以前書いた、自身が購入・保有している高配当ETFに関する記事(以下リンク)の関連の話です。

 

 

以前の記事の中では、基本的にこのアセットに期待する役割というか、購入・保有する意図としては、いざリタイアして資産を取り崩していく段階になった際に、年金やそれ(取り崩しする資産)とは別に資金をある程度安定的に得る手段になるかなというところを挙げていました。

 

 

そんなこと考えたのは、去年末だったか今年の初め頃だったか……

 

何かの記事を目にしたのがきっかけだったように覚えていますが、何の記事だったか正確なところは覚えていないんですが……

 

 

この記事だったかもなぁと思います。

 

「手の中の鳥理論」=「藪の中(遠く)で見え隠れしている2羽の鳥(値上がり益)は不確かだが、手の中で(足元で)比較的高い利回りの収入を提供してくれる投資対象の方が着実である」

このあたりの話が印象に残っていたんですよね。

 

 

こっちは割に最近(といっても、今年の6月ですね)のフロッギーの記事です。

まずは年間12万円の配当金を目指して、そこから年間100万円までステップアップしていきましょうという記事です。

 

今、僕が(配当金・分配金目当てで)投資しているのは個別株ではなくETF2本なんですが、最近の利回りが以下のような感じです。

 

https://nextfunds.jp/lineup/1577/よりキャプチャ

 

NF野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)が分配金利回り3.37%です。(10/10時点)

 

https://nextfunds.jp/lineup/2529/よりキャプチャ

 

もう一本が、NF野村株主還元70連動型上場投信(2529)で、こっちは分配金利回り3.02%(10/10時点)です。

 

この2本でざっくり20万円づつ、現状20×2=40万円ほど保有しています。

概ね分配金利回り3%強というところなので、分配金としての受取額は年間1.2万円+αになります(一般NISA口座で保有しているので分配金非課税です)。

 

春から購入してきて着実に配当金を受け取れてはいるんですが、このくらいの受け取り金額だと今一つ分配金で儲けている、利益が出ているという実感が湧きづらいというのも正直なところです。

 

現状は分配金が出たら、足りない分は現預金から資金を足して再投資的にしているってのもありますし(何か買ったり、どこかに(それとわかるように区別して)プールしているわけではない)、年間分まとまって入金されるわけでもないので(2本とも年4回の分配)、仮に生活費として使うとかってなると何に使ったのかもわからずに消費してしまう程度ではあります。

 

ところで、いわゆる配当金生活というか、配当金・分配金だけで生活するって、投資が成功したわかりやすい結果として目指したいと思う人も多いんじゃないでしょうか。

ただ、その必要額はって人それぞれで結構違うだろうなとも思います。

 

例えば500万円を配当金から得られれば、この記事のタイトルにあるような「ウハウハ」とまでは言えないけれど、一般的なサラリーマンの老後って考えれば、まあそんなに不満無く生活できるかなぁと思いますが(いや、もちろんその金額は人によって違いますけど、なんとなく僕の感覚としてこのくらいという数字です)……

 

利回り3%で分配金500万円を得ようとすると、1億6000万ほど保有していれば可能ですね……

無理だ……

今後、資産活用が現状予定している通り上手くいったとして、その資産全体を突っ込んでも無理だ……orz

 

もう少し現実的に、最初にリンク貼った過去記事にも書いたような感じで、老後の生活資金の足しにするとなると、どのくらいのボリューム感が欲しいかなぁと考えると、どうでしょ……

年金+保有資産の取り崩しに加えて、月に5万円くらい足せれば、だいぶ生活に余裕が出てくるようなのが、ざっくりとした感触。

 

そうなると年間60万円⇒分配金利回り3%とすれば、2000万円あれば……

 

今のところ見込んでいる老後突入時点でのリスク資産全体の大半を突っ込めれば可能ですが、リスク分散の観点から、そこまでは踏み込めるかどうかというと、少なくとも今の感覚としては難しいなぁ( ̄▽ ̄;)

 

ではでは、さらに現実的なところで月2万円の分配金を期待値とするなら、年間24万円⇒分配金利回り3%⇒800万円の保有で可能です。

 

高配当ETFでこのくらいを確保して、あとはインデックス投資信託で資産を増やしておいて取り崩しというスタイルなら、ポートフォリオ的に見て国内株式に偏重せずにリスク分散をしつつ分配金をある程度得るという意味ではバランス取れそうな感じ。

 

僕の場合で言えば、積極的に資金を投入するという意味での投資が可能な期間や今後投資に回せる資金も加味して、このあたりを目指しましょう、というのが現時点で考えられる自分なりの一つの指針になるかなと思います。

 

もっとも、このあたりは高配当ETFを実際に保有している中で感じるところがあれば、変わって来るかなと思います。

死ぬまで安定的に分配金の利回り3%が確保できると信じられるなら、上記年間60万円の分配金を得るために2000万円保有するというのは、この先順調に投資活動が推移するなら不可能な金額ではないので、そういう選択をする可能性はあり得ますね。

 

ということの中で考えているのが、新しいNISAで購入・保有する高配当系のETFの銘柄。

現在保有しているのと同じNEXT FUNDSのETFですが、NF野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)に変えてNF日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)にしようかと思案中です。

 

https://nextfunds.jp/lineup/1489/よりキャプチャ

 

1577が利回り3.37%に対して1489だと3.64%と上回っています。

それ自体は、今年の春に高配当ETFを買い始めた時点でも同じだったんですが、1577の方が70社に分散、1489だと50社ということで数的にも1577の方が分散が効いている。

 

また、対象となる企業は

1489(高配当50)は「日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成」

1577(高配当70)は「国内金融商品取引所に上場する全ての普通株式のうち、今期予想配当利回りの高い、原則70銘柄で構成される」ということで対象となる銘柄も1577の方が広い範囲から選定されるということで、分散投資という観点から1577を選択したんですよね。

 

ただ、最近になって現状保有している2銘柄と1489、それぞれの構成株式を見てみたら、当然のことながら重複している企業が多くて高配当70+株主還元70、高配当50+株主還元70の2つを比べてみても分散という点ではあまり変わらないなということがわかりました。

 

高配当↔株主還元はそもそも(高配当系という同じジャンルではあるけれど)微妙に選定基準が違うので、ここは両立させた方が良いと考えているところなので、ここを崩さないことを前提としつつ、配当利回りを少しでも高くするなら高配当50+株主還元70の方が好ましいのではないかなと今現在は考えています。

 

ということで、ETFの銘柄選びについてはまだしばし逡巡があるかなと思いますが、新しいNISAで運用すること自体は自分の中では確定していて、投資する資金もだいたい割り振りが決まってきてはいる、というような状況です。

 

まあ、どれ選んでもそんなに変わらないとは思うんですけどね。ただ、新しいNISAの投資枠を効率的に使うことを前提にするなら、(売却すれば簿価分は非課税枠を再利用できるとはいえ)できれば途中で銘柄を変えるというのは避けたいと考えているので、納得いくところまでここは考えていこうかと思っています( *´艸`)

 

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