと、

これを認知科学者・行動経済学者のダニエルカーネマンは認知バイアスの1つで「楽観バイアス」と言いました。



楽観バイアスとは、世界を実際よりも安全で親切な場所だとみなし、自分の能力を実際よりも高いと思い、自分の立てた目標を実際以上に達成可能だと考え、自分は将来を適切に予想できると過大評価し、その結果楽観的な自信過剰に陥っていることです。

意思決定に及ぼす影響としては、楽観バイアスは、認知バイアスの中で最も顕著なもので、好ましくもあり危険でもあるものです。もしもあなたが楽天的な性格ならば、それはとても幸せなことですが、しかしよくよく注意しなければなりません。

計画が失敗に終わる要因は、楽観バイアスによって、物事を正しく組み立てられていないからかもしれません。

 

今日はそれを防ぐプロトコルの話です!!

やり方は簡単で、何か重要な決定に立ち至ったときに、まだそれを正式に公表しないうちに、その決定をよく知っている人たちに集まってもらう。そして、「いまが1年後だと想像してください。私たちは、さきほど決めた計画を実行しました。すると大失敗に終わりました。どんなふうに失敗したのか、5~10分でその経過を簡単にまとめてください」と頼む。クラインはこの方法を「死亡前死因分析(premortem)」と名付けている。ダニエル・カーネマン 「ファスト&スロー下」p52

この「死亡前死因分析(事前検死、premortem)」を行うことで、楽観バイアスを防ぐことができます。

また、個人やチームがある決定に収束するにつれ、その方向性に対する疑問は次第に表明しにくくなり、しまいにはチームやリーダーに対する忠誠心の欠如とみなされるようになります。

僕自身も「それ違うのでは?」と素直に言うので意外と嫌われてしまうのですが、こういった懐疑的な見方が排除されると、集団内に自信過剰が生まれ、その決定の支持者だけが声高に意見を言うようになります。

 

ネットでよくある陰謀論のエコーチェンバー現象みたいなものです。

ヤマト運輸の元会長の小倉昌夫さんのおまえさん、いずれ会社を経営する立場になったら、自分の好きな奴だけをまわりに置いちゃいけないよも思い出しますね。

 

・現代科学というよりは、エビデンスがないので文系や日本の古典を紹介して意見を言うのが科学っっていうひと昔前のスタイルっぽくなりますが、帝王学シリーズの「貞観政要」でも「諫言」の重要性を解説しました。

こういった無批判の楽観主義というバイアスのかかった計画から、「死亡前死因分析」を行うことで、いくらかは損害を減らす役に立つだろうとカーネマンは言います。

また、ハーバード大学の研究によると、死亡前死因分析を行うことで未来の予測精度が平均で30%上がったという研究があります。

ビジネスでは、マネジメントツールとして、最近はキャリア選択にも用いられてきているテクニックです。

手順を説明しましょう。

 

1大失敗の想定
2大失敗の原因を探索
3過程の想起
4対策の考察


1大失敗の想定

1年後や3年後の未来を想像して、あなたの選択が完全に失敗に終わった場面をイメージします。

失敗を思い描いたらネガティブな気持ちになるという人もいるでしょうが、視野狭窄の楽観バイアスを防ぐには、あえて最悪の未来をイメージするのが最善です。

2大失敗の原因を探索

どのような原因で失敗したのか紙に書きましょう。

3過程の想起

大失敗の原因を思いついたら、そのプロセスを時系列でくわしくイメージしてください。

4対策の考察

大失敗の解決策を考えていきます。

 

  事前検死の具体例とは?


例えば、1年後にプロのヒーラーとしてブログで集客してお客様に喜ばれて、月15万円
売り上げているを例に「死亡前死因分析(プレモータム)」をしてみましょう。

1大失敗の想定
1年後にプロのヒーラーとしてブログで集客してお客様に喜ばれて、月15万円
売り上げているが大失敗してしまった。
売り上げがゼロになっている。
お客様から嫌われてしまっている。
ブログが書けていない。
商品が悪くてクレームが起きた。
仕事が向いていなかった。
コミュ障だった。

2大失敗の原因を探索

売り上げがゼロになっている。→毎月先生に言われたことをやっていなかった
お客様から嫌われてしまっている。→自分目線が強かった
ブログが書けていない。→習慣化させてしなかった
商品が悪くてクレームが起きた。→企画をチェックしてもらうことをしなかった
仕事が向いていなかった。→ブログが苦手だった。ヒーリングは好きだった
コミュ障だった。→コミュ障がたたってお客様とコミュニケーションが取れていなかった

3過程の想起

売り上げがゼロになっている。→毎月先生に言われたことをやっていなかった
→先生に言われたことを来月でいいや、また来月としていくうちにやめてしまった。

4対策の考察

売り上げがゼロになっている。→毎月先生に言われたことをやっていなかった
→先生に言われたことを来月でいいや、また来月としていくうちにやめてしまった。→当日にやる習慣をつける

というように、今の判断に自身があろうがなかろうが、無批判の楽観主義というバイアスのかかった計画を防ぐためにも、とりあえず「死亡前死因分析(プレモータム)」で意思決定の質をチェックしてみてください^^

 

とはいえ、優秀な人が現状の中で合理的な意思決定ばかりしているとクリステンセン教授のいう「イノベーションのジレンマ」に陥ってしまうことも。

 

知の探索のような新しいことをやる、新しいことを学ぶって、時間、お金、労力的に大きなコストがかかるので、会社も個人もやりたがりません。そこでコストがかからない合理的な意思決定ばかりしていると、イノベーションが枯渇していって他者に後れを取ったり、潰れてしまうってやつですね。

 

自分の思考を「Think Again(考え直せ)」する方が現代では価値があります。心理的柔軟性とか、クリティカルシンキングっていいます。別の視点で考えてみるってことです。

 



もしも、簡略化しておこなう場合は、カーネマンのいうように、「1年後のあなたの計画は大失敗に終わった。どんなふうに失敗したのか」10分でその経過をまとめて下さい。

 

 

まあ、一緒にやりますので、あまり面白くはないと思いますが、楽観バイアスが解除されて、やるべきことが観えてきて成果に結びつきやすくなるかと。

 

お楽しみに!!!

 

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 ●中田真広実績 はじめまして、中田真広と申します。 2012年から開催しているセミナーには、 台湾、東京、大阪、広島、福岡、北海道から沖縄まで、全国からお越しいただいております。 ヒーラー養成講座では、気功がはじめてわかった方や、サラリーマンを辞めて、独立起業し、サラリーマンの年収を超えた方や、ガンが改善した方や腰痛が改善された方やひきこもりが家を出た方や小顔になった方など多数。 コーチングやコンサルでは、現状の外側のゴールを設定されて、会社を設立された方や起業された方や有料セッションでお客様がいらした方やブログ記事を2年以上書き続けられている方やピアノのコンクールで久しぶりに1位を取り県知事賞賞金50万円を貰った方などが多数。 パーソナルトレーニングでは、はじめて腹筋下部が分かったり、三角筋などの筋肉が意識できた方が多数。2019年ラスベガスでミスターオリンピア観覧。2019年ベニスのゴールドジム1号店に行く。 お客様の感想600件を突破。 バーチャル講座100本突破。 ブログ記事3000記事突破。 起業して3年目で会社を設立と同時に年商1000万円を突破。2000万円も!(現8年目) 書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。 認知科学に基づく気功、コーチング。ビジネス、筋トレの著者であり、プロコーチ、経営コンサル、ヒーラー、トレーナー、セミナー講師をしています。 株式会社なかだ 代表取締役 中田真広