こんにちは、織田流剣術殺陣師範(創始者)、演出家の織田真己です。

 

【『雨桜』柳生新陰流バージョン ③】

織田流剣術殺陣に於いては、ショーの出し物として作った作品『雨桜』柳生新陰流バージョンの中には、【柳生新陰流】の基本的な殺陣技も多く入っています。【『雨桜』柳生新陰流バージョン ②】の続きです。

 

芯は、斬撃を反して一回転しながら、下手の絡みを【斬撃・逆袈裟斬り】に斬ります。芯は、センターで極めです。

 

芯が、センターで極めている。上手から絡みが出て来る。センターを割って二人が対峙する。絡みが【構え・八双】に成ります。芯が、【構え・上段】に構え直します。絡みが、【真向】に撃ち掛ります。芯は、遅れて“真向”に撃ち込みます。これは、“柳生新陰流”の“合撃(がっし)”が本来の“手”でしたが、映像では、【斬り落とし】と言う技に変わりました。“合撃(がっし)”は非常に危険で、位が決め手に成る技ですので、表現者に合わせて技を変更しました。

 

芯は、【斬心・残心】が有って極めです。そして、【血払い(血ぶり)をして【納刀】します。下手に歩いて行くと、再び下手から、絡みが出て来て芯は、センターまで押し戻されます。絡みは、【抜刀術】の構えで芯を押して来ます。芯も、“抜刀術”の構えで身構えます。二人がセンターを割った所で、対峙して、絡みが“抜刀”して“上段”に構えた瞬間、芯は、【鞘走り】を使った“抜刀術”で。【置き斬り】にし【左薙ぎ斬り】に斬ります。

 

続けて、上手から絡みが出て来ます。絡みは、“八双”に構えて、間合いを詰めて来ます。芯は、“隠し剣”の構えで待ちます。絡みが、“真向”に撃ち込みます。芯は、相手の刀を払った瞬間、“三学円之太刀”の“右旋左転”で【袈裟斬り】に斬って、前を向いて極めです。続けて上手から、絡みが出て来ます。絡みは、“八双”に構えて、間合いを詰めて来ます。

 

一旦、中断して、この続きは、後日書かせて頂きます。

 

 歌謡殺陣・『雨桜』柳生新陰流バージョン