~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど -35ページ目

~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

シューマンの交響曲 ①
シューマンの交響曲に挑戦することとしました。ただし、今まであまり熱心に聴いてこなかったので、どの曲も数枚程度しか持っていません。かつて名盤と言われていたような数々の録音も、まだまだ未経験な状況なのでした。ということですので、今回は勉強ということで、新たな発見を求めて聴いてみます。

【CDについて】

作曲:シューマン

曲名:交響曲第1番変ロ長調「春」op38 (35:19)

   交響曲第2番ハ長調 op61 (40:41)

演奏:クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1966年1月(op38),1966年10月(op61)
CD:TOCE-3061(レーベル:EMI、販売:東芝EMI)

 

【曲について】

シューマンの最初の交響曲です。シューマンはこの作品以前に、交響曲の作曲を2回トライしていますが、いずれも完成には至りませんでした。この曲の初稿には、各楽章に表題がつけられていましたが、その後の改訂稿出版時に削除されました。そして、この標題はシューマンが作曲当初に、この曲を春の交響曲と呼んでいたことにも関連します。シューマンは確かにこの曲に春のイメージを持っていたようです。

 

【演奏について】

今日のメインは交響曲第1番ということにします。このCDには、第2番もカプリングされていますのですが、そちらは、おさらいということで聴いてみます。クレンペラーはロマン派の交響曲も一通り録音していて、高い評価を得ているのではないかと思いますが、クレンペラーの芸風と会っているかどうかは気になるところ。もしかして、個性的な演奏なのかなと思ったりもします。

 

さて、クレンペラーのシューマン作曲、交響曲第1番がスタート。第一印象としては、低音が目立つゴツゴツした感じがしますが、これはたぶんEMIの録音による印象もあるのでしょうね。逆に弦の音は、柔らかく調整されているようで…。どうもこの辺りのCDを聴くと、録音とかマスタリングとかの印象が、大きくかかわってくるようです。で、クレンペラーの演奏はというと、どっしりした構築感をこの曲から引き出している感じがします。古典派の作品を聴いているみたいな雰囲気もあって、あくまでも確実に踏み締めていくような感じを受けました。

 

私が第1番を初めて聴いたのは高校くらいの頃で、サヴァラッシュがN響を指揮したものをテレビで見た時ですが、その印象が今でも少々残っています。サヴァリッシュの録音は名盤と言われていますので、この曲にはそういったタイプの演奏が一般的には合うのかな?と、このCDを聴きながら思ったりしました。そして第2番に入ります。第2番は、今まであまり聴いてこなかったと思いますが、いかにもザ・ロマン派という感じの曲ですね。クレンペラーの演奏を聴いてそう思うくらいなので、情熱的な演奏を聴くと、もっとすごい表現になるかもしれないので、次回の楽しみとしておきます。そうしてみると、クレンペラーは、この二つの曲の本質を突いた演奏をしているかもしれないと思ったりしました。

 

【録音について】

全体的に低音が目立つ録音だと思います。柔らかい感触をもつ録音にもなっていました。

 

【まとめ】

今までシューマンの交響曲は、バラバラと聴いてきたので、まとめて聴くのは初めてかもしれません。最初から大変楽しめたのでした。

 

購入:2013/01/19、鑑賞:2023/09/18(再聴)

【CDについて】
作曲:チャイコフスキー
曲名:交響曲第6番ロ短調「悲愴」 op74 (45:30)
演奏:小澤征爾指揮 ボストン交響楽団
録音:1986年4月26日 ボストン Symphony Hall
CD:R32E-1042(レーベル:ERATO、販売:RVC)

【曲に関して】
チャイコフスキーはこの曲について親類に手紙を書いています。「この交響曲には標題性があるが、その内容は謎のままにしておきたい。それは完全に主観的なプログラムである。」そして、「私の最上の作品になるに違いない」とも。そして初演の一週間後、自殺と思えなくもない原因によって命を閉じたのでした。

【演奏についての感想】
小沢征爾さんの悲愴。この時期はあまり音楽を聴いていなかった時期で、小沢さんを追っかけている訳でもなかったので、この演奏のことはよく知りませんでした。話題になったのかな…?

ということで、たまたま目についてので買ってみました。いずれにしても悲愴であれば、新しい演奏を聴くのは楽しみです。

 

静かに第一楽章が始まります。あまりニュアンスをつけずにスルスルと流れていく感じです。流れの中で波のように大きく盛り上がったりします。細かいニュアンスは無いのですが、そこそこのテンポなので、オーケストラは頑張っていますね。ボストン響の音が渋くて暗い感じがするのですが、これは録音の要因もあるのでしょうか。この流れの中で細部にこだわらず進んでいくスタイル、なんかカラヤンを思い出します。しかも表情を余りつけてないぶん、それよりあっさりしている感じでしたが、曲の魅力は十分出ていると思いました。

 

第二楽章もあまりテンポを動かさず、淡々と進んでいきます。それは、大変好感が持てるのですが、もうちょっとニュアンスをつけていかないと、頭の中にどうしても風景が浮かんでこないのです。第三楽章はちょっと盛り上がりに欠けます。というか、録音のせいかもしれませんが、バランスが悪いというか、敢えて弦の音を抑えているのでしょうか。管の音だけで盛り上がっているようなバランスです。リズムは歯切れよく演奏されているので好感が持てます。

 

そして、第四楽章に入ります。ここは曲の力もあって、盛り上がりますが、この何というか、最後まですーっと終わってしまうこの暗さはなんでしょう。こういう性格の曲ではあるのですが、敢えて、インテンポっぽく最後まで進んでいって、暗闇に放り出されたという感じでした。音楽が終わっても心は暗く沈んだまま戻ってきません。それを狙っているとは思えないのですが、ある意味この曲の本質をついているのかもしれません。不思議な演奏でした。

 

【録音について】

暗くて重くてバランスが今一つで、正直言って、これはどうよ…、といいたくなる録音と思いましたが、意外とそういうもんだと思える節もあって、録音と鑑賞の兼ね合いの難しさを感じます。

 

【まとめ】

小沢征爾さんって、カラヤンとバーンスタインの両方に師事しているのですね。このあっさりした細部にあまりこだわらない流れはカラヤンみたいだし、最後に妙な余韻を残してくれるのはバーンスタインみたいですが…。なんかこう、むーっと考え込む演奏でした。

 

購入:2023/08/29、鑑賞:2023/09/15

ショスタコーヴィチの時代 ⑨

op10番代後半から30番代の時代は、アバンギャルドからの影響があちこちに出るようになり、作風が発展し、多様化していきます。また、映画音楽や付随音楽、バレエ音楽など、実用音楽の作曲も多くなっています。楽しい作品も多いのですが、その中での作風の発展が聴きどころですね。

【CDについて】

作曲:ショスタコーヴィチ

曲名:バレエ音楽「黄金時代(全曲)」 op22 (133:46)

演奏:ロジェストヴェンスキー指揮 ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1993年6月4-5,7-11日 ストックホルム Stockholm Concert Hall

CD:CHAN 9251/2(レーベル:CHANDOS、販売:Chandos Records)

 

【曲と演奏について】

バレエ音楽「黄金時代」は、ショスタコーヴィチ初のバレエ音楽になります。かつて、映画館でサイレントのピアノ伴奏のアルバイトをしていたショスタコーヴィチとしては、このあたりの音楽は得意中の得意分野と思いますが、実際、映画、劇、バレエにたくさんの音楽を残しています。

 

バレエ「黄金時代」は、ソ連国立劇場の台本コンクールに入賞したイワノフスキーの台本に基づき作曲したもので、資本主義の某国で開催されている博覧会「黄金時代」に、ソ連のサッカーチームが招待されるという設定のストーリーです。ミュージックホールや競技の光景などを織り交ぜて話は進み、地区の共産党員や労働者たちとチームの友情を描きますが、チームはファシストたちの陰謀によって投獄されます。最後に某国の共産党員に陰謀が暴かれてチームは解放され、歓喜の労働の踊りで終わるという、当時のソ連風のストーリーでした。こういった作品ですので、あちこちにショスタコーヴィチの諧謔的な音楽が登場します。

また、ショスタコーヴィチは大のサッカーファンで、公式審判員の資格も持っていたようです。

 

やがて、社会主義リアリズム政策によって、この音楽は形式主義とみなされて演奏されなくなりますが、1982年に復活。さすがに元のストーリーではなく、港町のギャングと絡むラヴストーリーに変身しました。「黄金時代」はギャングたちが集まるレストランの名前になっています。

 

その後、2006年も時代を現代に映して全く新しい台本が書かれ、上演されています。ショスタコーヴィチのこの音楽は、台本を変えて生き続けています。

 

さて、そんな黄金時代を聴いていきたいと思います。楽曲ごとの題名は、初演時の台本に基づいていますが、今となっては実際には見られないバレエではないかと思います。

第一幕第一場は、工業博覧会「黄金時代」の様子など。いろいろな出演者が登場し、ボクシングのエキシビションやそれにまつわるスキャンダル、警察の登場など。

第一幕第二場は、展覧会場で、歌姫、黒人、チーム代表などのダンスが続きます。ここで陰謀が生まれるようです。この最後の「Foxtrot」は、モダンな曲で、第一幕を締めくくる曲でもあり、とても聴きごたえがあります。また、「Dance of the Negro and the white man」は、今ならこのシーンと題名は問題ありかも知れませんが、全く異なる性格の二つのが面白く描かれています。なんだか、くるみ割り人形の異国情緒部分っぽい雰囲気です。

第二幕第三場は、街角のギャロップ。挑発や逮捕シーンのようです。

第二幕第四場は、労働者スタジアム。フットボールマッチのシーンが展開します。

第三幕第五場は、ミュージックホール。驚いたことに、この第五場への間奏曲は、op16の「二人でお茶を(タヒチ・トロット)」なんですね。これは盛り上がります。そして、ミュージック・ホールでのダンスが展開します。一気にアバンギャルドな雰囲気になり、有名なポルカもここで登場します。この曲一番の聴きどころではないでしょうか!最後に、歌姫とファシストが登場。何が起こるのでしょうか…。

第三幕第六場は、刑務所のシーン。刑務所から囚人が解放され、大団円を迎えます。 

 

以上が、あらすじですが、各シーンの短い説明文を見て構成しているので、細かい仕掛けは判りません。ホントは見て体験したいところなんですけどねぇ…。

 

これは、1982年版に基づく黄金時代。振り付けも楽しいバレエです。

 

二時間以上のバレエ音楽を映像無しで聴くのは正直どうかな…と思っていましたが、とても面白い音楽が続くので、最後まで楽しめました。組曲版は、 序奏・アダージョ・ポルカ・踊りの四曲なので、この曲のエッセンスを体験するといっても、ちょっと短かすぎるのではないかと思います。ショスタコーヴィチの他作品から引用もあり、逆に他作品への転用もある曲ですので、全曲通して聴く価値はあると思いました。アバンギャルドからの影響を受けている時代のショスタコーヴィチの音楽を体験するにもいいと思います。

 

ロジェストヴェンスキーの演奏。ストックホルムのオーケストラですので、金管は吠えません。大変明快な演奏だと思います。最近ロジェストヴェンスキーの演奏は何度か聞きましたが、各パートや細部まできれいに浮き立たせる演奏になっていて、大変わかりやすいです。この曲にはハマっています。

 

【録音】

各パートも大変クリアで、かつシャープな感じがするいい録音です。

 

【まとめ】

久しぶりに聴く曲なので、いろいろ調べながら聴いていました。なかなか楽しい曲だと思います。簡易的でもいいのですが、最初のストーリーで演じた記録動画はないのかな?と思いました。あれば是非一度見てみたいです。

 

購入:1994/02/14、鑑賞:2023/09/15(再聴)

買ったCDはちゃんと聴こうシリーズ ⑦

【CDについて】

作曲:シューマン

曲名:ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 op11 (31:25)
   幻想曲 ハ長調 op17 (30:46)

演奏:ポリーニ(p)

録音:1973年4月 ミュンヘン Residenz, Herlulas-Saal

CD:423 134-2(レーベル:DG)

 

【曲について】

シューマンのピアノ・ソナタ(的)な2曲をカプリングしたCD。ピアノ・ソナタ第1番は、初版は、「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノソナタ、クララに献呈」とあり、幻想曲は、当初は「フロレスタンとオイゼビウスによる大ソナタ」と題されていました。これは、シューマンの二面性を現わし、古い芸術に抗して新しい芸術を目指すダヴィッド同盟の二人ですから、平たく言えば、「新しい芸術を創造するシューマンによるピアノ・ソナタ」という事になりますかね…。

 

【演奏について】

まずは、ポリーニの演奏という事で、曲を知るという意味では安心して聴くことができるCDと考えて聴き始めます。というのも、いつぞや買ったこのCDは、長らく部屋の片隅で眠っていたようで、ピアノ・ソナタ第1番自体初めて聴くのです。ピアノ・ソナタ第1番は、印象深い序奏部から入っていきます。シューマンがクララとの結婚をクララの父から妨害され続けている頃の作品で、この時のシューマンの激情から、たくさんの素晴らしい曲が生まれてきましたが、これもその一つと思います。

 

情熱と詩情を感じ取るのはまさにロマン派のピアノ曲を聴く醍醐味だと思いますが、この曲も例外ではなく、情熱を感じ取ることができます。冒頭の序奏からの展開は、シューマンのモノローグのようで、何か言いたげな、標題的な音楽のイメージを強く感じます。ポリーニの演奏も、そういった感興をよく表現しています。これは、ポリーニにしては…と思った次第。第二楽章のアリアも、何か危うい感じが出ているような気がしました。ピアノ・ソナタというより、交響詩のようなイメージを持つピアノ曲なのでした。

 

幻想曲は聴いたことがありますが、むしろピアノ・ソナタ第1番よりピアノ・ソナタ的な感じがする曲と思います。第四楽章がつけば壮大なピアノ・ソナタになりそうですが、この緩徐楽章で終わるところが、この曲のいいところですね。夜の茂みのざわめきの中から聞こえてくる、一筋のクララの調べを思い浮かべながら、鑑賞を終わるのでした。ポリーニの演奏は意外にロマンティックになされていて、また終始イメージが一貫していて素晴らしいと思います。

 

【録音について】

美しいピアノの音がしっかりとらえられた録音です。

 

【まとめ】

ひと時のシューマンの鑑賞でした。このあたりは、ロマン派もここに極まったという曲たちですね。大変聴きごたえがありました。

 

購入:不明、鑑賞:2023/09/14

ブルックナーを聴こう第2部

 ~巨匠たちのブルックナー④~

第4回:オイゲン・ヨッフム

ヨッフムと言えばブルックナーというくらい、ブルックナーの録音が目立つ指揮者だと思います。レパートリーは独墺系の作品を中心に幅広いと思いますが、どうしてもブルックナーが一番ですね。一方で、立上げ時のバイエルン放送響を育てあげ、ベイヌムのあとのコンセルトヘボウをサポートするなど、腕は確かな巨匠としても知られています。

【CDについて】
作曲:ブルックナー

曲名:交響曲第8番ハ短調 第2稿ノヴァーク版 (75:56)

演奏:ヨッフム指揮 ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1976年11月3-7日、ドレスデン ルカ教会
CD:TOCE-3175(レーベル:EMI、販売:東芝EMI)

 

【曲について】

1987年に完成した第8番ですが、その長大な交響曲を見たレヴィは演奏不可能と断ってしまいます。打ちひしがれたブルックナーですが、改訂にとりかかり、とにかく短くすることに取り組みます。出来上がった第2稿は、第1稿の1869小節に対し、1705小節となりました。皇帝フランツ・ヨーゼフに献呈され、ハンス・リヒターの指揮によって初演が行われ、大成功を収めたのでした。

 

【演奏について】

ヨッフムはブルックナーの全集を2度録音しています。一つは60年代のベルリンフィル/バイエルン放送響のDG盤で、もう一つは70年代のEMI盤です。そして、それ以降も80年代にはコンセルトヘボウとのライヴ録音が残されており、これも大変素晴らしい演奏です。2つの全集のうち、どちらがというのは意見が分かれるようですが、一般的にDG盤の支持が高いのでしょうか?私も印象としてはDG盤の方が締まったいい演奏という印象を持っています。しかし今回は、直近で入手したEMI盤を聴いてみることにしました。さて、80分の長丁場なので、ちゃんとトイレも済ませてステレオの前へ…。

 

はい、80分経ちました…(笑)。いや、あっという間でした。この曲は普通の演奏だと、気力が続かないことがありますが、これは聴くものを引き付けて離さないですね。雄大で聴かせる第一楽章、グロテスクにならず、上品に流れていく第二楽章、ドレスデン・シュターツカペレの音が何とも美しく、後半に向けて盛り上がっていく第三楽章、そしてすべてを受け止める第四楽章と、この曲の良さが存分に出ています。ちょっと面白いメロディを浮き立たせるような小細工は無し。むしろ封印しているくらい。曲そのものの迫力を存分に出しきっています。素晴らしい演奏だと思います。

 

ただし!です。この録音は変ですね…。ヨッフムってその建造物なんかを背景にした写真で見る好々爺風の穏やかな様子とは裏腹に、爆演系は言い過ぎかもしれませんが、強弱のアクセントははっきりさせる指揮者だと思っているのですが…(これは、晩年のコンセルヘボウとのライヴなどかなり激しいと思いました。)このCDは強奏の部分になると、何かオーケストラが遠くなっていくような、霞がかかったような感じになって、音が抑えられているような感じがしました。ブルックナーって序奏部が聞こえるようにヴォリュームを合わせると、盛り上がった時ご近所の手前どうしてもヴォリュームに手がかかるのですが、これは一切かかりません。強奏の時の音圧を感じないのですね。これは、ヨッフムの演奏の魅力をかなり殺してしまっていると思います。凄く残念に思いました。

 

【録音について】

ドレスデン・シュターツカペレの美しい音はとてもよく表現されていますが、音域の幅が狭く感じます。というか、超高音や超低音を感じません。あとは、上に書いた通りで、音質が改善されたマスタリングがあれば是非聴いてみたい演奏です。

 

【まとめ】

さすが、国際ブルックナー協会の会長を努めたヨッフムの演奏は、これぞブルックナーだというものでした。ドイツの伝統的なブルックナー演奏の最高峰ですね。これで、ヨッフムは4~9を聴いたので、初期作品も聴いてみたいと思います。

 

購入:2023/07/18、鑑賞:2023/09/14

最近リリースされた新譜から ⑥

エラートの新譜ということで、思わず買ってしまいました。これは、チェリストのカピュソンが、新進音楽家のために発足した「ゴーティエ・カピュソン財団」の録音の第2号とのこと。出身地はいろいろですが、新しい個性の協演という形で、多彩な選曲になっています。どんな音楽が聴けるのでしょうか。

【CDについて】

①作曲:プーランク

 曲名:チェロ・ソナタ FP143 (21:38)
②作曲:シューマン

 曲名:蝶々 op.2 (15:47)

③作曲:シューマン

 曲名:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105 (16:51)
④作曲:シャミナード

 曲名:ピアノ三重奏曲 第1番 ト短調 op.11 (20:37)

演奏:コンソーニ(p)、ジェグ=サジュマン(vn)、ジェイン・ユー(vc)

録音:2023年2月7,8,10日 アルフォールヴィル Studio de l'ONDIF
CD:5054197642692 (レーベル:ERATO)

 

【曲に関して】

シャミナードは、経済的に自立した最初の女性作曲家と言われています。長らく忘れ去られていましたが、近年「フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ」がよく演奏されるようになり、その他の曲も復活するようになりました。経済的自立を目的とした作曲活動を行ったため、サロン音楽風のピアノ作品が多く残されています。20世紀前半の作曲家ですが、作風はロマンティックでかつフランス的なものとのことです。このピアノトリオは1880年でシャミナード22歳の時の作品で、演奏機会の非常に少ない作品ですが、このCDのプーランクとシューマンのロマン主義を繋ぐ作品として演奏されています。

 

【演奏についての感想】

エラートの録音は、かつてはフランスらしいものばかりで、レーベルと内容が合致していたのですが、ワーナー配下でインターナショナルになり、さらにワーナーがEMIを吸収したことから、なにやら訳が判らなくなってしまいました。それでも、エラートを聴くときはかつてのイメージを追ってしまいます。そんなこのCDのエラートのロゴ、紫のグラデーションなんですね…。怪しい…。

 

演奏をしている3人はカピュソン財団から優秀と認められた新進音楽家で、著名なマスタークラスに在籍していた方々ですが、コンクール入賞とかではないようです。プロの道に踏み出したという感じでしょうか。プログラムはなかなか魅力的です。チェロソナタ、ピアノ独奏、ヴァイオリンソナタ、ピアノトリオと、三人でできる組み合わせで構成されています。通して聴いてみました。ふむ…。なかなか堅実な演奏ですね。

 

それぞれの奏者が個性的に立派に演奏されていると思います。ただ、CDをいろいろ聴いていると、大演奏家と比べてしまうことになってしまうので、そういう観点からすれば、全体的に少し重い感じがしたのと、これらの4曲が似たような雰囲気に感じてしまいました。曲の個性を出しつつ、まだまだ思い切って表現できるのではないかと思います。プーランクやシャミナードなので、もっと軽快にできるかな?しかしこうして並べて聴いてみると、ある意味シューマンが一番尖っているような印象を受けました(笑)。

 

このメンバーの演奏による、シャミナード:ピアノ三重奏曲第1番 第四楽章の録音風景

 

 【録音について】

ちょっと重めの印象があったのは、録音が少し暗い感じがするからかもしれません。

 

 【まとめ】

シャミナードはあまり聴けないので、今回聴けたのは収穫です。活動年代はドビュッシーとほぼ近いですが、ロマン派という感じでした。そして、これからの新人音楽家の演奏を聴くのは楽しみもあっていいですね。

 

購入:2023/08/27、鑑賞:2023/09/13

【CDについて】

作曲:ショパン

曲名:バラード第1番 ト短調 op23 (8:58)
   バラード第2番 ヘ長調 op38 (7:13)
   バラード第3番 変イ長調 op47 (7:12)
   バラード第4番 へ短調 op52 (11:10)
   スケルツォ第1番 ロ短調 op20 (9:40)
   スケルツォ第2番 変ロ短調 op31 (9:43)
   スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op39 (7:20)
   スケルツォ第4番 ホ長調 op54 (10:38)

演奏:カツァリス(p)

録音:1984年1月 ベルリン テルデック・スタジオ

CD:8.43053(レーベル:TELDEC)

 

【曲について】

ショパンの曲の中で、バラードとスケルツォは、手頃な長さでショパンのピアノ曲の神髄を楽しむことができる恰好の曲だと思っています。どの曲を取り出しても、いろいろな熱情が込められています。スケルツォ第1番はその中でも好きな曲ですが、この曲は祖国ポーランドでロシアの圧制に反する蜂起が失敗したことが契機となって書かれており、ショパンの激情が込められた名曲です。

 

【演奏について】

このCDはショパン・コンクールで、過去5年間のショパン録音の最高峰であるグランプリ・ディスク大賞に輝いた名盤とのこと。演奏するカツァリスは、現在は病魔を克服して活躍中で、私は多くを聴いていませんが、来日も多く今年(2023年)もコンサートが予定されています。聴きに行きたいところです。ギリシア系キプロス人の家系のフランスのピアニストで、超絶技巧と詩的な表現、そして内声部を目立たせて曲の意外な美しさを表現することでも知られているようです。

 

バラードから聴き始めます。第1番はこのCDの中でも最も有名曲と言っていいでしょうか?私も一番聴く機会が多いと思いますが、カツァリスの演奏は詩的な表現という意味で、テンポの動きやタメもよく使っている気がします。一方、カツァリスのピアノは少し硬めの鋭い音のようですので、あまりタメが効果的に効かず、流れるような感じに繋がっていかないような気がしましたが、テンポが上がってくると、持ち前の技巧を発揮し、一気に聴かせてくれます。メロディを追う豪快な演奏というスタイルではなくて、それこそ詩的な輝かしい音楽だと思います。

 

スケルツォに入ると、そのようなカツァリスのタッチの特徴がピタリと曲に合ってきます。内声部の表出は全体的にはおとなしめだっと思いますが、スケルツォの第1番では、明らかにオヤっと思う部分がありました。そういう事なのですね…。有名な第2番もエッジの効いた演奏で、鋭いタッチがよくマッチしていました。今までショパンを聴く時、カツァリスはファーストチョイスにはなっていなかったのですが、じっくり聴いてみると素晴らしい演奏だと思いました。

 

【録音について】

輝かしいピアノの音がしっかりとらえられた優秀録音だと思います。

 

【まとめ】

今まで、カツァリスはあまり聴いていなかったのですが、ちょっと見直しました。ベートーヴェンのピアノ版の交響曲全集などで、技巧的な人のイメージでしたが、ちょっと違いましたね。超絶技巧+詩情の人なのでした。コンサート行ってみたいですね…。

 

購入:不明、鑑賞:2023/09/13(再聴)

ブラームスの交響曲 ④
第4回は、最後の交響曲第4番。ここは、絶対的な名盤があって、ということで、カルロス・クライバーです。名盤ということで話題に上るという意味では、認知度はかなり高いのではないでしょうか。しばらく聴いていなかったので、久しぶりに聴いてみたいと思います。

【CDについて】

作曲:ブラームス

曲名:交響曲第4番ホ短調 op (39:44)

演奏:カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1980年3月 ウィーン Musikverein, Groser Saal
CD:UCCG-7011(レーベル:DG、販売:ユニバーサル・ミュージック)

 

【曲について】

ブラームスが作曲した最後の交響曲で、古典的な手法を取り入れた技巧的な表現を含む曲ですが、メロディは親しみやすく、ロマン派の交響曲の一つの到達点ともなっています。ブラームス自身も最高傑作と呼んでおり、初演も大成功を収めました。

 

【演奏について】

この曲を初めて聴いたのが、つまりはこのLPでした。当時、録音の希少なカルロス・クライバーの超話題盤としてリリースされ、ほぼ発売と同時に買って聴いたと思います。もちろん美しい曲だなと思いました。そして、この録音は当然のごとく高く評価され、超名盤となっていきます。そういったことになってしまったので、他の録音を聴いても仕方がないかな?という意識になってしまい、全集で4曲揃えた場合は別にして、この曲だけを好んであまり聴かなくなってしまったのではないかと思います。第4番が好きで、CDをたくさん買っている人が身近にいたのですが、私はこれがあるからいいや、これが名盤なんでしょ…と思って、敢えて他の演奏を積極的に聴かないということになってしまいました。

 

そんな感じなので、実は私はこの曲の真価をわかっていない状態だと思います。初心に戻っていろいろな表現を聴いてみないといけないと思ったりします。そんなことを考えつつ、今回は久しぶりのこのCDの鑑賞しました。いつもの通り、クライバーの4番が流れてきます。そうなんです。比較対象が自分の中にできていないので、やはりこれが普通なんですよね。それはそれで、素晴らしい事とは思うのですが…。この演奏の雰囲気といえば、輪郭のはっきりしたもので、推進力のある、バランスのいい演奏で、最後まで音楽に引きつけられるというものだと思います。

 

そんなことばかり書いても記事にならないので、ネットの中でいくつかこの演奏への評価を読んでみました。もちろん、名盤と賞賛する声が多く、特徴的な評価としては、「最初のふわっと入るところが凄くインパクトがあり、そのあとの主題に繋がる表現も素晴らしい。全体的に、テンポは動くが、よくクライバー流に練られていてとても自然なので、気になることなく情熱的な演奏になっている。」ということと理解しました。なるほどですね…。近いうちに他の演奏をいくつか聴いてみようと思います。未聴CDの棚に2枚ほど発見しましたので…(笑)。それで、また帰って来ましょう。

 

【録音について】

1980年の録音。録音としては、この時期なりのものだと思います。

 

【まとめ】

改めて、このCDを聴いて、上に書いた通りですが、いろんなタイプの解釈を聴いて、改めて帰ってきたいと思います。さて、ブラームスも4曲終わり、次はシューマンかなと思っています。聴くのが楽しみなんですけど、所持しているCDの種類が、ぐんと減ってしまうのですよね…。

 

購入:不明、鑑賞:2023/09/12(再聴)

 

最後に4曲のおさらいです。以下の3つを並べると、ザ・60年代クラッカーという感じです爆笑

EMI,DECCA,PHILIPS,DGから1枚ずつということで、なんだかバランスがいいですね。

 

 

 

 

 

【CDについて】
作曲:マーラー
曲名:交響曲第6番イ短調 (84:31)
演奏:クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ
録音:2015年7月3-9日 モスクワ Dom Zvukozapisi (House of Audio Recording)
CD:19075822952(レーベル:SONY、販売:Sony Music Entertainment)

【曲に関して】
第四楽章で、ハンマーが2度打ち下ろされるのが有名です。バーンスタインは3度打ちます。標題性があると言われており、「人間が世界、運命という動かしがたい障害と闘い、最終的に打ち倒される悲劇を描いた作品」とのこと。その人間の行進を2(3)度打ち倒すのがこのハンマーということになります。3度目で完膚なきまでに打ちのめされるのです。

【演奏についての感想】
ほぼこの10年新しいアーティストをフォローしていなかったので、人気演奏家も入れ替わりました。そんな話題に登る演奏家を聴いてみます。(よくよく調べたら昔聴いたことはあったのですが…。)第一楽章、いきなり衝撃的な、短く刻む旋律と、やけに歌う旋律で判りやすい。なるほど、このわかりやすさと、躍動感がきっと新時代なんだろうと理解。これは、たぶん聞かせどころを思い切り誇張して聞かせた感じなんでしょうね…。という印象を受けました。その第一楽章は、HIP演奏の特徴をフルに生かし、逆にテンポの遅いところは思い切り停滞するくらいに遅くした感じがしました。この遅い所は細部まで明晰に表現されますが、寝落ちに注意。

 

第二楽章も、同様のイメージですが、スケルツォの細かい所を見通しよく誇張した感じは、ここでも停滞感さえ感じますが、そしてかなりマニアックに感じました。好きだとハマりそうという感じです。ただ、テンポは遅くなるので、ここも寝落ちに注意。第三楽章は一貫して美しいメロディが流れますが、ここは全楽章が聞かせ所なので、HIPとか関係なく、一貫してクルレンツィスは歌い放題で押しまくっている感じです。これは、この演奏の中で一番の聴きどころかもしれません。とにかく美しいという感じでした。

 

第四楽章も、聞かせ所が強調され、静かなところは比較的じっくりという感じは変わりません。この演奏では、この楽章の標題性が前面にでた感じがします。打ちのめされる人物の交響詩を聴いている感じ。全体の印象として、第一楽章から感じていたのですが、伝統的な演奏と比べてみると、とても明るく軽く感じました。そんな雰囲気なので、第四楽章など「出る杭はハンマーで打たれる」みたいな言葉が浮かんできます。最近聴いていたハーディングの第4番とも似た肌触りを感じましたが、最近こういった軽めの明るい感触のマーラーが主流になっているのかな?と思った次第です。ただ、聴いていて大変面白かったのは間違いありません。

 

【録音について】

いろいろと変わる音色も美しく表現され、細部までの見通しもいい、優秀録音と思います。

 

【まとめ】

率直に感じたままに書くとこうなんですが、今やトップクラスの名演とみられているようなので、マーラー初心者のたわごとと思っていただいてもいいと思います。ただ、楽しい演奏であることは間違いないと思います。クルレンツィスは聴かせることに長けた指揮者なんですかね…。

 

購入:2023/04/17、鑑賞:2023/08/24

ショスタコーヴィチの時代 ⑧

今回は、交響曲第3番、第6番の組み合わせのCDです。op10番代は、もう持っていなかったので、20番代に突入しました。op15の「鼻」は押さえておきたかったなぁ…というところですが、まぁ仕方がないので、いずれということで、先に進みます。

【CDについて】

作曲:ショスタコーヴィチ

曲名:交響曲第3番変ホ長調「メーデー」 op20 (33:20)

   交響曲第6番ロ短調 op54 (31:11)

演奏:ロジェストヴェンスキー指揮 ソビエト国立文化省交響楽団 ロシア・アカデミー合唱団

録音:1983年/1984年 モスクワ

CD:258 484(レーベル:MERODIA/Eurodisc、販売:BMG Ariola)

 

【曲と演奏について】

交響曲第3番は、1929年の作曲です。現代音楽協会の活動が難しくなっていく時代。音楽はプロレタリアートの教育に役立ち、単純で万人に理解できるものでなければならないという、ロシア・プロレタリア音楽家同盟の力が強くなっていく頃です。社会主義リアリズムに向けての傾斜が強まっていきます。この曲は、第2番と同様の単一楽章の曲ですが、労働歌など親しみ易い旋律を引用し、一方で前衛的要素は少なくなっています。労働者の連帯するメーデーの雰囲気を表現し、ソ連の闘争と熱意を表現したものという事です。

 

この曲は第2番と比較して、2倍ほどの長さとなっていて、確かに親しみやすい旋律も登場し、前衛度は低くはなっていますが、それはむしろ前衛的な表現がショスタコーヴィチの音楽と融合したような感じで、一貫して後年の作品へと繋がっていく、斬新な響きを聴くことができます。また中間部の緩徐部分の、静寂の涼やかさや美しさは、この曲ならではのような感じがします。最後の合唱の前に何度も繰り返して低弦のつぶやきが入るのは、第九を意識したものでしょうか。一つの交響詩という印象の作品でした。

 

第3番は、題名や趣旨から、西側で演奏されることは稀で、ソ連でもその斬新さから形式主義と認定され、しばらくして演奏されることはなくなりました。近年は徐々に演奏されるようにはなっているようですが、機会はかなり少ないのではないかと思います。聴いていて大変面白い曲なので、音楽としては好きです。果たしてショスタコーヴィチはどういう意図を込めてこの曲を作ったのかは推測の域を出ませんが、局所に現れる暗さに、シニカルなものも感じられるような気もします。

 

 

交響曲第6番は、1939年の作品です。1936年のプラウダ批判の翌年に交響曲第5番で名誉を回復した後、その2年後に作曲された交響曲。6番目の交響曲としてショスタコーヴィチはレーニン交響曲に取り組む予定でしたが、第二次大戦の勃発によって計画はとん挫し、この曲が作曲されました。緩徐楽章=スケルツォ=フィナーレの三楽章構成で、第一楽章が全体の半分以上を占める、あたかも苦悩を体現したような音楽になっています。時間配分的には、最初の2楽章を、一つの緩徐楽章にまとめた感じですね。そして、明るい二つの楽章へと続きます。この音楽を演奏家は様々な解釈で表現するようですが、ここは、大変充実した時代のショスタコーヴィチが表題の無い音楽に込めた思いにじっくり耳を傾けたいところです。

 

実際聴いてみると、この長い緩徐楽章は素晴らしい音楽なのですが、この雰囲気は他の交響曲でも時折差しはさまれる、ショスタコーヴィチの定番の音楽と思います。そして、いつ聴いても印象的なのは、ラストの軽妙な明るい音楽なのでした。第9番の諧謔的な雰囲気にも似ていると思います。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、この終楽章は大好きな楽章の一つです。ショスタコーヴィチがこんな雰囲気の曲を書くときは、何か裏があるのかなぁと勘ぐってしまうのですが…(笑)。

 

ロジェストヴェンスキーの演奏については、個々のパートがクリアにクローズアップされて、面白く聴ける演奏でした。そして、高音もガンガン響きますが、別の場所では低音もドンドン響くという、音響効果抜群のものでした。弦の音もハッとするほど美しい部分が出現したりします。メリハリのあるリズムもあって、面白く聴けました。というのが第3番で、その効果が存分に発揮されていると思いました。第6番はというと、これは、他にもいい演奏がいっぱいあるよね…。というのが第一印象で、傾向は第3番と同様ですが、丁寧かつ、あっさりした感じもするので、もっと叙情的に歌って欲しいなという感じを受けました。

 

【録音】

高音から重低音まで、大音量でも音割れせずに鳴り響くいい録音です。パート毎の音を非常にクリアに聴くことができます。

 

【まとめ】

交響曲第6番は、短いながらもショスタコーヴィチのエッセンスが詰まっている曲なので、気軽に聴けていい曲と思います。第3番は久しぶりに聴きましたが、中間のアンダンテがなかなか面白かったと思いました。新たな発見です。

 

購入:不明、鑑賞:2023/09/11(再聴)