伊勢に行きたい
伊勢路が見たい
せめて一生に一度でも
【家族日帰旅行】で
”お伊勢参り”
妻と息子「男三兄弟」の5人家族が珍しく一緒に揃った【家族日帰旅行】。
息子たちは成長し家族で行動することもなくなってしまったので、「せめて一生に一度でも」と思い立ち”お伊勢参り”に行って来ました。
今回は、[第5章]の旅レポをご紹介したいと思います。
[第1章]まえがき~昼食まんぷく食堂
[第2章]近鉄宇治山田駅、伊勢市駅
[第3章]筋向橋、旧御師丸岡邸、神宮外宮
[第4章]神宮内宮、おかげ横丁
猿田彦神社・佐瑠女神社
伊勢市宇治浦田2-1-10 <地図>
日本神話におiいて天孫降臨の際に、天照大神の命を受けた瓊杵尊(ににぎのみこと)を高千穂へと導いたのが猿田彦大神といわれています。
そんな言い伝えより「みちひらきの神」として親しまれているのです。
しかし、猿田彦大神を祀る神社の総本社はこちらではなく、鈴鹿市「椿大神社」が本宮とされているようです。【諸説あり】
集合場所にしていた猿田彦神社鳥居前に家族5人が集まり、自由行動で何をしていたのか問いました。
長男 「赤福本店で赤福ぜんざいを食べた」
次男 「伊勢プリンと豆腐ドーナツを食べた」
三男 「〇〇(次男)について回った」
三兄弟それぞれ思い思いに自由に行動して性格が表れるのも面白いものです。
末っ子三男坊はやっぱり甘えん坊の寂しがり屋のようです(笑)
長男坊は普段から和食和菓子派、次男坊は洋食洋菓子派なのです。
それでは猿田彦神社にお詣りします。
方位を意味する八角形の鳥居、さすが「みちひらきの神」と言われる神様なので鳥居の柱も八角形なのには驚きです。
境内中央に八角形の方位石、干支が刻まれています。
刻まれている干支の触る順番によってご利益が変わるのだそうです。
千木(ちぎ)が内削ぎになっているのが写真でわかるでしょうか?
内削ぎは女神を祀る神社に見られる造形ですが、猿田彦大神は男神。
なぜなのでしょう?
猿田彦神社に向きあうように建っているのは、佐瑠女神社(さるめじんじゃ)
猿田彦大神の奥さんである天宇受賣命(あまのうずめ)が祀られています。
内宮前→宇治山田駅または伊勢市駅までは、路線バスでも臨時バスでも一律470円と割高(;゚Д゚)
タクシーだと1,600円くらいなので4人乗車だったらタクシーの方が若干お得。だけど我が家は5人家族。
ちなみに、猿田彦神社前→宇治山田駅または伊勢市駅まで路線バス330円となっています。
ほとんどの方はおかげ横丁に立ち寄るでしょうから、内宮前バス停留所に戻らず猿田彦神社にお詣りして、猿田彦前バス停留所から乗車したら自販機ジュース1本分お安くなります(/・ω・)/
健脚一家の我が家はもう一か所観光していくので、内宮に最も近い駅である近鉄五十鈴川駅まで徒歩で向かうことにします。
猿田彦神社→五十鈴川駅
1.5km 徒歩20分
国道23号南勢バイパス・中村交差点より県道12号伊勢南勢線(通称御幸道路)の歩道を進み、右手に皇大神宮別宮・月讀宮(つきよみのみや)
天照大御神の弟神・月讀尊(つくよみ)を祭神として祀っています。
緩やかな坂を下って近鉄鳥羽線の高架を潜り、左折すると近鉄五十鈴川駅に到着です。
近鉄五十鈴川駅→宇治山田駅
「内宮前」の副駅名を持つ五十鈴川駅
外宮に参拝する時間がなく、内宮のみの参拝であれば近鉄特急も停車するし、ここよりバス移動が一番便利だと思います。
向こうのホームより、賢島駅行き30000系ビスタEXが出発していきました。
Vista(眺望・展望)とCarを組み合わせた「ビスタカー」は近鉄特急の象徴、幼少時代に乗った思い出が蘇ります。
我が家は、伊勢中川行き各駅停車に乗車します。
関西方面からも伊勢中川行きが発車していますが、行先標は「伊勢中川」となっているのに、鳥羽線だと「中川」だけなのですね。小さな発見。
2分で近鉄宇治山田駅に到着して、[第2章]に前述した1番線ホームのバス転車台跡を見学に行きました。
これにて江戸時代の”おかげ参り”の順路に沿った【家族日帰旅行】は終わりを告げました。
宇治山田駅近くのakippa駐車場より帰路に向かうのですが、どうしてももう一か所行きたかった場所があり、お土産目的で寄り道しました。
●へんば餅『へんばや本店』
伊勢市小俣町明野1430-1 <地図>
営業時間: 8:00~17:00
定休日: 毎週月曜(祝日の場合は翌日休み)
TEL: 0596-22-0097
2022年4月1日伊勢街道マラニック80kmのちょうど70km付近、内宮宇治橋まで残り10km(2里半)とゴール間近で立ち寄った和菓子屋さん。
この辺りより雨が強まり、夕刻に近づいて気温降下、ここまで70km走ってきたことで右膝に激痛が走っていた頃合に、この『へんばや』さんに出逢ったのです。
90円のへんば餅を1個購入。
日の出6:00と同時に四日市日永追分をスタート、日の入18:00までに内宮宇治橋を渡るという目標を掲げていたので、ゆっくり座って食べる時間ももったいなく行動食として雨の中走りながらほおばった思い出のお餅なのです。
この辺りは、伊勢街道・小俣(おばた)宿は”おかげ参り”旅路の最終宿場町として栄えた場所。
伊勢へ渡る宮川の手前に位置していたことで、宮川の渡しは馬の乗船を禁じていたことことより馬を返す「返馬(へんば)」する際振る舞われたことからいつしか「返馬餅」と名付けられたそうです。
【家族日帰旅行】
パパ添乗員流
伊勢神宮おかげ参り
● 完 ●
ただの日記ブログになってしまい恐縮ですが、伊勢旅の参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m