最近始めたこのブログですが、最初の頃に現状の保有資産を記録としてまとめたりもしていました。

 

 

その中で書いたように、一般NISA口座で二本のETFを保有しています。

 

・NEXT FUNDS 野村日本株高配当70(1343)

・NEXT FUNDS 野村株主還元70(2529)

いずれも、高配当系の日本株(厳密には「株主還元」の方は「配当、自社株買い等の株主還元を積極的に行なっている」銘柄)で構成されたETFになります。

 

 

現状、勤務先の株式と生命保険を除いた資産(現預金・保険も含む。現状、自身でコントロールできる資産ということで、資産運用を考える場合はここについて管理している感じになります)の中の3、4%位の配分なので、主ではないもののそれなりの存在感があります。

 

 

で、最近書いた記事でも書きましたが、来年からスタートする新しいNISA口座でも引き続き購入する予定で、新しいNISA口座の年間購入枠(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)360万円のうち、1割強をこの2本のETFに割り当てようと、「今のところ」予定しています。

 

一方、資産をこれから増やしていこうという現状を鑑みると、最適解はインデックス系の投資信託だけを買っていくことだろうなぁという風にも思っているんです。

 

特定口座の場合で考えれば、分配金の無い投資信託は投資対象からの配当金等はその内部に留保されるため、課税されず基準価額にそのまま反映されるため、複利効果を最大限に発揮されます。

一方で、分配金として支払われるETFの場合、分配金に対しては約20%の所得税・住民税が源泉徴収されるため(源泉徴収あり口座の場合)、支払われた分配金をそのまま再投資したとしても源泉徴収された分は再投資されずに複利効果は低下します。

 

ということもあり、現状は分配金についても非課税となる、一般NISA口座(来年からは新しいNISA口座)でETFを購入・保有することとしているのですが、だとしても資産を増やしていくという過程においては非効率さがつきまといます。

 

現在の一般NISA口座にしろ来年からの新しいNISA口座にしろ、年間や生涯総額の非課税枠があり、その総額は簿価(購入時の価格)で管理されます。

分配金が出ないタイプの投資信託であれば、分配金に相当する分はほぼそのまま基準価額に反映されますが、購入時の価格=簿価には当然影響を与えないため、非課税枠を最大限効果的に使うことができます。

 

ごく単純化した例を以下に示します。

10万円の非課税枠を使って1万円の投資信託を購入、1年後にその投資信託が2万円の評価額になったとしても、簿価は1万円のままなので、非課税枠は残り9万円です。

 

ETFのように分配金が出る場合は、非課税口座であれば確かに非課税で分配金を受け取ることができますが、複利効果を得ようと再投資すると、それはさらに非課税枠を使ってしまうことになる=非課税枠に投入できる資金量が減ってしまうというところが問題となります。

 

ここのところを、同様に単純化して例示します。

10万円の非課税枠を使って1万円のETFを購入、1年間で1万円の分配金がありそれをそのまま再投資した場合(非課税のNISA口座での取引、かつ株価は変動しなかったものとします)、1年後の評価額は2万円となります。

 

一見すると投資信託の場合と同じ結果のように見えますが、再投資した分は非課税枠を消費してしまうため、残りの非課税枠は8万円になってしまいます。

 

非課税枠を使い切った後は、課税口座に資金を回すことになりそこでの分配金や売却益に対しては課税されてしまう分、投資の効率としては悪くなってしまうことになります。

 

以上は、資産を効率的に増やしていこうという資産形成期において、非課税枠を効率的に活用するという観点からはETFに投資するのは合理的ではないよね、というお話です。

そこを踏まえつつも、なおETFを買っているand買い続ける予定でいるという理由ですが、以下のようなものです。

 

・将来的には分配金が出ないタイプの投資信託は取り崩して現金化していく必要があるが、その場合死ぬまでに取り崩し切ってしまう可能性があり、それを考えると余裕を見つつ取り崩していく必要がある。

・一方で、配当金・分配金については率・金額は変動するものの資産そのものを売却すること無く現金を得ることができるため、配当金・分配金は100%老後資金に充当することができる。

・投資信託の取り崩しをするにあたって、=投資信託をすべて取り崩したとしても、それとは別にETFから配当金・分配金を得ることができるというのは、取り崩しをすることに対する不安をいくばくか低減できるだろうし、実際にすべてを取り崩した後でも老後資金への継続的な補充が期待できる。

 

とか、このあたりでしょうか。

 

わりに同じような意図で配当株投資をメインにしていこうと考えている方もやはりいるようで……

 

 

まだこの方にように割り切れるほど資産が増えているわけではないので、僕自身は当面はインデックス投資を並行して(というか金額的な主力はそっちですが)やっていくことになります。

 

ただ、そういう配当金・分配金狙いだとしても(むしろ「だとすれば」というほうが適当かも)、今はインデックス投資に集中して効率的に資産を増やして、いざ老後生活に入る段階でETFなり個別株に買い替えれば良いじゃないかというのもまた正論でしょうね。

 

ただ、実際に分配金を得つつ資産活用をするという状況を早いうちから経験しておくことで、より良い運用方法なりインデックス投資との資産のバランスを検討しておく意味では、今一部を回しておくというのが経験値を高めるという点では意味があるのかなとも思っているんですよね。

 

あと、ネット上の情報を見ていると「配当」を狙った投資といった場合、米国株もしくはETFだったり国内個別株(いわゆる高配当株式)が対象となっていることが多いと思うんですが、僕が選んだのは国内株のETFです。

その理由ですが……

 

まずETFにしているのは、個別株によるリスクを分散により低減しつつ、個々の企業の業績やそれに伴う配当率の変化に応じた入れ替えの手間をなくしたいからというところです。

 

国内にしたのは為替リスクを排除したいからというところですね。

 

まあ、要は楽して安定した分配金を得たいからということでして……

そのあたりも、今から投資していくことで、そんなのは絵に描いた餅なのかどうなのか検証していきたいと思います。

 

あとこれはあまり予想(期待)していなかったことですが、高配当ということでインカムゲインを主に考えていてキャピタルゲインはそれほど無いものと思っていたんですが、今年に入ってからの日本株好調の流れを受けてそれなりに価格も伸びています。

 

ちょっと前に確認したチャートですが、直近2年ほどについては以下のような感じです。

 

https://nextfunds.jp/lineup/1577/#tab-history

 

去年の夏ごろまではそれほど伸びていませんが、以降右肩上がり、

2年間で22000円ほどから30000円弱くらいまで30%増しってところです。

 

https://nextfunds.jp/lineup/2529/#tab-history

 

こちらは割に安定して伸びている感じですかね、

2年間で1100円ほどから1400円強、こちらも30%増しってところです。

 

こんな感じですので、期待としてはそこそこキャピタルゲインも得つつ、安定した分配金が得られれば老後資金として結構期待できる資産になるんじゃないかなぁと思ってるんですけどね。

さて、どうなりますかね(^^♪

 

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