伊勢に行きたい
伊勢路が見たい
せめて一生に一度でも
【家族日帰旅行】で
”お伊勢参り”
妻と息子「男三兄弟」の5人家族で珍しく一緒に揃った【家族日帰旅行】。
息子たちは成長し家族で行動することもなくなってしまったので、「せめて一生に一度でも」と思い立ち”お伊勢参り”に行って来ました。
今回は、[第2章]の旅レポをご紹介したいと思います。
[第1章] まえがき~昼食まんぷく食堂
高3、1、中2の育ち盛りの男三兄弟の胃袋も満足したようで、<パパ添乗員>旅の計画も順調な滑り出しで【家族日帰旅行】をスタートできました。
次に向かったのは徒歩100m、伊勢神宮の玄関口である近鉄宇治山田駅。
近鉄宇治山田駅
1931年(昭和6年)築造の駅舎は、国登録有形文化財に認定されていて観光名所といっても過言はないでしょう。当時は参宮急行電鉄として開業、駅名は当時の「宇治山田市」が由来となっています。
屋根はスペイン瓦、壁はテラコッタタイルというヨーロッパ風。
出入り口の上部も芸術的な造りとなっています。
天皇陛下や内閣総理大臣等の伊勢神宮参拝の際、JR伊勢市駅は使わず必ず近鉄宇治山田駅で降車されます。
名古屋~伊勢、京都~伊勢、大阪~伊勢、いずれも近鉄の方がはるかに便利で臨時列車を走らせやすいというのが理由に上げられます。
コンコース中央は吹き抜けになっていて、改札はエスカレーター、階段を上がって2階にあります。天井の照明も独特の形状ですよね。
駅舎内八角形の飾り窓も豪華ですよね。
駅舎南側の塔屋には「近鉄」と書かれたレトロな液晶看板。
この真裏(東側)には不思議な建造物があるのをご存知でしょうか?
実は[第1章]ブログでご紹介したまんぷく食堂さんの入口から撮影したのが
この写真
↓ ↓ ↓
駅舎東側を通り、北東方向に歩いて行くとスロープが見えてきました。
こちらの写真は、この旅最終行程で再び宇治山田駅に降り立った際にわざわざ1番線ホームに行って撮影したもの。時系列が異なり編集しております。
当駅止まりにしか使われない1番ホームの左側(東向)に黄色鉄柵があるのがおわかりいただけるでしょうか?
少し移動して撮影してみます。
ここは立体3Fのホームとなるのですが、なんと車道と隣り合わせの構造になっているのです。
つまり先ほどのスロープを上がってくるとここに繋がっていてかつては高架バスターミナル跡であったのです。今日は近鉄関係者?の乗用車が停まっていました。
さらに奥(南側)に進んで行き、行き止まりには丸い回転盆が見えてきました。
その正体は・・・
バスの転車台であります。
Googleマップ航空写真で見てみましょう。
駅舎北東のスロープより一番右の1番線ホームに沿って上っていき、転車台で方向転換してから乗客を乗せて出発する仕組みとなっているのです。
でも実際に使われていたのは、1931年(昭和6年)から1994年(平成6年)までのようで今では貴重な遺構となっています。
駅前ロータリーに停車していた三重交通・いすゞエルガの車体と転車台の大きさを目視で比べてみましたが、近年
バスの車体が大きくなったことも転車台が使われなくなった理由なのかもしれません。
真正面にある明倫商店街の入口頭上に「澤村榮治生誕の街」と書かれてあります。
NPB日本プロ野球の最優秀投手には「沢村賞」が特別授与されますが、
その「沢村賞」に名を残す偉大なプロ野球選手沢村栄治(旧字体澤村榮治)の生誕地はここ伊勢市なのです。
駅前商店街内には、沢村栄治生誕100周年記念碑
「人に負けるな
どんな仕事をしても勝て
しかし堂々とだ」
という言葉が刻まれています。
プロ野球選手でありながら兵士に召集されていた時代背景は、K-POPアイドルで忙しいからという理由で兵役を免除してもらえない韓国徴収制度と同じだったのかもしれません。
すでにプロ野球を引退していた沢村栄治は、三度目の召集を受け、1944年(昭和19年)第二次世界大戦フィリピンの戦いに向かう軍隊輸送船に乗船していたが撃沈され戦死、27歳没。
宇治山田駅の見学を終え、次に向かいます。
近鉄宇治山田駅 → JR近鉄伊勢市駅
550m 徒歩8分
JR伊勢市駅の前には、外宮参道に繋がる鳥居が立てられています。
外宮境内の表参道入口までは、600m徒歩8分と一番アクセスが良い駅となります。
しかし、これから外宮に参拝するにはまだ早い。
<パパ添乗員流>はこれよりJR伊勢市駅より非電化ディーゼル気動車に乗車していきます。
改札を入り、1番線ホームにて亀山行き普通電車の入線を待ちます。
ちなみに近鉄伊勢市駅も隣接しているのでJR近鉄総合駅と言われますが、連絡通路はなく構内陸橋での移動のみとなります。
一度改札を出てしまうと歩道橋や地下通路がないので、グルっと回って踏切を渡らないといけないので注意が必要です。
次回、
伊勢神宮
おかげ参り
[第3章]
に続く。。。