ブラームス:ピアノソナタ第3番他 ペライア(p) (1990/91) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

作曲:ブラームス

曲名:ピアノ・ソナタ第3番へ短調 op5 (38:24)

   ラプソディ変ホ長調 op119-4 (4:46)

   カプリッチョロ短調 op76-2 (3:10)

   間奏曲変ホ短調 op118-6 (5:15)

   ラプソディロ短調 op79-1 (8:16)

演奏:ペライア(p)

録音:1990年11月-12月 ロサンゼルス大学 ロイス・ホール (op5)

   1991年5月 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ハレ

CD:SRCR-8708(レーベル:SONY Classical)

 

【曲と演奏について】

ブラームスのピアノ曲は、決して頻繁に聴く作品群ではないのですが、最近頻繁にこのCDを聴いていました。お目当ては、最後の4つの曲。一方でピアノ・ソナタ第3番の方は、ブラームスのピアノ曲の中でも、めったに聴かない曲の一つなのでした。ソナタは、シメントリーな5楽章構成という、ブラームスの独特の曲で、活発な、ラプソディを思わせる第一楽章と美しくも情熱的な第二楽章が聴きごたえのある曲でした。

 

最後に配置された四つの曲。特に最後のラプソディのop79-1は、元々大好きな曲だったので、改めて久しぶりに聴いて、しばらくハマっていたのです。この曲に限って言えば、今までいくつかの演奏を聴いたことがあって、いろいろなタイプがあるのですが、これはペライアならではの演奏かな?輝かしい音で分離良く、鋭く切れ込んでいくペライアのピアノが、この曲にピッタリで、名演の一つではなかろうかと思った次第です。勿論他の曲も同傾向の演奏で、なかなか聴きごたえがあるCDでした。

 

【録音について】
ペライアのピアノの音がしっかり表現されているいい録音です。

 

【まとめ】

普段は、あまり聴かないブラームスのピアノ曲と、ペライアのピアノ。何となくハマって繰り返し聴いてしまいました。ブラームスのピアノ曲は、聴けば聴くほど味が出るといった類の曲が多いようです…。

 

購入:不明、鑑賞:2024/05/11

 

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