「布ナプキン」ってご存知ですか?
一般的な生理用ナプキンは、
不織布やビニール等でできています。
布ナプキンは、布で作られた
生理用ナプキンです。
最近は布ナプキンを販売するお店も
増えて気軽に試せるようになりましたよね??
この布ナプキンが、
生理前のPMS(月経前症候群)などを含む
月経困難症の改善に効果的であると
されているんです
昔は欧米のWEBページや製品しかなく、
個人輸入や個人輸入代行
でしか買えませんでした。
価格もかなり高額で、
たしか1枚3000円ぐらい
でした
それが、
ここ10年程で瞬く間に国内に
普及したのは、それなりの理由が
あるのでは無いかと思い調査してみました!
PMSに効果がある??
布ナプキンのメリット・デメリット
良い点(メリット)
①生理ナプキンのムレやこすれによる
肌荒れの軽減
②ケミカルな吸収体ポリマーや
石油原料の経皮毒を排除できる
一般的な生理ナプキンは、
粘膜から直接化学的な物質が
浸透してしまう可能性があるそうです。
(石油原料の経皮毒については???)
③PMS(月経前症候群)などを含む
月経困難症の改善効果がある
PMS(月経前症候群)などの月経困難症の
原因が生理ナプキンの粘膜から吸収される
化学物質にあると考え、
布ナプキンにするとそれらが改善する
と感じる女性も多いそうです。
(科学的根拠がはっきりしていないので
何とも言えない部分ですが...)
④経血などのにおいの軽減
生理ナプキンは不自然に
高級性ポリマーが経血を保湿し
続けるため、不潔になりやすく
独特の悪臭がすると感じる方が
いるそうです。
その点が改善されるそうです。
⑤使い捨てではないので、
環境に優しくエコである。
洗濯してくりかえし使うことができるので、
石油やパルプなどの原料の消費を抑えられる。
デメリット
・布ナプキンの管理が難しい
①外出先
汚れたナプキンを廃棄できないので
バッグに入れて持ち帰らなければならない。
量が多い日の1日分は結構かさばる、
うっかり人前でバックを開けられない。
②使用後の洗濯
環境保護や健康に配慮して
布ナプキンを使っていても、
化学的な洗剤で布ナプキンを
洗濯してしまったら無意味です。
というのも一般的な洗濯洗剤には、
自然界で分解されない洗浄成分や
殺菌剤・蛍光剤などが含まれています。
これらは、川に流しても海に流れても
分解されずの溜り続けます。
こういった川の水を塩素消毒したものが
水道水として蛇口の先から出てきますが、
果たして自分の子供に飲ませたいでしょうか?
そこで...
布ナプキンは自然界で容易に分解される
純石鹸で洗いましょう♪
石鹸だけでは落としきれない汚れもあるので、
まず過酸化水素ナトリウムで漬け置きをして
汚れを浮き上がらせ殺菌します。
そして、その漬け置き水で、
石鹸を十分に溶かして手洗いしましょう。
(ちょっと真っ赤で不気味ですが…)
柔軟剤は、はっ水効果があるので、
経血の吸収が低下して漏れなどの
原因になりますので、使用しません!!
・雑菌が繁殖しやすい
布ナプキンの構造は、
透湿防水フィルムの上に
吸収体となる布地を何枚も重ね
さらに布で覆っているものが
一般的です。
このために、汚れが落ちにくく、
乾きにくい構造なんです。
梅雨時期や部屋干しなどでは、
布ナプキンにも雑菌が繁殖
してしまいます。
洗濯したのに雑菌まみれの布ナプキンを
女性の大切な粘膜に付けるって、
経皮毒よりも健康に悪そうです。(笑)

布ナプキンで生理前のつらいPMS
(月経前症候群)の症状を緩和したい!!
生理前のつらいPMS(月経前症候群)の
改善に布ナプキンは効果はあるのでしょうか??
PMS(月経前症候群)の改善に関する事は
手当たり次第試した私ですので、
布ナプキンももちろん試しました!!
まず、インターネットで布ナプキンを買って
試してみました
そして、布ナプキンの構造的な部分に
疑問を抱きました。
この布ナプキンが特別変な
構造だったわけではなく、
一番よく見るに布ナプキンの構造です。
一般的な布ナプキンの構造って、
透湿防水フィルムの上に吸収体となる
布地を何枚も重ね、さらに布で覆っている
構造のものがほとんどです。
それを羽の部分でショーツに固定し、
使用後ははずして、布ナプキン
丸ごと洗濯するというものです。
これって、とっても汚れが落ちにくく、
乾きにくい構造なんです。
たとえば、台ふきんの真ん中に
ラップをはさんで洗濯して乾かしたら
たらどうでしょうか?
ラップの撥水効果で、
きちんとふきんが洗えない、
ラップがよれる、乾きにくい
という事が想定されますよね?
透湿防水フィルムの撥水効果で
まさにこの状態が起こりました。
ブラならば大して汚れませんが、
布ナプキンはがっつり汚れます。
なのでがっつり洗いたいのですが、
がっつり洗うとフィルムがよれる
という状態です。
更に、
この透湿防水フィルムがムレを防ぐという点
にも疑問がありました。
この透湿防水フィルム製おねしょシーツを
子供が新生児使っていたのですが、
すごく蒸れて子供の体中にアセモが
大量発生したことがありました。
そして、この透湿防水おねしょシーツを
廃止して、厚地のバスタオルにしたら
きれいにアセモが治りました。
この透湿防水フィルムを
布ナプキンに使用してしまったら、
ムレに関してはケミカルなナプキンと
あまり変わらないんじゃない??
って思いました。。。
そこで…
自分で布ナプキン作っちゃおっかな!?
という悪いDIY癖がうずうずしてきました。
じつはちょうどその時期に
子供の布おむつも自作していて、
そのあまり布がありました。
布おむつは、
防水カバーとサラシと呼ばれる純綿の
吸収体をセットで使用することが一般的です。
そして、布おむつカバーにも透湿防水フィルムを
使用しているものが多かったのですが、
透湿防水フィルムって結構最近の素材ですよね??
でも、布おむつには長い歴史がある。。。
そこで母に聞いてみたら、
昔はウールのおむつカバーが
主流だったそうです!!
ウールってムレそう漏れそうなイメージ
ですが、まったくなかったです!!
とても優れた素材なんだそうです。
ただコスト的な面で、
ウールのおむつカバーは廃れていったようです。
逆に紙おむつでは、
漏れたりムレてカブレました。。
また、防水体のおむつカバー無しで使用する
布おむつの使用方法もありますよね?
海外の赤ちゃんのイラストとかで、
白い布を安全ピンで止めただけの
布おむつ姿ってみたことありませんか??

ケミカルなシート無しでも布ナプキン
いけるんじゃない??
伝統的なウール素材+綿で
布ナプキン実際作ってみました!!
素人のDIYですのでかなり適当な
感じですが、そこは目をつぶってください(笑)

布おむつを参考にして、
カバー(下のピンクと茶色)
吸収体(上の白いハンドタオル)
の別構造です。
吸収体であるハンドタオルやサラシなどを
カバー部分にセットし、汚れたら吸収体だけ
交換します。

そして吸収体だけを蓋付きバケツに
まとめて漬け置きしておき、
あとで洗濯します。
カバーは汚れたときだけ、
洗濯します。
ウールはアルカリに弱く変質してしまうので、
弱アルカリの石鹸のみで洗濯し
ラノリン処理(羊の毛根から出る油で繊維をコーティングして
はっ水するようにする処理)します。

はっ水素材にウールを使用することで、
ムレを防ぐことができました。
また、写真をよく見ると分かるのですが、
カバーが立体整形なんです。
なので、あんまり漏れませんでしたよ!!
そして、気になる布ナプキンの
生理前のPMS(月経前症候群)の
改善効果は??
えっと...、なにもありませんでした。。。
すみません、ここまで書きましたが
私は布ナプキンに生理前の
PMS(月経前症候群)の
改善効果は全く感じませんでした。
私の布ナプキンを使用した際の
最大の利点は、
「何だか体に良いことしている!!
って気分になれる点」
です!!
むしろ、生理中の腰痛を抱えながら、
冷たいお風呂場で吸収体の下洗いで
体の調子がより悪化することがあります。

なんでしょうね。。。
自分でも呆れるんですが、
何でも自分で経験してみないと
納得できない性分なんでしょうね。
それで、結局布ナプキンは
生理前のPMS(月経前症候群)の症状の
改善に効果が無かったんですから...
どこぞの布ナプキン屋さんが
この記事を見てくださったら、
この布おむつタイプの布ナプキン
商品化して欲しいな♪
どなたかご連絡頂けないかしら...