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昨今、「金利のある世界」になったということもあり日本の国債金利も上昇。

 

出典:財務省

 

特に償還期間が10年を超える超長期国債だと3%台半ばから償還期間が長いものだと4%に迫る水準にまで上昇しています。

 

FIREでよく言われる4%ルールを前提とするなら資産全部を超長期国債に充てて税引き後の利金が生活するのに十分な額になるのであれば、これを買っておけば良い(しかも国債なら元本は減りません)ということになります。

(インフレリスクには備えられませんけどね)

 

楽天市場

 

さて、そんな超長期日本国債に投資する投資信託が発売されています。

 

 

債券ファンドというと基本的には守りの資産という感じではありますが、「設定時に残存期間が20年程度かつ信託期間内に償還を迎える日本の超長期国債1銘柄に投資。」という設定はなかなか尖っています。

 

以下、ファンドの説明文から…

 

超長期国債とは

発行時から償還までの期間が20年以上の国債をいいます。
残存期間がより短い国債と比較すると、将来の不確実性が大きくなるため、一般的に利回りが高くなる傾向があります。一方で、金利変動による価格変動は大きくなる傾向があります。

 

国債は償還まで保有

当ファンドは、国債を償還まで保有することで、取得価格と償還価格の差益の獲得と、その間に得られる利子収入を再投資することによる複利効果を狙います。
市場環境が変化しても、国債を償還まで保有することでファンド償還時の最終的な投資成果水準が想定しやすい商品設計となっています。

 

運用期間中の債券の価格変動はありますが満期まで保有することを前提とするなら、運用開始時点でファンドが保有する債権に対する価格変動はほぼ考えなくて良いということかなと。

 

 

シミュレーション上は20年後の償還時点でおおむね2倍になるという感じですね。

 

ただし、利金は分配金としては支払われずファンド内で再投資することには注意が必要ですかね。

 

目論見書を見ると、「分配金額の決定にあたっては、信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制する方針 とします。(基準価額水準や市況動向等により変更する場合があります。)」とありますので、オルカンなどと同様に基本的に分配金が「出ない」投資信託です。

 

つまり、償還までに何かを受け取ることは(売却以外は)無いということです。

また、償還前に売却する場合は債券の価格変動リスクをそのまま引き受けることになりますから、20年先をにらんで(償還まで保有し続けて)、最小限のリスクで着実に増やしたいという方向きですね。

 

ただし、運用期間中には債券価格の変動の影響により基準価額は上下するでしょう。

 

また、この先金利が上昇していくのであれば、債券価格は下落しますのでファンドの基準価額も下落しますがファンド内での追加投資分の債権は安く買えるのでファンドの利回りもある程度向上したり、金利下落で(再投資で買う債権は価格上昇するので)ファンドの利回りが低下したりといった、投資成果に影響する振れ幅(リスク)もあるはずです。

 

金利下落の場合に関して言えば、基準価額は上昇するはずなので売却で利益を得るという選択も可能になるのかもしれません。

 

ということから考えると、償還まで保有することを前提として債権そのものを買うこととあまり変わらない気もしますが、投資信託として保有するメリットはファンド内で「利子収入を再投資」することでしょうね。

 

個人で債権そのものを保有した場合、利子が支払われる都度課税されるため効率が悪くなりますが、債券投資における再投資の効率を高めることができます。

また、利子が少額であっても余すことなく再投資できるという点もメリットとしてありそう。

 

NISA成長投資枠の対象ですので、利率が上がってきた債権をNISAで保有して非課税メリットを享受できる点も債券そのものに投資した場合と異なる点ですね。

(株式に比べて期待利回りが低い債権というアセットをNISAで保有することは、個人的には枠の利用効率という点で無いなとは思いますが)

 

あとは…

例えばマンションの管理組合が運用するような場合、大規模修繕を20年後に予定というような感じであれば、投資対象として選択肢に入るかもしれません。

 

なお、この投資信託はいつでも買えるというわけではありません。

 

当初申込期間からまで

継続申込期間からまで

 

と期間が定められています。

 

まあ、販売が好調であれば順次設定されていくのかもしれませんけどね。

 

 

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